2013年9月29日日曜日

第三回新宿屑句会の告知です♪

会場屑による運営も、ちょっとだけこなれてきました、

改めまして、第二回新宿屑句会(仮)には沢山の方にご参加頂き、

誠に有難うございました♪

結果発表は、楽しんでいただけましたでしょうか。



早速ですが、第三回新宿屑句会のお知らせです♪



出題者として新宿屑句会エロ担当、藤井雪兎がアップを始めました。

やる気満々、怖い顔をして控えております。

皆様奮ってご参加ください♪


尚、今回より、句会の実況は、

専用アカウント @rubbishrabbit 新宿屑句会実況係 にて行います♪

皆様、何卒フォローの方よろしくお願い致します♪

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第三回新宿屑句会


<会場参加情報>

日時:
2013年10月20日(日) 14:00~
※予約などはしないのですが、参加のアナウンスは10月13日(日)までに
    新宿屑句会 shinjukuevilrabbits@gmail.com に頂けると助かります♪

集合場所:
つぼ八 新宿歌舞伎町ピックペックビル8F店
※24時間営業の居酒屋さんになります
※確実に入れそうなので、予約はしないつもりです。
※費用は飲み代のみ。飲み放題~♪


持ち物:
筆記用具(ペン・メモ帳)


<投句のご案内>

形式:
定型・自由律どちらでも可
題詠1句・自由詠1句の計2句をお送り下さいませ(必須)


お題→→→「金」


今回は藤井雪兎からの出題!
「金」の入った句、または連想させる句をお寄せ下さい♪ 生臭くてすみませんね~♪
「ドル」「ペソ」など、外国の通貨でもOK!
金銭じゃなくてゴールドなんかでもOK!
なお、「色彩」ではなく、あくまでも「金銭」という意味合いでお使いください!

また、当日正午に「席題」も発表されます。
お時間に余裕のある方は、是非こちらにもご参加下さい。


※補足説明※
欠席投句には「題詠1句・自由詠1句の計2句」が必須です。
席題もご参加頂く場合は計3句ご投句頂くことになります。

欠席投句に間に合わなかった! 当日、席題だけ送ってもオッケー? ←オッケーオッケー♪
その場合は「席題1句」でのご参加になりますね♪


※席題について※
新宿屑句会における「席題」は、句会開始2時間前発表と、
本来の「席題」とはちがったかたちをとらせて頂いております。
会場に来られないかたにも広くご参加頂くためにネットで投句募集し、
また居酒屋さんの片隅という時間の限られた場所で編集させて頂いている所以であります。
何卒ご容赦下さいませ。


投句先メールアドレス:
新宿屑句会 shinjukuevilrabbits@gmail.com


投句〆切:
2013年10月13日(日) 23:59まで
当日会場参加の皆様も、同期日でお願い致します!(←集計の関係上)
※席題の投句は、2013年10月20日(日) 14:00 までです。
※席題1句のみの参加も大歓迎です♪


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2013年9月10日火曜日

第3回新宿屑句会延期のお知らせ♭

9月22日に予定しておりました第3回新宿屑句会ですが、
会場屑メンバーに急な予定が入ったため
10月に延期させていただくことになりました。

すでにご準備いただいた方、
また告知にご協力いただいた皆さん、
誠に申し訳ありません。

次回の日程につきましては、後日あらためてお知らせいたしますので、
これにこりることなく、ふるってご参加いただきたくお願いいたします。

なお、句会の形式や題詠の「金」も含めて持ち越しとなりますので、
「金」でお作りなられた句は、しばし懐中であっためておいてくださいませ。

また、すでにご投句いただいた句は、
当会運営が責任を持って預からせていただきますが、
次回告知後の再度の投句も可能といたします。

詳細は日程が決まったところでお知らせいたします。
ご迷惑をおかけして恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。



2013年9月4日水曜日

第二回新宿屑句会 結果発表ぉ!(^〇^)

お、遅れて申し訳ありません…!! 第二回新宿屑句会、やっと結果発表です!(^〇^)

今回、3人同時優勝! mekekeさん、なかやまななさん、藤井雪兎さん、おめでとうございます!!
mekekeさんは前回に引き続き2冠!! 素晴らしいですね。

皆様おめでとうございます!(^〇^)

では、以下より、皆様の選評と合わせてじっくり味わってみてくださいね。





8. 呼んでない酒乱がぶちこわしていった
  (7点・mekeke)

    何故来た。あれですね。亭主の浮気を勘ぐって来た。しかし単に友だちと飲んでただけ。
    なので、調子付いて一緒に飲んだ。酒乱。まさか。普通に呼びもしない酒乱が来ただけ
    なんでしょうが。そのぶち壊しが嫌だから呼ばないのに。誰か漏らしたな、情報。(なかやまなな)

    私の事かと思いました‥‥との思いの人も多かったのでは?(私だけ?ではないと信じて
    ます)実際あったら、かなり腹立たしいのかも知れませんが、この句には、そこはかとない
    ユーモアを感じます。(詠美)

    困ったものです。(フロヤマ)

    酒乱という自覚があるかないかが問題ですが、自覚があって普段気をつけていても、
    いざ酒が入ると何でもやってしまうんでしょうねぇ…(藤井雪兎)

    特選でとらせていただきました。ほんとにね! 呼んでもないのに迷惑よね!
    私自身は飲めないため、酔っ払いにブチ壊される方の立場ですので、この句は
    非常によく分りました。気持ちを代弁して頂く気持ち良さ。(小笠原玉虫)

24.男かもしれない人と月を見ている(7点・藤井雪兎)

    BLととったら作者に違うと怒られそう。(圓哉)

    暗くて見えないのか。和田アキ子なのか。ミッツマングローブなのか。(なかやまなな)

    漱石ファンなら「月がきれいですね」と言うべきか言わないべきか迷うところです。(フロヤマ)

    「男かもしれない人」との関係性によって、いろいろな読み方ができますね。
    恋人だった“女”か、“女”友達だったのか。いずれにせよ、月よりも気になります。
    (うぐいす)

    美人に声掛けて二人でベンチに座って美しい月を見てるんだけど、月明かりでよく見て
    みると「もしかして、女装の上手い男??」って疑惑が…!という妄想を楽しみました。
    (37cafe)
    
    特選です。
    特選に選んでおきながらなんなんですが、よくわからない句ですよね♪
    男かもしれない人とはどんな人なのか?
    その人とはどのような関係なのか?
    そして、何故月を見上げているのか?
    すべてが謎ですが、ああこの人男かもねと気づく微妙なシチュエーションにひかれました。
    その微妙さに月が響き合っていると思います。(タケウマ)

    じわじわじわじわキますね。男かもしれない人? で、一緒に月を見る??
    この気持ちの置き所のなさが、妙な不安感・浮遊感を覚えさせ、ファンタジー的です。
    でもなんか好きな情景。面白い。(小笠原玉虫)


26.月がよく映るお猪口に替えてくれ(7点・なかやまなな)

    個人的に、「月」「ふるさと」など、それだけで絵になる言葉はつかわないようにしている。
    (以前はつかいまくっていた!)
    写実句である場合をのぞいて、それらの言葉をつかうことは「置きにいった」あるいは
    「逃げた」と同じだと思っているからである。だから、どんなにいい句だと評判がよくても
    「そりゃそうだよ、月をつかっているもの」とどこか冷めた目で見てしまう癖があるのだが、
    この句は違う。決して、月に頼っていない。逃げていない。置きにいっていない。
    置きにいっていないどころか、挑発的な雰囲気さえある。
    これは、月でなくてはならない句だった。(ロケッ子)

    月を見るつもりではなかったが、目に映る綺麗な月。そして側に女性が居るのが見えて
    きた。その女性に「お猪口に変えてくれ」と頼んでいる。読んでいる私も、ちびちびお酒を
    飲んでいるように、気分が良くなってきた。(桃子)

    風流ですね。月をお猪口に浮かべて(=自分の手の中に収めて)、そして飲み干してしまう。
    なんだか天下を獲ったような気分がしそうです。(うぐいす)

    並選です。
    無い物ねだりですね。月見酒なのでしょう。
    このシチュエーションならば、お猪口に月がはっきり映ってほしい。
    風流ですね♪(タケウマ)

    これはいい。好きです。月とお酒は非常によく合いますね。
    月を捕まえようとして溺れて死んだ、という李白の伝説なんかを思い出しちゃいますね。
    実際は獄中死かなんからしいですけど、美しい酔っ払い伝説、憧れます。(小笠原玉虫)

7. 墓にかけるいいちこも飲んじまった(5点・藤井雪兎)

    そういう人だってこと、墓の下の人もきっとわかっている。(ロケッ子)

    飲み過ぎですね。結局かけなかったのかな。(なかやまなな)

    故人も酒好きだったのだろう。しかし、その酒を飲んでしまった。故人とは、そんなに親しく
    なかったのだろうか。屑だけど、なんだか微笑ましい。(桃子)

    墓にかけようとして持ってきたのをもったいないと思って飲んじゃったんでしょうね。(南天)

    思わず笑ってしまいました。お墓の中のご先祖様も苦笑されてるでしょうね。(37cafe)

    いいちこ好きな故人の子孫は、やっぱりいいちこ好き! 飲んじまったってダメ感が
    漂ってますが、代々続くダメ感という感じで、不思議なあたたかみがあります。(小笠原玉虫)

1. 新宿は鉄の味するハイボール(4点・タケウマ)

    こういう感性を持ち合わせないので、もう素直に感心しちゃいます。
    もうひとつ外来語(カタカナ)の句が上手くできないのでここにも・・・
    しっかり断定してるところ好きだし、全体として僕には季節感も感じられ、いい句です。
    (圓哉)

    夜行バスで東京行くと、新宿で降りるので、朝方の新宿の匂いは、赤ちゃんのゲップの
    ような臭いがするなー、と思ってたんです。なるほど。ハイボールは鉄の味ですか。
    ますます不思議な街だ。(なかやまなな)

    文句なしにかっこいいです。(フロヤマ)

    定型のリズムが気持ちいいですね。ハイボール、っていう言い切りも好き。
    鉄の味するがなんかハードボイルドな感じしてカッコイイです。好き。(小笠原玉虫)

25.食い散らかされた蝉が葉に交じる(4点・mekeke)

    蟻に食べれたのかな。鴉なら丸飲みしそうだし。綺麗に食べてもらえなかった蝉が
    葉に混じる。この葉を揺らすほどの鳴き声をあげていたのに。(なかやまなな)

    「葉と交じる」に蝉だったものが自然にかえっていくところが見える。(南天)

    並選です。
    写生句としていただきました。よく観察されています。
    そうやって土にかえっていくのですね。(タケウマ)

    私は蝉は花みたいだと常々思っているのですが、死んで乾いた蝉は、ほんとに散った
    花のような感じがしますよね。そしてアリさんたちなんかの餌になり。
    葉に交じる、が、ちょっと思い浮かべにくかったかな。(小笠原玉虫)

30.いちばんうるさいやつのジョッキの中身烏龍茶
  (4点・小笠原玉虫)

    そして、飲みの席で冷静なひとが一番怖い。(なかやまなな)

    これ、私の友達だ!ソフトドリンクしか飲まないのに、料理をガンガン注文し、人の話も
    ろくに聞かず、自分の話をベラベラ喋っている。居酒屋以外では、おとなしいんだけど。
    (桃子)

    アルコールではない烏龍茶であるところに飲んで潰れてくれるような希望がない。残念。
    (南天)

    「うるさい」には喋りだけじゃなくて仕草のうるささもありますがこの人はどううるさい人なんだ
    ろう。下戸は下戸なりに気を遣って飲む人間に合わせたテンションでいたらうるさいやつだと
    思われてしまったんだろうか。そうだとしたら、何だか切ない。(mekeke)

    シラフで盛り上がれるのは才能です。(37cafe)

    うはは、オレの句(笑) そしてオレのこと(笑)(笑)(笑)
    飲めないけど盛り上げるからさ~許して! と、下戸は言いたい訳です。(小笠原玉虫)

2. また夏が過ぎようとしてこの海しか知らない(3点・うぐいす)

    夏の去りゆく寂しさが、切なさを伴って心にキュンという思いを呼び起こしてくれたので。
    「この海しか知らない」が、だから幸せ?とも逆にも取れるのがいいなぁと。(詠美)

    とらせていただきました。文句なく好き。自由律的「ぽつん感」が大変好みで抵抗出来ません
    でした。眺めている海は瀬戸内海などの穏やかな海で、詠み手はその土地の生まれ育ち、
    これまでも、そしてこれからもそこに住み続けるのでしょう。
    諦観も感じるけど不思議な安堵感もありますね。こういう安堵感好きです。(小笠原玉虫)

9. ちっちゃくなってビールジョッキにダイブ(3点・37cafe)

    酒の句ばかり選んだようです、3D映画の1シーンを連想ピクサーアニメかな、
    楽しい句です。(圓哉)
    
    浮き輪を浮かべた~日曜日よりの使者!!(なかやまなな)

    かわいい。もう、ちっちゃくなったあなたごと、飲んでしまいたい。(桃子)

    スモールライトで小さくなれたらビールのプールで泳げるみたいな妄想かな。
    暑い夏は冷たいビールに飛び込みたい気持ち、よくわかります。(南天)

    可愛らしい。好きです。好きなものの中に飛び込んで、まみれてみたいですよね。
    わたくしはマッコリの中で泳ぎたい。(小笠原玉虫)

17.屋上行けず地下潜るビールの泡(3点・フロヤマ)

    賑やかビヤガーデンは人気。さて。いつもの地下街に行きますか。(なかやまなな)

    ビアガーデンはだいたい夜の9時頃には閉まってしまうそうです。
    残業お疲れ様です。(藤井雪兎)

    開放的な屋上のビアガーデンも開いてるのに、敢えて地下の安居酒屋へ入るイメージ。
    こういう鬱屈は誠に好みです。いじけたセクシーさがある。(小笠原玉虫)

18.立ち止まって次の一歩が遠い(3点・ロケッ子)

    これもあるある~酩酊・泥酔状態の表現が上手いですし、好きな表し方です。(詠美)

    踏み出そうとする、その決意がなかなか出来ない。立ち止まるのも次の一歩にも勇気が
    いるしエネルギーがいる。次の一歩が「重い」ではなく「遠い」としたのは一歩踏み出す動作
    以前の気持ちの時点で二の足を踏んでいるのかな、そもそも、そんな気力もまだ自分には
    湧かないなという感じなのかなと考えました。
    そんな時間も自分には必要な時間だったのだと、あとから感じられるような人生がこの先
    展開していけたらいいなと思いました。
    立ち止まるまでは歩いていたんだからきっとまた一歩踏み出せるはず、というのはわたしの
    勝手な希望的観測ですがそうなるといいな。(mekeke)

    共感。ちょっと止まって休んだあとって、余計に怖くなってしまったりしますよね。
    また世間はせかしますからね。自分のペースで生きられる世の中がいい。(小笠原玉虫)

32.バイトの子「店長、生中ってなんですか」(3点・桃子)

    バイトではないですが、私も昔、句会後に飲みに連れて行ってもらって、「生中でいい?」
    と聞かれて、「生中ってなんですか」って返したことがありますね。(なかやまなな)

    「生中」当然皆様、続く言葉は出し‥‥を思い浮かべる句が『屑句会』を名乗る上で、
    ならでは!の句と思いまして。(詠美)

    最近まで生中がなんのことだかわからなかった身としてはとても共感してしまう句だなと
    思いました。
    最近の若者はあまり飲まないと聞いたことがありますが、ビールを飲むことも酒場に出向く
    こともなかなかないとなるとわからなくて当然なのかな。
    「生中」が何であるかは何となく、大人なら知っていて当然のことのような気がしていて、
    それを知らなかった自分に対する恥ずかしさみたいなものも思い出しました。(mekeke)

    業務上の相談だけに終わればいいのですが…(藤井雪兎)

    ↑雪兎さん、いい加減にして下さい。それはさておき、最近の若い子って「生中」
     って言わないの!?(小笠原玉虫)

12.飲めない酒飲んで昼の月(2点・うぐいす)

    やけになったというよりは祝いの席での酒のような。(なかやまなな)

    飲めないのに飲みたくなる何かがあったのかな。月は何でもお見通しみたいですね
    (37cafe)

    どうしたのかな、イヤなことでもあったのかな、って、そっと見守りたいような気持になる句。
    けれど、ぼんやりお昼のお月様を酔った瞳で見つめるのも、たまにはいいもんですよね。
    スッキリしたら、明日はいい日。God bless you! (小笠原玉虫)

22.夏のおわりと君のきもちを取りちがえてる(2点・圓哉)

    ハッピーエンドなのかその逆なのかわからないし具体的にどういうことを指しているのかも
    はっきりわからないけどやけに納得させられました。
    取りちがえがち、だって夏のおわりだもの。(ロケッ子)

    別れがたさがこんな気持ちにさせるのでしょうか。勘違いから始まる恋もあるのでしょう。
    (うぐいす)

    夏のおわりのしんみりしたムードを、思わず恋のおわりと取り違えたら、ものすごく不安に
    なることでしょう。切なくなる句。でもこういう繊細さ、失わずにいたい。(小笠原玉虫)

27.中ジョッキに箸挿してまたな~(2点・木曜何某)

    最後の「~」はなくてもよさそうな感じがするけれどもそれがあるからこその軽さが
    よいのかもな~もう当分会わない者同士のような気がします。(ロケッ子)

    中ジョッキに箸を挿すのは飲み会の終わりですね。いい所見てますね。(藤井雪兎)

    楽しい宴が終わって、上機嫌で帰路に付く様子が目に見えるよう。うきうきしますね。
    飲める人が楽しそうにしてるのを見ているのが好きです。こちらの句は、帰る瞬間まで
    上機嫌な様子がスゴく素敵。良句だと思います。(小笠原玉虫)

29.ふたりの名を入れたジョッキに生ぬるいビール注がれている
  (2点・南天)

    このふたりの関係がいろいろに想像できる、面白い句です。(圓哉)

    お前を嫁にもらうまえに…言ったことは何ひとつ守られていない気がします。あ、いえ、
    不満じゃないです。ビール飲ませていただくだけでありがたいです。(なかやまなな)

    並選です。
    京介さんの作品ですよね♪ 思わずクスリでいただきました。
    日頃から京介さんの句材の豊富さにはすごいなあと思っているのですが、
    時間のない席題での瞬発力にあらためて敬意を表します。(タケウマ)

    結婚式か何かに作った夫婦の名前入りのグラスかな。生ぬるいビール、などと文句を
    言いながらも、気心の知れた、仲の良い様子が伺えて、どこかほっとするムードがありますね。
    残念なことも、ほっとすることも共有するのが夫婦ですよね。好きな句です。(小笠原玉虫)

31.中ジョッキ片手で二十個持てるってそれが何になるんだジョニー
  (2点・タケウマ)

    酒場以外のどこで生かせる技なんだいジョニー。見せて欲しいなんてちっとも思わない話を
    ありがとうジョニー。凄いんだかなんなんだかよく分からない、モヤッとしたものを感じて
    そこが引っかかったので選ばせていただきました。(mekeke)

    ジョニー、オクトーバーフェストで活躍する!(なかやまなな)

    アメリカンジョーク風。今度マネしてみたいです。(フロヤマ)

    いや、でも、片手で二十個はスゴいよジョニー!達人の域。ユーモラスな句。(小笠原玉虫)

4. メケメケの古酒メケメケの新酒かな(1点・なかやまなな)

    並選です。
    特選に続き、こちらもよくわからない句です♪語感、リズムだけでも句ってできちゃいますよね。
    「メケメケ」にも「古酒」「新酒」にも多分意味はないのでしょう。
    その意味のなさにひかれたということですね。(タケウマ)

    古酒だろうと新酒だろうと酒は酒、好きだよーんみたいな、楽しい雰囲気を感じました。
    リズムも好き。何か楽しいからいいじゃない!(小笠原玉虫)

5. 夜な夜な酒に渋谷で一人蝉の声(1点・詠美)

    とりました。夜中でも鳴いてる蝉の声が、悩ましい、暑苦しい感じで好きです。
    あと、渋谷で飲まれてるってところになんか共感。新宿にも来てね!(^〇^)(小笠原玉虫)
    

15.新走り風を切るよな宵が来る(1点・圓哉)

    並選です。
    時期的にはもう少し後なのでしょうが、秋は新酒の時期ですね。
    晩酌で新酒をたのしもうというのでしょう。
    その期待感を「風を切るよな宵」と表現したのだと思います。
    さて、風がなにかを切るように吹くことはあるけれど、風を切ることができるのでしょうか。
    え?と思いながらも、新酒を試す宵にはそれぐらいの力があってもいいよな
    気がするのです。(タケウマ)

    新酒が出る! ああ帰って飲みたい! みたいな期待感に打たれました。
    逸る気持ちがよく表れていて、私好みの句であります。(小笠原玉虫)

16.避ける避けられる叫ぶ笑われる酒に呑まれる
  (2点・桃子)

    『さけ』の音を続けた巧みさ。ただ、『笑われる』の所が惜しかった。
    でもこの句意ではこうするしかなかったような気がします。(藤井雪兎)

    とりました。私は「笑われる」必要だと思います。韻よりも意味を重視したいときあります
    よね。ここは笑われるから余計にダメになっちゃうんだと思う。やっぱ「笑われる」重要
    ですよ!(小笠原玉虫)

21.右の手を伸ばすかそけき声は秋(1点・タケウマ)

    声に出して読んだときの音が好きでした。体を患っているのでしょうか。
    右の手が求めるものを差し出してあげたい。(うぐいす)

    手を伸ばす人、かそけき声の人は、何故か病床にいる人の姿で浮かびました。
    病人か、介護されている年老いた親御さんかな。人生の秋って感じがしてさみしい。
    でもしっとりとした良句。好きです。(小笠原玉虫)

23.人脈ばかり気にしたまま夏が終わる(1点・桃子)

    あまり感傷的にならずに夏の終わりを描いていていいですね。(藤井雪兎)

    ここでいう「人脈」って、夏にリア充っぽく一緒に遊んでくれそうな人のこと? それとも
    ほんとに就活とかでいうところの人脈? どちらと捉えるかで読者によって相当ちがった
    印象を受けそう、その広がりが面白いなと思いました。(小笠原玉虫)

33.中ジョッキ隣のとすり替えておく(1点・藤井雪兎)

    「あれ、俺、こんなに飲んだかな」「飲んだわよー。何、もう酔ってんの」(なかやまなな)

    とりました。文句なく好きです。メチャクチャダメな感じが漂っています。
    自分のより多く残ってる隣りのジョッキをすり替える。飲み放題だからおかわりすりゃ
    いいのに(笑) どんだけ屑なんですか(笑) (小笠原玉虫)

3. スピリタスをスピリタスで割って出されている(0点・南天)

    あ、ありゃー(;´Д`) これはバーテンに狙われてますね。動けなくなったら捕獲されるんだ!
    南天さま逃げて!!(小笠原玉虫)
    

6. シャツ売り場追いやられてゆく夏(0点・フロヤマ)

    しんみりとした雰囲気に共感。売り場は季節を先取りしてますものね。じっくり味わわないと、
    すぐに次の季節になってしまう。夏はまた来るけど今年の夏は一度きりなんだよぉ! と
    喪失感を覚えました。文句なく好きな句です。(小笠原玉虫)

10.狂ったテディベア抱いて奈落の底(0点・南天)

    ゴスロリ調の雰囲気でいいですね。マジックで血のような汚れを書き足し、包帯とか眼帯を
    つけられたテディベアなのでしょう。奈落を覗き込むの楽しいですけど、引きずり込まれない
    ようにお気を付け下さい…!!><(小笠原玉虫)

11.飲まずに飲んでごきげんの君を見ている(0点・小笠原玉虫)

    はい、オレの句(笑) オレは下戸だから、連れのごきげんちゃんな様子を見てる訳ですよ、
    いつもいつも。それが楽しかったりするのです。(小笠原玉虫)

13.枯れ花と発泡酒ありて墓地しづか(0点・ロケッ子)

    光景が目に浮かびますね。そして墓の花挿しの水は熱い。(小笠原玉虫)

14.散歩中犬のおならに赤面し(0点・37cafe)

    あるある(笑) 犬のおならはかなり臭いから笑っちゃいますよね(笑) 
    何気に定型句になってるところも可笑しみを増してる気がします。(小笠原玉虫)

19.欲の哀れもまた愛しいと逝く夏(0点・詠美)

    非常になまめかしい印象を受けます。夏に激しく求め合うような関係になったのかな。
    そして夏が終わる。さてどうなる?と、物語性を感じます。好き。(小笠原玉虫)

20.夏の果て朝からしにたいことばかり(0点・小笠原玉虫)

    オレの句(笑) 寝覚くんにごぶたまでさらしものにされてブッ叩かれるという光栄に浴しました。
    ああしにたいしにたい(笑)(笑) (小笠原玉虫)

28.粋がる中ジョッキを横目にウイスキー舐める
  (0点・mekeke)

    「いや~ビールが一番ですよ。ビールしか飲めないですよ」ピッチが早い。
    酔いも早い。トイレも近い。(なかやまなな)

    大学生が大騒ぎしながら飲んでるのを、うるさいなーと思いながら、ひとりでウイスキーを
    飲んでるおじ様が目に浮かびます。週末はしかたがない、月曜日には静かに飲めるでしょう、
    と慰めたいような気持になりますね。(小笠原玉虫)

34.中ジョッキ二杯目の次は席を立ち(0点・37cafe)

    会社の飲み会のイメージ。にこやかにカンパーイ!して、2杯目まではお付き合いするけど、
    2杯目終わったら「主人がうるさいので、この辺で~^^」と、にこやかに去っていくクールな
    おばさまが目に浮かびます。と、いうか、私が会社飲みでそんな感じなので共感を覚えました。
    大人の処世術ですね。定型のリズムが川柳みたいでニヤッとする楽しさ。(小笠原玉虫)