2013年12月31日火曜日

第四回新宿屑句会 結果発表ぉ!(^〇^)

大変お待たせいたしました、

第四回新宿屑句会、結果発表をさせていただきます…!!






四代目屑王は…





十月水名さまです!

おめでとうございます!!(^〇^)♪♪♪


そして栄えあるタケウマ賞も……十月水名様です!!

重ねておめでとうございます!!

会場にも遊びに来て下さった十月さま、マジ実力者!!

要らなくてもパカポコお送り致しますので、お楽しみにお待ち下さいね♪

タケウマ「寧ろ嫌がられたいんだよね~♪」 ←←←


本当におめでとうございます!!!(^〇^)♪♪♪






さて、以下が投句全作品の点数と選評でございます。

どうぞ皆様、お楽しみくださいませ…!!!


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◎=特選、○=並選、△=選外コメントのみ
掲載順は点数高→低、通し番号順です


13.ぼやのもとフランス書院文庫かな(十月水名)…7点

◎フランス書院のHPを開けてみると、「あの『凌辱女子学園』が帰ってきた!」と大きな文字が迫ってくる。「あの」と言われても困るのだが、まあその手の成人向け書籍がぼやを引き起こしたというのだろう。火のないところに煙は立たぬというけれど、紙の本がひとりでに燃えるわけはないから、これはとある読者の自家発電から引火したものと考えるのが自然だろう。そんなバカなと考える御仁もいることであろうが、いやいやフランス書院文庫であれば、そんな奇跡も起こりえるもの。結果、大火事とはならずにぼやどまり。そのスケールの小ささもフランス書院文庫らしいくて好ましい。栄えあるタケウマ賞はフランス書院文庫に♪(タケウマ)
○「ぼやのもと」がニクい。想像が膨らみます。(フロヤマ)
○「ぼや」と「フランス書院文庫」は少し近い気もするが、あえて俳句に「フランス書院文庫」を持ってきた試みに拍手。(雪兎)
○燃やしてなかったことにしたかったのか、明かりを求めたのか、はたまた暖を求めたのか、浮かぶものが(笑い事ではないとは思いつつ)大体笑い話になりそうで面白いなと思いました。小火ってショッキングな出来事なのに、フランス書院文庫さんのおかげか喜劇に感じられます。(mekeke)
○ 読んだことはないんですけどね、なんとなく「ぼや」としっくりくる感じがしました。隠してたんですね。そこから火が出たんですね。読んだことはないんですけどね。(うぐいす)
○とりました。この「ぼや」っていうのはやはり性的興奮とかオナニーとかそういうことでしょう。布団の中に隠れてこっそりやってるイメージ。フランス書院文庫は、もしかしたらお父さんのものかもしれない。父の本棚からこっそり持ち出して隠れ読み。わたくし自身も覚えのある光景です。わたくしの場合は、ちなみに、フランス書院文庫じゃなくて西村寿行先生の作品でした(←余計な情報)。(小笠原玉虫)

05.窓から投げ捨てたサイコロの出目も気になり(藤井雪兎)…6点

◎今も博打の世界でサイコロが用いられることがあるのかどうかは存じませんが、出目を気にする様子に煩悩を感じつつ、屑感も感じられて、そうだ屑句会だ!とハッとしました。(mekeke)
◎自分で投げ捨てながら、出目が気になるあたりに、人間の行動と感情の矛盾を感じ、だからこそ人のおかしみがあり、愛しさも感じるのだと思います。出目も「も」がいいです。(詠美)
○とてもよくわかります。よく見えないから、いったん家の外に出て見に行ったりしてね。捨てたのだからほおっておけばいいのに。(木曜何某)
○「も」が気になる、「が」ではダメなの? じゃあ投げ捨てなかったサイコロがあるんでしょうか。(雪うさぎ)
△もうやめたバカバカしい! とキレて窓からブン投げたサイコロ。その出目まで気になるというからこれは末期です。更生不可能、どうかご自覚のもと煩悩の道を突き進んで下さいね! と言いたくなります。実に見事な題詠と申し上げることが出来ましょう。煩悩名句です。(小笠原玉虫)

23.震えて原発で呑むタダ酒(北大路京介)…5点

◎今の日本をこれだけの文字に閉じ込めてあることに感服。重くない分伝わることが多い素敵なうたです。(琳譜)
◎特選。ホットスポットと呼ばれる街在住のわたくしとしてはとらずにいられませんでしたね。原発の中で呑んだりはないでしょうけど、いま一生懸命福一で働いてる作業員さんたちを想起。フクイチ、一刻も早くおさまってほしいですよね。屑句会とは思えない社会派の句です。(小笠原玉虫)
○冬に読んでいるから、寒さと怖さに震えているという印象を受けてしまいます。それが狙いならいいのですが、どの季節に読んでも印象が変わらないような工夫が必要かもしれません。でも、いい句です。(フロヤマ)

32.12時に迫る鋭角が師走(梶原由紀)…5点

◎何のことやらさっぱりわからないけど、えっ、えっ、何?何なの?と思わずつられて走り出しちゃうような迫力。(雪うさぎ)
○やばい、一直線になる、一直線になる。ゴーン あー、一直線になってしまった~。(木曜何某)
○手垢にまみれた「師走」にあらたな感覚をくわえた一句(圓哉)
○そわそわと忙しない感じが「鋭角」(時計の針の角度ですね)にすごく表れていると思います。今年が終わると思うと急に何かやり残した感に襲われる。何かをやろうとも思ってなかったのに。(うぐいす)
△緊張感溢れる句。年が変わることが詠み人にもたらす変化の内容が気になります。瞬間を切り取っていながら物語の広がりを感じる。センスが光ってますね!(小笠原玉虫)

42.競馬場に心許ないサンタの集う(うぐいす)…5点

◎この寒空の下を思うと、何だか切なくなりました。パチンコ屋ではこの切なさは出ないでしょう。目の付け所が違います。(フロヤマ)
○そんな事いいから帰ってあげなさいと思いつつ親の気持ちが伝わるうたですね。(琳譜)
○子供にプレゼントを買うお金を増やそうとしてきているのかも。サンタがレースに負けて、プレゼントをもらえない子もいるんでしょうね。(北大路京介)
○多分、競馬で当たったらプレゼントを買おうかなぐらいの気持ちでいるお父さん方を詠んだものでしょう。多分そうなんですが、屑句会当日の裏番組は有馬記念で、会場に向かう駅でなにかのキャンペーンで駆り出された100人ぐらいのサンタコスプレの人々を見ちゃったりしているので、全世界のサンタが、これを当てないとプレゼント配れないぞと、中山競馬場に集う姿を想像したらおかしくておかしくて……w すみません、煩悩広げすぎました……(タケウマ)
△競馬に託すんじゃなくて、予算計上しとけよ、クリスマス予算!とぞ思ひはべるは。でも可愛い。ちょっと情けない感じのお父さんが不安げに競馬場をうろうろしているイメージ。(小笠原玉虫)

17.カイロが熱いが僕も寒いと言う(木曜何某)…4点

◎友達か家族か恋人か誰に対して言っているのか分からないが、寒いことを共有し
ないと仲間からハズレてしまう恐怖のようなものがありますね。逆に言えば、寒いことを共有していると仲間。人間関係を崩さないためには、ときに嘘をつかねばならぬこともありますね。(北大路京介)
○空気読みましたね。あるいはチャンスととらえたのか。(雪兎)
○最初に読んだ時は、まわりに合わせて寒いといっている気弱な子を描いた、という印象でした。でもこれは、同級生のエジプトの首都・カイロと懐炉をかけたギャグがみんなに受けなかった(寒かった)という状況で、思わず吹きだしそうになった「僕」の悔しさを表したのではないかと思うようになりました。「僕」はやはり気が弱いというイメージは変わりませんが。(十月水名)
△いいですね。一緒の人が寒い~~って言ったら、そうだね寒いねと合わせる優しさを感じます。あ、でも、これあったかいよとカイロを手渡す気はないのか、優しいのかどうか分からなくなってきましたw 句のまとまりは見事。タンタンタンと気持ちよく読めるリズムだなと思いました。(小笠原玉虫)

45.錆びだしたサンタクロース養成ギブス(十月水名)…4点

◎サンタクロースになるために、養成ギブスを購入したが、全く使わず長い年月が過ぎて、錆び出してしまった。子どもたちに夢を配る仕事は、簡単そうに見えてとても大変。年寄りの癖に、体格の良いサンタクロース。子どもたちに配るプレゼントも相当な力がないと持てない。立派なサンタクロースになるためには、養成ギブスが必要なのかもしれない。錆びてもまた買えば良い。(桃子)
○この日のために…サンタさんありがとう!!(なかやまなな)
○やっぱりあったサンタクロース養成ギブス! で、錆びだしたってことはしばらく使っていなかったんですよね。すでにサンタとなったのでもう必要なくなったのか、ギブスをつけての特訓に耐えられずにサンタへの道をあきらめたのか…… ボクは後者だと読みましたが、あきらめるのはまだ早い、ぜひ来年のクリスマスを目指して特訓を再開してほしいところです♪(タケウマ)
△何と! 養成ギブスが存在したとは! 案外マッチョな役職だったのでしょうか。リズムが字余り定型って感じでよろしいです。(小笠原玉虫)

04.月光にダイヤモンドかざす立ちんぼ(詠美)…3点

◎この句のように何かを信じてみたくなる時が誰にでも来るのだと思う。問題はその後どう行動するかだが。(雪兎)
○とりました。いいですね、実に好みです。わたくしは職業柄こうしたお姉さんに非常に弱いのです。と、いう個人的好みを置いておいたとしてもいいなと思います。全体をもうちょっと整理出来るかなという気はします。(小笠原玉虫)

07.かごめかごめ後ろの正面に狐ゐる(雪うさぎ)…3点

◎ なんともいえない怖さ、子供の遊びならではの残酷さみたいなものを感じました。狐=見知らぬ子、もしくは仲間外れにされた子かと思いました。背中に刺さるような視線が…ヒー。(うぐいす)
○いつも気付かないうちにしてやられる。いや、最初から騙されていたのか・・・人生を感じてとりました。(詠美)
△ステキです。オカルトっぽい童謡の世界観。振り向いてキツネ!と気付いた瞬間、わっとさわられてしまいそう。こういう不穏な空気は大好物なのです。(小笠原玉虫)

09.あの子にも頭の中で好きって言わせた(木曜何某)…3点

○妄想でも、あの子に「好き」って言わせるまで、山あり谷ありの長いストーリー
があったように感じさせられました。(北大路京介)
○妄想は果てしないよなぁとしみじみ感じました。そこから続けて、流血覚悟で現実を見つめないと抜け出せません。「言わせた」ならまだ大丈夫なのかな。「言われた」になると危険な香りが漂い始めそうです。(mekeke)
○とりました。これは可愛い煩悩ですね。好感度大。中学くらいまでにどなたも覚えがある行動だと思います。句としてもきれいにまとまっていますね。お見事です。(小笠原玉虫)

19.しゃっくりでなにか忘れた冬うらら(十月水名)…3点

○違うものが飛び出しましたね(なかやまなな)
○軽快なリズムと軽快な言葉こんな感じで日々を生きたいです。(琳譜)
○他人からすると些細な事でも、本人にとっては重大な事って多々ある。でも、しゃっくりで忘れてしまう位の事なんだ。大抵はね。それでいいじゃない、だって気持ちいい日だから。と、のんびりした感じがして好きです。(詠美)
△あるある。こういううっかりさんが許されるのが真冬の晴れ間だったりするわけで。のんびりとした日常にうふっと笑みが漏れました。可愛らしい定型句です。(小笠原玉虫)

20.煩悩のレッドブル全処女膜を舐めつつ転職(y4lan)…3点

◎正面から解読しようとしても無理。でも、勢いを感じました。当日参加した会場では、レッドブルを飲み物と解釈していました。でも「レッドブル」を一時新日本プロレスを席巻したロシアンレスラー集団「レッドブル軍団」とすれば、時代は流れ、彼らの転職も納得です。全処女膜を舐められるほど精力絶倫風でした。水車落とし。ただ全処女膜の「全」がどこからどこまでかは分かりません。(十月水名)
◯十月水名さんも仰っていたように、一読して意味のわからない句。全処女膜に、転職。勢いのある言葉たち。スケールの大きさと、レッドブルを飲みながら突っ走っている感じが伝わってきた。作者に句意を訪ねてみたい。(桃子)
△レッドブルはまだ飲んだことないですね(なかやまなな)
△猛烈に忙しい中でもえっちなことを考えつつ猛烈に働き、でもあっさり転職した、ズコー! みたいなイメージでしょうか。一瞬何を言ってるのか分からないながらも非常に勢いがあるし、煩悩、これまた煩悩って感じがいいと思いました。(小笠原玉虫)

43.今年こそ暴くと燃えるサンタの子(mekeke)…3点

◎今年こそ暴くぞともえているけど、実は君はそのサンタの、わたしの息子、娘なんだよ。こどものかわいらしさ、その親のまなざしがやさしくてとてもいいです。暖かくなる一句です。(木曜何某)
○とりました。可愛い。けれどパパ・ママサンタは慌てたりしません。この子が待ち切れずに眠ってしまうことをよく知っているから。シンプルな句ですが親子の情愛を豊かに感じさせる大好きな句です。五七五のリズムも気持ちいいですね。(小笠原玉虫)

02.愛染明王の前に立てられた蝋燭をあなたに捧げよう(桃子)…2点

◎愛染明王は、明王の中で一番イケメンなんですけど、艶めかしいんですね。で、その明王の前にある蝋燭ってのがまた、極太で、燃えて半分ぐらいになったのを、ご利益としてくださるところもありますね。…愛、艶めかしい、極太、炎、あなた、捧げる。信仰心か、あるいは邪心か。これ好きです。(なかやまなな)
△愛染明王、好きな仏様でございます。こちらの蝋燭、誰が立てたものなのかで句の解釈がちがってくるなと思いました。自分が立てたものなら、神に捧げた炎を貴方に捧げるってことで清い感じ。人が願掛けに立てた蝋燭ならまさに煩悩ですね。(小笠原玉虫)

10.来世でも下戸でありたし石焼き芋(うぐいす)…2点

◯酒には合わないだろう「石焼き芋」が、飲めないからこその幸せを表現していて、とても良いと思った。酒好きには酒好きの楽しみがあり、下戸には下戸の楽しみがあるのだ。(桃子)
○ああなんかホッとする一句です、作者の人柄まで想像出来るよい句。(圓哉)
△正解です。酒飲みなんて…(なかやまなな)
△いいですね。お酒の飲めない甘党さんかな。石焼き芋って辺りに季節を感じるのと、あと何故かちょっとちゃっかりした印象を受けます。昭和な世界観でいうと石焼き芋→内緒で間食、みたいなイメージがあるせいでしょうか。なんか可愛い有季定型句。大好きです。(小笠原玉虫)

14.煩悩や枯野に放つ火の行方(タケウマ)…2点

○人間は恐くてでも素晴らしいものです、をそのまま直球で投げました。(圓哉)
○ 煩悩を枯野もろとも焼き尽くそうとでも思ったのでしょうか。いや、枯野を焼こうと思うこと自体が煩悩か。風に煽られてあらぬ方向へ燃え広がりそうな。(うぐいす)
△今回最も煩悩を感じた句。文字通り火を放っちゃったんだとしたら放つなよ!と震え上がり。深読みすると、これは老いらくの恋かな~などとも思い。自分では枯れたと思っていたけれど思いがけずに燃え上がったこの恋。行く末を見てみようかみたいな、燃えてるんだけど妙に冷静な自分自身もいて、みたいな、ちょっと怖い世界が垣間見えます。煩悩をコミカルに表現した句が多い中、真っ向から恐ろしさをとらえたという感じがしてお見事。(小笠原玉虫)

21.演目二「きよしこの夜」ハンドベル合奏鬼頭一力若頭他(タケウマ)…2点

◎最後を飾るにふさわしい笑えて楽しい句です。この迫力には他の句もかすんでしまいます。(圓哉)
△可愛いw ヤクザさんがハンドベルやってみた感じでしょうか。意外にガチゴチに緊張してき・よ・し~って順番にベルを振ってる姿が目に浮かびます。「失敗すると若頭にエンコつめられっぞ!!」長さがあるので短歌っぽい感じもします。(小笠原玉虫)

22.こうして冬薔薇咲かせている未亡人でして、あっ(藤井雪兎)…2点

○未亡人じゃないけど、チャタレイ夫人を思い浮かべました。あっ(なかやまなな)
○そういえば、一時期こういう結び方のメールが流行っていたらしいですね。うまい使い方です。(フロヤマ)
△こちら、自由詠での応募句ですが、見事に煩悩句です本当に有難うございます。エロいです。あっ、って、これいきなりFされたとしか思えませんね。何を考えているのでしょう←オマエモナー(小笠原玉虫)

29.寝るしかない夜の布団が重い(うぐいす)…2点

○辛いことから寝逃げするように思えました。しかし布団が重く感じて眠れない・・・ お察しします。(北大路京介)
○布団は重くないと寝た気がしないと言うヒトもけっこういます。(雪うさぎ)
△これは美しい自由律俳句。生活の一瞬を鮮やかに切り取りつつ、どこかさびしげという自由律俳句の伝統も上手に取り入れている。お見事。そして分かるな~。昔の田舎の布団って重かったですよね。さみしい感じの句ですが、あの重たい布団を懐かしく思い出して郷愁に胸がぎゅっとしました。大好き。(小笠原玉虫)

30.憎い顔に針刺して大人になった(mekeke)…2点

○子供時代、何人頭の中で殺したか?大人になるにつれ、怒りを外へ出さず、内省する方向になってしまったが、せめてまた、頭の中で殺そうか?と子供時代の郷愁を感じ、とりました。(詠美)
○とりました。あるある(←あるのか?)。呪いという程大仰なアレではないんですよね。若すぎて激しい憎しみのやりどころが分からずに、ガス抜きをしてるだけなんですよね。いいんですよそうしても。こういう痛みを乗り越えて人は大人になるのです。句としてもスッキリまとまってる。好きです。(小笠原玉虫)

41.パパの代わりにサンタが連れて行かれた(北大路京介)…2点

○それがクリスマスプレゼントなのでしょうか?生まれかわるチャンスですねw。(琳譜)
○おそらく連れていったのは警察。この子の心の傷にならないよう願っております。(雪兎)
△たしか聖書に、街の男性たちが天使二人を………イエスの怒りを買ったとか。サンタだからいっか。(なかやまなな)
△「僕が欲しいもの…それは…パパです!(にっこり」と少年に言われちゃって…サンタが泣く泣く身代わりになったようなイメージ。泣けますなぁ…。でもそれはパパのためにならない。パパ、自首せよ。(小笠原玉虫)

03.恋ばかりして生きてきました襤褸布(ぼろぎれ)(小笠原玉虫)…1点

○そういう人いるのよねえ実際に。(雪うさぎ)
△拙句でございます。まんまです。もう老いて襤褸布となったわたくしですのにまた恋の炎が燃え盛ったりするのです。本当に目も当てられない。酷い老醜をさらして生きております。(小笠原玉虫)

06.生々しい煩悩離れず恋とすりかえ(mekeke)…1点

◯「煩悩」というお題で、どう表現したらいいのかとても悩んだ。その結果、とても生々しいものになってしまったのが、拙句である。この句は、それを恋にすり替えてしまうのである。煩悩と恋は似て非なるもの。煩悩という言葉のもつ生々しさから離れようとしているのが、かわいらしく、新鮮である。(桃子)
△愛と煩悩の振子の句でも思いましたが、いいんですよ、恋は煩悩そのものでいいんですよ、と、背中をとんとんしながら応援したくなる句。でも若くてみずみずしい感性の持ち主であればある程、恋と煩悩を分けたくなる気持ちも分かります。この繊細さがいいなとおばさんは思うのです。(小笠原玉虫)

08.煩悩濡れっぱなし傘折れたまま(北大路京介)…1点


○折れた傘をさしてどこへ行こうとしているのか? 答は煩悩のおもむくままに。雨に打たれながらもくすぶり続ける煩悩が悩ましい。
△とろうか迷いました。いいですね。雨に濡れつつ激しい物思いをしているイメージ。傘折れたに鬱屈した、けれども強いエネルギーを感じます。青年って感じ。こういう状況を通り過ぎたことがある男の子がいい男になるような気がする。山頭火翁に通ずる「情けなさを含んだ激しさ」があります。(小笠原玉虫)

11.煩悩の末路を洗い流している(風呂山洋三)…1点

○なにやってんだろって気になりますね。冷静になってしまって。(木曜何某)
△あれっこちらは煩悩に決着をつけちゃった感じですね。えっ、とどきりとしたあと、何があったのか詳しく聞きたくなりますね。物語性がある。句としてはちょっと漠然としてるかな。具体的な何かを提示→これが煩悩の末路ねぇ~と思わせる、みたいな方が俳句っぽいかもしれません。(小笠原玉虫)

16.神様なんてきっといないのに人うつくしく節くれだつ(琳譜)…1点

○「うつくしい」という言葉はとってもとっても美しい。とってもとっても美しいから安易に使うととってもとってもありきたりな言葉になってしまう。揚句は「神様なんてきっといないのに」という諦観とささやかな希望が節くれだっていく人の美しさを具現化していると感じた。「人うつくしく節くれだつ」の韻律もすごく好き♪(タケウマ)
△神様いないかな? わたくしはいると思うんだな。ただ人間の都合なんてこれっぽっちも考えていないだけなんじゃないかな。神がいようといまいと人間が美しいのは同意。醜さも含めて美しいですよね。この句はそういう厳しい現実を尖ったまんま受け入れようとしてるように感じます。繊細だけど強い視線がいいなと思いました。(小笠原玉虫)

24.煤けた電車の冴えない日暮れだ(小笠原玉虫)…1点

○全体的に疲労感が漂っていて、疲れた心身と煤けた電車の馴染む感じが心地よく思えました。(mekeke)
△拙句です。車体も乗客も疲れ切ってる夕方だよ、的にすねてみたかった感じ。(小笠原玉虫)

25.星空を見上げて無になる三分間だけ(雪うさぎ)…1点

○ん、屑会場では「ウルトラマン」とメモしているけど、ん、そういうことではないですね…… 確かに星空を眺めていると自分がなくなっていくような感覚になりますよね。ただその感覚だけ(タケウマ)
△いいですね。このかたはとても頑張ってるかたという気がします。仕事も家事も子育ても全力のお母さんみたいな感じ。ふっと息抜きするのが上手で、いつでもまた日常の闘いに戻っていける勇者なのです。お正月はのんびり出来ますように。字余り定型的リズムも非常に気持ちいいと思います。(小笠原玉虫)

27.服役中ポケモンごっこで解脱(y4lan)…1点

○看守の目を盗んだ男(女)たちのバトル。「ごっこ」というのは、遠慮がちに言っているにすぎません。塀の中の異業種交流(たぶん)で、たばこや酒や風俗などとは無縁の「友情・努力・勝利」を手に入れ、さらに次々と進化する敵たちに立ち向かう彼らに幸あれ。「ポケモン」であると同時に、「女囚さそり」もテーマのような気もします。(十月水名)
△な、何を悟ったんだ!? かすかな狂気を感じてぞくりとしますね。出来れば出てきてほしくない。罪を償ったあとは借地入院でお願いいたします!(小笠原玉虫)

46.俳に生きようサンタクロース消そう(なかやまなな)…1点

○おそらく俳句の「俳」は、「ハイになる」「ハイな気分」の「ハイ」でもあります。ハイになることで、サンタクロースを待つクリスマス―というなかば放置プレイを捨て去り、希望がみえてきます。宗教的でさえあります。(十月水名)
△私は俳句に生きる、クリスマスはもういい、という決意表明かな~と読んだのですがいかがでしょう? 「サンタクロース消す」というのが何とも不穏でいいですね。サンタ真っ青!(小笠原玉虫)


01.成仏をせぬまま新年を迎える(なかやまなな)…無点

△主は死すとも煩悩死さず! これぞ煩悩という感じ。未浄化霊という言葉が浮かび。これは地縛霊化する程強くはない気がする。何かが心配で、年をまたがってふわふわ漂い続けている霊なのでしょう。じんわりと、悲しい。心配事はなんですか、とつい声をかけたくなりますね。(小笠原玉虫)

12.クリスマスイブ煩悩が腹痛に(なかやまなな)…無点

△あらら。思い詰めておなかが痛くなっちゃいましたか…。可愛い。まだ煩悩としては小さく可愛らしい感じですね。面白い有季定型句です。(小笠原玉虫)

15.煩悩を歩き通して去年今年(圓哉)…無点

△いいですね。山頭火翁そのものって感じがします。あっちへうろうろこっちへうろうろ、歩きながら満たしてくれる何かを探している。去年も今年もそうで、来年もきっとそうという予感がします。(小笠原玉虫)

18.門松の奥にリースが立っていた(梶原由紀)…無点

△いいですね。宗教とか関係なしに面白そうならイベントとして飛びつく日本人がよく表されているなと思いました。スゴつぶで人気がありそうな句です。でも門松→リースは許せる気がする。でもハロウィンはどうしても日本に合わないな~~~と思っているわたくしはおばさんということなのでしょう。(小笠原玉虫)

26.SM論語る男はただの友達(桃子)…無点

△元カノの話するやつは男友だちですらない、という私の持論(なかやまなな)
△そうか、友達か…。でも論じ合うのは友達、って結構生々しいです。パートナーなら語るよりもプレイしますよね。プレイを通して分かり合いたい。って何のお話でしょう。煩悩句としてはお見事。論じてるだけって辺りが煩悩ですね。よし、来年は一歩踏み出しましょう。って、再び何の話だ??(小笠原玉虫)

28.赤城下ろしに涙さらわれ風花交じり(詠美)…無点

△何があったのかな、つらいですね。冷たい風と雪に涙が交じり。でもとても美しい句。演歌的世界観が非常にぐっときます。実は好きなのです、演歌。(小笠原玉虫)

31.煩悩ぬぎすてるたび廃人(琳譜)…無点

△ぬぎすてなくても、ええんやで(´・ω・`) 煩悩が生きるエネルギーであるのなら、肯定してしまうのもアリだと個人的には思っています。詠み人もほんとはそれを分かっている気がする。廃人、という強い言い切りに逆説的な決意を感じます。(小笠原玉虫)

33.愛と煩悩を振り子に年忘れ(圓哉)…無点

△これは愛なのか煩悩なのか…深く悩んでいる間にゆく年くる年。どっちだっていいんだよ紙一重なのだから、と背中を押したくなる句。煩悩上等で素晴らしい愛を勝ち取って下さいね!(小笠原玉虫)

34.君といる時間の欲しいサンタでいる(風呂山洋三)…無点

△これはステキ。恋人がサンタクロース、そしてサンタの欲しいものはゆっくり恋人と過ごす時間ってことですね。ぎゅーとハグしたくなる愛しいサンタですね。字余り定型的リズムもいい。ステキな句です。(小笠原玉虫)

35.子らの笑み降り積もるたびニコラスの眠りは深く(琳譜)…無点

△(;ω; )ウッ…何となく泣けてしまいます。たくさんの子供たちの微笑みに安心して、翌年のクリスマスまで深い眠りにつくサンタを想像。何だろう…キリスト教的癒しを感じる句です。(小笠原玉虫)

36.「金を返せ」と黒い髭のサンタクロース(桃子)…無点

△節子それサンタやない!! 髭が黒になった途端悪党臭が物凄いです。これは黒サンタが煩悩なのではない。借りた金を返さない側に酷い煩悩が宿っていそうです。(小笠原玉虫)

37.待ち伏せでディープキスサンタ足止め(詠美)…無点

△とろうか最後まで迷いました。恋人がサンタクロース的世界観で非常に好き。バレても幸せなクリスマスです。(小笠原玉虫)

38.挨拶は抜きだ早くよこせその肩の袋(圓哉)…無点

△ちょwwwこんなふうに言われたら、あげるつもりだったサンタさんもきっと背を向けて帰ってしまうでしょう。おおきなつづらを寄越せと言った舌切り雀のおばあさん的煩悩を感じます。勢いのある句です。(小笠原玉虫)

39.トイザらスのレシート置き去りにして父(梶原由紀)…無点

△アウト!(なかやまなな)
△ああ~バレちゃう! でもこういう詰めの甘さって嫌いじゃないです。きっと優しいお父さん。父、って体言止めは正体見たり的強調ですね。見つけたのがお母さんなら、そっとレシート捨てておいてあげて下さいね。(小笠原玉虫)

40.欲望の聖人(サンタ)お尻を狙いけり(小笠原玉虫)…無点

△拙句です…どうもすみません。家に入ってこないで!って言いたくなるサンタですね。(小笠原玉虫)

44.サンタ来ない太郎に銀河より光の渦(タケウマ)…無点

△これは悲しひ。。。どういう状況かはっきりとは分からないんですが、何かこう。。。可哀想な少年がUFOに連れ去られてしまう的な恐ろしい光景が浮かびました。こういう怖い句って好みです。(小笠原玉虫)



2013年12月22日日曜日

第四回新宿屑句会 投句全作品発表ぉ!(^〇^)



本日の第四回新宿屑句会にお寄せいただいた投句一覧です♪


01.成仏をせぬまま新年を迎える

02.愛染明王の前に立てられた蝋燭をあなたに捧げよう

03.恋ばかりして生きてきました襤褸布(ぼろぎれ)

04.月光にダイヤモンドかざす立ちんぼ

05.窓から投げ捨てたサイコロの出目も気になり

06.生々しい煩悩離れず恋とすりかえ

07.かごめかごめ後ろの正面に狐ゐる

08.煩悩濡れっぱなし傘折れたまま

09.あの子にも頭の中で好きって言わせた

10.来世でも下戸でありたし石焼き芋

11.煩悩の末路を洗い流している

12.クリスマスイブ煩悩が腹痛に

13.ぼやのもとフランス書院文庫かな

14.煩悩や枯野に放つ火の行方

15.煩悩を歩き通して去年今年

16.神様なんてきっといないのに人うつくしく節くれだつ

17.カイロが熱いが僕も寒いと言う

18.門松の奥にリースが立っていた

19.しゃっくりでなにか忘れた冬うらら

20.煩悩のレッドブル全処女膜を舐めつつ転職

21.演目二「きよしこの夜」ハンドベル合奏鬼頭一力若頭他

22.こうして冬薔薇咲かせている未亡人でして、あっ

23.震えて原発で呑むタダ酒

24.煤けた電車の冴えない日暮れだ

25.星空を見上げて無になる三分間だけ

26.SM論語る男はただの友達

27.服役中ポケモンごっこで解脱

28.赤城下ろしに涙さらわれ風花交じり

29.寝るしかない夜の布団が重い

30.憎い顔に針刺して大人になった

31.煩悩ぬぎすてるたび廃人

32.12時に迫る鋭角が師走

33.愛と煩悩を振り子に年忘れ

34.君といる時間の欲しいサンタでいる

35. 子らの笑み降り積もるたびニコラスの眠りは深く

36. 「金を返せ」と黒い髭のサンタクロース

37. 待ち伏せでディープキスサンタ足止め

38. 挨拶は抜きだ早くよこせその肩の袋

39. トイザらスのレシート置き去りにして父

40. 欲望の聖人(サンタ)お尻を狙いけり

41. パパの代わりサンタが連れて行かれた

42. 競馬場に心許ないサンタの集う

43. 今年こそ暴くと燃えるサンタの子

44. サンタ来ない太郎に銀河より光の渦

45. 錆びだしたサンタクロース養成ギブス

46. 俳に生きようサンタクロース消そう


以上、46句です♪


<選句・選評のお願い>


特選1句、並選3句を選び、選評と一緒に

shinjukuevilrabbits@gmail.com

までお送り下さいませ。

〆切は、12/28(土) 23:59 とさせて頂きます。




<結果発表>


12/30(月)の、何とか夜中にうpさせて頂きます!!

ブログにあがったら、Twitterなどでも告知致しますね。

それでは、皆様の選評、楽しみにお待ち申し上げております!!(^〇^)♪


新宿屑句会 会場屑一同拝



第四回新宿屑句会、席題発表おおお!!(^皿^)



どうも、新宿屑句会実況係=玉虫でございます。

僭越ながら、本日の席題、わたくしから出させていただきますペコリッ




↓↓↓↓↓「第四回新宿屑句会」 席題↓↓↓↓↓







サンタクロース 








ハイッ! クリスマスも間近な今日の善き日!!

みんな大好き★サンタさんにさせていただきましたァン!!(*^皿^*)

迷える煩悩の子羊たちよ……優しいサンタさんが来てくれたら、

何をお願い致しますか?(*^^*)

「サンタクロース」という言葉そのまま詠み込んでもオッケー!

短くして「サンタ」でも、サンタクロース的ムードを漂わせるだけでもオッケーです。

オレたちサンタクロースにまで煩悩押し付けでヒウィゴッッッ!!!



2013年12月22日(日) 14:00、句会開催時刻までに
shinjukuevilrabbits@gmail.com までお送り下さいませ!!



味わい深い御句、お待ち致しております!!(^〇^)



玉虫 拝





2013年12月5日木曜日

第四回新宿屑句会、年末スペシャル!やるよ~(^〇^)♪

先日の、第三回新宿屑句会におきましては

たくさんの方にご参加頂き、誠に有難うございました。

感謝の気持ちに打ち震えながら、

第四回新宿屑句会年末スペシャル「みんなクズだよ☆大☆忘年会」

開催致します……!

今回は会場屑★タケウマより「タケウマ賞」をご用意!

タケウマ選特選を見事ゲットなさった貴方様に、

タケウマ厳選パカポコを、お送り致します……!!

タ「絶対いらないよね~♪ 送られても困るよね~♪」

……み、皆様、奮ってご参加下さいませ……><


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第四回新宿屑句会


<会場参加情報>

日時:

2013年12月22日(日) 14:00~
※予約などはしないのですが、参加のアナウンスは12月15日(日)までに
    新宿屑句会 shinjukuevilrabbits@gmail.com に頂けると助かります(^〇^)

集合場所:

つぼ八 新宿歌舞伎町ピックペックビル7F店
※24時間営業の居酒屋さんになります
※確実に入れそうなので、予約はしない方向でまいろうと思います。
※費用は飲み代のみ。コースじゃない方が安いので、当日行きあたりバッタリで注文します(汗)


持ち物:

筆記用具(ペン・メモ帳)


<投句のご案内>

形式:

定型・自由律どちらでも可
題詠1句・自由詠1句の計2句をお送り下さいませ(必須)

お題→→→「煩悩」

ハイッ!! 煩悩でございます!!
大晦日に、除夜の鐘を聞きつつ落とす、1年分の心の濁り……
除夜の鐘を待つまでもなく、新宿屑句会にて大爆発させ、
スッキリ爽やかな新年をお迎え下さいませ!!(^〇^)

「煩悩」の字の入った句、または煩悩を色濃く連想させる句をお寄せ下さい!

例句:

二次会やすわ金町のキャバへ逝け
年納めケーキバイキングで死せり
一日物云はず今日もオナニー
分け入っても分け入ってもオレの煩悩


なお、当日正午に「席題」も発表されます。
お時間に余裕のある方は、是非こちらにもご参加下さいませ(^〇^)

※補足説明※
欠席投句には「題詠1句・自由詠1句の計2句」が必須です。
席題もご参加頂く場合は計3句ご投句頂くことになります。

※席題について※
新宿屑句会における「席題」は、句会開始2時間前発表と、
本来の「席題」とはちがったかたちをとらせて頂いております。
会場に来られないかたにも広くご参加頂くためにネットで投句募集し、
また居酒屋さんの片隅という時間の限られた場所で編集させて頂いている所以であります。
何卒ご容赦下さいませ。


投句先メールアドレス:

新宿屑句会 shinjukuevilrabbits@gmail.com


投句〆切:

事前投句:
2013年12月15日(日) 23:59まで

当日会場参加のの皆様も、同期日でお願い致します!(←集計の関係上)

席題投句:
2013年12月22日(日) 句会当日12:00(正午)まで

※当日の席題を確認後、ご投句下さいませ。


<句会当日のTwitter実況に関して>

新宿屑句会実況係のアカウント @rubbishrabbit にて行います。

ご覧になりたい方は、こちらをフォローして下さいませ。


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2013年11月3日日曜日

第三回新宿屑句会 結果発表ぉ!(^〇^)

大変お待たせいたしました、

第三回新宿屑句会、結果発表をさせていただきます…!!

ごめんなさい、速報に誤りがありました><

今回、最高得点は同点2名、

と、いうことで、三代目屑王2名選出させていただきました。




三代目屑王は…





十月水名さま、北大路京介さまです!

おめでとうございます!!(^〇^)♪♪♪


ちなみに京さまは、雪兎賞も獲得しております。重ねておめでとうございます!!

十月さまは、第十八回鉄塊鍛錬句会及びダイヤモンド句会「ハロウィーン」でも

最高得点を獲得していらっしゃいます。実力者!!



本当におめでとうございます!!!(^〇^)♪♪♪(←めでたいか…?w)



集計バタバタしてしまい、大変ご迷惑をおかけいたしました。


心よりお詫び致します。


運営方法を整理してまいりたいと思います。




さて、以下が投句全作品の点数と選評でございます。

どうぞ皆様、お楽しみくださいませ…!!!


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◎=特選、○=並選、・=選外コメントのみ
掲載順は点数高→低、通し番号順です


02.身代金が全部二千円札だった(十月水名)…6点


○犯人は札確かめた時点で突っ返すと思うけど。(雪うさぎ)
○二千円札の句は二つありどちらか悩みましたが意外性という点でこの句かなあと選びました。(圓哉)
○犯人側から見ても、要求された側から見ても「面倒くさいな~」と思ってしまう二千円札の存在感。「金」なのに何となく有り難さより面倒くささが立ってしまう二千円札の存在感。(mekeke)
○あの使いにくい二千円札はどこに行ったのかと思うこともなく、その存在すら忘れていましたが、こんな意地悪な使い方をされていたのですね。犯人や人質の心中を察するばかりです。(タケウマ)
○私は犯人のではなく人質の視点で読みました。絶望的な気分になりますね。あ、これ終わったわ、みたいな。(藤井雪兎)
○驚いたのは犯人ですよね。使いづらいものを受け取って困惑したのか。共感は出来ない。句会をなめてんの! でも面白い(笑)。(可児)
・犯人も人質も、ズコー!!とコケているのが目に浮かぶようです。何でこんな緊急事態にそんなことをしたのでしょう。二千円札で全部揃える方が難しいって! これは絶対助ける気ありませんね。人質とその身内、そして犯人。人間関係が非常に気になるところです。(小笠原玉虫)



33.デブ猫びっこひいて誰もいない海(北大路京介)…6点


◎「デブ猫」という席題でこんなにしんみりとした句が詠めるとは。実際に、こういう海がまだあるでしょう。(フロヤマ)
◎デブ猫のプライド。みんなのいるところでなんか泣けないよ。(うぐいす)
○今はもう秋。誰もいない海。(なかやまなな)
○デブ猫の句の中で最も際立っていました。デブ猫の何が難しいって具体的過ぎるんです。びっこひいてるってどういうことかっていうと、喧嘩で負けたばっかりなんです。これから野良としてどうやって生きてけばいいのか。絶望を感じます。あと猫を突き放した視線がいい。擬人化とかの甘ったるさがないね。そこが好き。(可児)
・これは見た瞬間ズキッとしました。太ってはいるけど野良猫かな。これからどんどん寒くなっていく季節の海って感じがしますね。デブ猫句はユーモラスな感じのが多かった中、特別光っていました。素晴らしいです。(小笠原玉虫)


06.刈られた田んぼから日暮れている(うぐいす)…5点


◎確かに、刈られた田んぼはさみしくて真っ先に日暮れそう。(雪うさぎ)
○句から浮かんだ情景になんだかお腹が空いてきました。刈られる前の田んぼには風が似合って、刈られたあとの田んぼには日暮れが似合うなあと感じました。(mekeke)
○僕の身近には田んぼないので、僕にとっては非日常の光景です。さみしいけれど美しい風景です。(可児)
○何もないからこそ、暗がりがよく分かるのだろう。(なかやまなな)
・佳句だと思います♪ 稲刈りの仕事を終え家路につく人の姿も見えてきます。(タケウマ)
・写生句ですね。関東平野の田舎出身の私には懐かしい光景です。畑よりも田圃が身近な環境で育ちました。稲刈りのあとの、広大な空き地のような田圃は、淋しいようなほっとするような場所ですよね。そんな田圃に日が暮れる。帰郷したくなりました。(小笠原玉虫)


11.はじめの一歩で何やら踏んだ(藤井雪兎)…5点


◎やられた~。出鼻を挫かれた~。でもなんか柔らかい…なんだ…なんだ…これは~。(なかやまなな)
◎意気揚々と玄関を飛び出して、また玄関に戻ることになった絵が思い浮かびました。踏んではいけないものを踏んだ感じしかしない。犬のうんち踏んじゃうぐらいが良い。地雷ならアウト。(北大路京介)
○踏んだのはやっぱりアレかなあ。これも「当たり」と思いましょう。(うぐいす)
・先が思いやられます。14秒殺句。作者の自己評価が随分低いことが伺われます。(浮儚)
・いや、なんだか言わなくていいから!(タケウマ)
・折角勇気出して踏み出したのに、ぐしゃっ(笑)。踏んだものはきっとアレだろう、と、句会当日も非常に話題になった句。短くバシッときまってますね。前半と後半の落差が面白い。でも負けるな! と、エールを送りたくなります。(小笠原玉虫)


14.円高ドル高俺安(北大路京介)…5点 ※雪兎賞


◎円もドルも日々値段が変動しています。人の値打ちも同様です。お互い頑張りましょう。(藤井雪兎)
◎特選にとらせていただきました。今回いろんなカネ句があって非常に楽しかったんですが、この句の可笑し味は群を抜いていました。見た瞬間フハッと不可抗力で笑いが出ました。俺だけが安い。この自嘲は、しかし、冬の晴れ間のような奇妙な明るさに満ち満ちています。安い俺、と謙遜しながら、優しい人なのだろうなと思ってしまいました。短くスパっとまとまっているのもいい。文句ナシ、今回の一番です!!(小笠原玉虫)
○言い得て妙。素直に上手いって思いました。(詠美)


15.知りながら目で追えばいちじゅうひゃくで残高おしまい(mekeke)…5点


◎分かりやすいながら、おかしみ  と明るさが感じられて、悲壮感を感じ ないところが好きです。(詠美)
◎お金についてまわる虚無感、脱力感が伝わってきました。「知りながら」に哀愁があります。(十月水名)
○かなしい…。「いちじゅうひゃく」の平仮名がいいなあと思いながらも、そんな技巧よりも、とにかくかなしい……(タケウマ)
・あるあるある(涙)。やっぱりない、四ケタは、ない…給料日まであと十日もあるのに…最近のATMは千円からじゃないと下せないところも多数。死活問題です。(小笠原玉虫)


26.いさかいの秋刀魚さげられ茶漬けを啜る(フロヤマ)…5点


◎秋のある日の夫婦喧嘩を思いました。喧嘩、とはいえなんだか微笑ましさを感じました。さげられた秋刀魚が翌日の朝食に出てきたら、微笑ましさを保ったまんまでまた喧嘩して欲しいです。(mekeke)
○ちょっとした一言が癇に障るんです。だまって食べなさい。(うぐいす)
○これは明らかに夫婦の句ですね。ケチつけたらさげられちゃったんですね。(可児)
○とりました。夫婦の情景ですね。ちょっとぶつぶつ言ったら「それなら食べなくていいわよ!」とか言われて秋刀魚さげられちゃったんですね。それで大人しくお茶漬けを食べている大人しい旦那さんがいい。ケンカしちゃってますが、きっとこのご夫婦は仲がいいだろう、と思います。(小笠原玉虫)


01.ジジイの社会の窓から万札(桃子)…4点


◎今回さまざまな金のありようを堪能させていただいた屑句会でしたが、この、おろしたチャックからひらひらと舞い出た万札の下世話さが当会の希求する句境と強く合致していると感じ、特選でいただきました。「ジジイ」と言い放っておきながら、「社会の窓」と穏当な表現を選んだ作者のお人柄とともに、常識ある人の困惑に趣があります♪(タケウマ)
○手を使わずに取れということですね。さすがジジイ。ジジイの性欲はこのように陰湿でなければならない。(藤井雪兎)
○今回の句会告知しまして、かなり早い段階でご投句頂いた作品なのですが、いきなりですよ。いきなりこの勢いにやられました。普段は素敵な定型句を詠むかたがこんな…!? 一体どういう状況なのでしょう。屑句会当日にも出たように、そういうプレイなのでしょうか。ふてぶてしいジジイです。お金の持ついやらしい力を存分に発揮していますね。素晴らしい。大好きです。(小笠原玉虫)


09.小銭の落ちる音何度も思い出していた(藤井雪兎)…4点



◎公衆電話の思い出と思います。過去形なので甘酸っぱい思い出。作者はおっさんかもしれない。(可児)
○チャリン、チャリン。収入であれば「落ちる」ではない、ので支出。カード社会でお金が出て行く音が聞こえない。無駄遣いしているのかも。使いすぎてしまったのか。音を思い出して反省。(北大路京介)
○音が思い出の鍵となることってありますよね。季語は入っていませんが、秋らしい句です。(フロヤマ)
・いいですね。しんみりします。このかたもっとえげつないお金の句詠むのかと思ったら、しみじみしたいいの出してきたので驚きました。何となく、寒い季節のような気がする。ちゃりんと落ちる小銭の音まで澄んで聞こえるのはやはり冷たい空気あってのことでしょう。どんな思いで小銭の音を思い返しているのか、またそんな音が耳に焼き付くなんてどういう経緯があったのか、非常に気になります。物語性のある句だと思います。(小笠原玉虫)


40. デブ猫の五匹寄り添ふ冬支度(可児)…4点


○出したばかりのセーターやらコートやらにデブ猫たちが寄ってきて毛だらけ…くしゃみが出そう。(うぐいす)
○二匹じゃなくて五匹がいいですね。五匹寄り添う姿を見てみたい。(タケウマ)
○冬支度しなくてもいいんじゃないかというほど暑苦しくて面白いです。五匹でよかった。これが二匹だったら普通でした。(藤井雪兎)
・最後まで迷いました。定型が好きなので。デブ猫×五匹と云うパンチも効いてます。暑苦しいやら愛らしいやらの冬支度ですね。(浮儚)
○とりました。もっふもふな快感に抵抗出来ず。一緒に寝たら汗をかいちゃいそうですね。こんなに幸せなら冬も悪くないものです。(小笠原玉虫)


17.旨そうは愛してるって意味だよ鴨(雪うさぎ)…3点


◎最後の「鴨」が効いてます。これは「金」お題句ですよね。愛してるのか、しゃぶりつくそうとするのかあいまいなのが面白い句です。(圓哉)
○妙に引っ掛かりました。鴨に呼び掛けてるあたりは愛があるな、と。でもその後食べるんですが。人間の性です。(浮儚)
・愛しすぎて「オレの中で生きよ…!!」ってことですね、分かります。取り込みたいと思う。一体になりたいと思う。これは激しい愛ですよ。鴨は美味しいので仕方ありません。(小笠原玉虫)


22.何となく浮つく新品の鉛筆一本60円(mekeke)…3点


○自分だけの喜び。視点が素晴らしいです。(フロヤマ)
○ふでばこにすらっと入った新品はたしかに浮ついていますね。お金の多寡にかかわらず。(十月水名)
○使い古しの鉛筆の中に背の高い新品がやってきました。60円のささやかな幸せ♪(タケウマ)
・巧いですね。誰もが思いを重ねる事が出来るのではないでしょうか。(浮儚)
・いいです。文句ナシに好きな句です。こういうささやかなおニューは嬉しい。新品の消しゴムのきっぱりとした角っちょなんかも大好きです。幸せです。(小笠原玉虫)



24.柿たわわ儲け話があるとか(うぐいす)…3点


○胡散臭さが漂う様が面白いと感じました。ああ~、騙されないで~~!と胸騒ぎがしました。(mekeke)
○うまいですね。俳句を知ってる人が詠んだという感じがする。ここで注目して頂きたいのは、たわわに実る柿、というのは渋柿なんですね。甘柿は鳥があっという間に突いちゃうからたわわな状態にはならない。と、いうことは、この儲け話というのは…(笑)(可児)
○たわわに実った柿と儲け話の配合が暢気でいい。最も、儲け話は儲からないから儲け話なんだけど。(藤井雪兎)
・いいですね。上手な句という感じ。多分詠み手はこの儲け話とやらは全然信じてないです。たわわに実った柿を見ながら上の空で聞いてる感じがいい。(小笠原玉虫)


38. 給食のワゴンに揺られてデブ猫(桃子)…3点


◎凄い滑稽な図で特選。曲がりきれずに運んでる人が怪我しちゃいますが、デブ猫はほくそ笑むんですよ。恐らく。(浮儚)
・給食のお盆を入れるあの重たい籠に入ってるデブ猫が目に浮かびました。ただでさえ重たい籠が余計に重くなる。迷惑。でも可愛い…許してしまいますね。(小笠原玉虫)


07.自販機の下熊手差し込む人、よく見たら父(浮儚)…2点


◎熊手が良いです。田舎くさくて。そして、このなんとも言えない気まずい感じも好きです。こういう父親、漫画に出てきそう。父親は、少しでもお金があったら酒、パチンコ。主人公は、貧乏だけど一生懸命努力しているんだと思います。(桃子)
・おとうさんによろしくお伝えください♪(タケウマ)
・熊手というところに父君の本気を感じます。見てはいけない光景を見てしまいました。しかし、憎めない。しかし、恥ずかしい。心が千々に乱れる悩ましい句。大好きです。(小笠原玉虫)



08.パーティは終わったもう金持ちを憎んじゃいない(小笠原玉虫)…2点


○思い入れのある小説「グレートギャッツビー」を思い出して選びました。金をテーマに切なさを感じさせるのは難しかったんじゃないでしょうか。(浮儚
・美味い料理を食べさせてもらったんだろうか。(なかやまなな)
○現金なお人です。(フロヤマ)
・うんうん♪(タケウマ)
・ハイッ、オレのです(笑)。今回の個人的テーマは「アメリカっぽく詠む」だったのです。グレート・ギャツビーみたいな感じにしたかったのと、あと、自分が若い頃お金に苦労してた頃はお金持ちに対する忸怩たる思いがあったものだけど、いつの間にかそういうものはなくなっていた。いつの間にか解放されていたのですね。人生って不思議。そういう気持ちを詠んでみたかったのです。(小笠原玉虫)



10.気胸のホスト意識遠退いてネオン灯し(浮儚)…2点


○気胸は細い人がよくなることから線の細い美男が思い浮かびました。華やかな夜の世界もホストには戦場。これから戦に勝ち抜いてナンバーワンの座を狙っていくはずが、戦のはじまりとともに意識遠のいて戦線離脱。残念無念(北大路京介)
○とりました。実に歌舞伎町っぽくていいなと。気胸を抱えた顔色の悪いホストが、店の外に立っている。そこを因縁つけられ殴られて、意識がぼうっと遠のいていくその目に映る新宿のネオンもかすれて…みたいな、映画の一場面のような光景が浮かびました。薄幸そうなムードもGood ホストに幸せは似合わないぜ!(小笠原玉虫)


12.百円玉一枚十円玉二枚落とし込んで秋を買う(フロヤマ)…2点


○何気ないけど確かに「春夏冬」でなく、「秋」でなければダメで納得。(雪うさぎ)
○最初何を買ったのかわからなかったんです。自販機のあっかい缶コーヒーですよね。ちょうどこの時期から「冷」と「温」が入れ替わりはじめますね。120円を「百円玉一枚十円玉二枚」と解体する作戦にまんまとはまってしまいました♪(タケウマ)
・自販機にホットが出始めたんですね。こういうところに密やかに秋を感じる。分かります分かります。手に取った缶のぬくみまではっきりと伝わってくる良句。大好きです。最近のコーンスープは飲み口が広くてコーンを全て飲み込むことが出来て嬉しいですよね。一方自販機のココアの不味さは以上。どうにかして頂きたいところですよね!!(小笠原玉虫)


27.フーゾク出てきた指で裂きイカつまむのか(タケウマ)…2点


○歌舞伎町らしくていいですね。知り合いを思い出しました。とても好青年です。(浮儚)
○フーゾクって何?いかがわしいお店?いかがわしい店でいかがわしい行為をして、その手を洗わずに、むしろ洗わないで食べる裂きイカが美味しいのかもしれない。そういう人もいるだろう。それを驚いた感じで見る人は、あんなことやこんなことはしてくれなさそう。(北大路京介)
・風俗店出るなりお安い飲み屋に直行して飲んでるイメージ。ふースッキリぃ!と爽やかに、ではないですね。ん~、期待して行ったんだけど、こんなもんかなぁ~~~とか思っていそうです。哀愁を感じます。(小笠原玉虫)


29.東京の歩き方を忘れる(桃子)…2点


○田舎暮らしが長くなると、多分そうなるのでしょう。それが、羨ましく もあり、また寂しさもあり。(詠美)
○自分も東京を離れて、十数年。たぶん、忘れているよな~、って人は多いと思いまして。(十月水名)
・いいですね、短くスパッとまとまっていてこれぞ自由律って感じがします。ちょっとした淋しさが漂っているのもいい。一緒に歩いて、歩き方をもう一度教えてくれる誰かがいるといいですね。(小笠原玉虫)


35. でぶ猫となりて見上げるキャットタワー(雪うさぎ)…2点


○子どもの頃、私はジャングルジムが苦手で、「バカと煙は高いところが好きなのよね」なんて言いながら、見上げていました。でも、本当は私もジャングルジムのてっぺんに登ってみたかった。昔の自分と照らし合わせてしまい、この句を取らずにはいられませんでした。個人的に「なりて」が気になりましたが、昔はキャットタワーに苦なく登れたのかなあと考えると「なりて」は必要なのだと思いました。(桃子)
○世の無常を感じます。登れる者も遂には太りぬ。(藤井雪兎)
・登れない程太っちゃったのか!!そりゃちょっとダイエットさせた方が…(笑) ユーモラスですが品があるのは、きちんと定型におさまっているからかな。この上品さ、好きです。(小笠原玉虫)


41. でぶ猫の背に永遠の鰯雲(タケウマ)…2点


○この句は、でぶ猫じゃないとダメですね。目の前ではなく、背にあるのが、おいしそうな鰯雲の遠さを感じ、少し切なくなります。(桃子)
・コメントにもあったように、これは老いた猫か死んでしまった猫ですかね。鰯雲との対比で哀愁漂う一句だなと思いました。(浮儚)
○とりました。これは泣ける…私はもう死んじゃった猫なのかなと解釈しました。太った猫の背中にはいわし雲のような模様。天国で永遠のいわし雲となって見守って下さい…(´;ω;‘)ウッ…(小笠原玉虫)



03.二千円札のようにフェイドアウトしていった(雪うさぎ)…1点


○かなしくもあり。おかしくもある。(なかやまなな)
・身代金と並んで損をしました。フェイドアウトした人がどんな人だったか想像すると、楽しい♪(タケウマ)
・二千円札の句もう一丁! しんみりとした淋しさ、そして何処か可笑しさを感じる良句ですね。ゆっくりと消えて忘れ去られるくらいなら、燃え尽きたい。そう言ったのはカート・コバーンだったでしょうか。ミレニアム!と浮かれた日本に咲いた仇花、二千円札。ずっと覚えていたいと思います(と、言いつつ、句会まで完全に忘れておりました)。(小笠原玉虫)



23.毛布にくるまったら「かみさま」なんて嘘つくよ(十月水名)…1点


○同棲している男女でしょうか。とても、かわいいです。「神様」ではなく、「かみさま」なのが、またインチキくさくて良いです。落ち込んでいるときに、「かみさまは、頑張っている君をちゃんと見てるぞ☆」なんてセリフと一緒に、こういうことをやってくれると、きっと癒されますね。(桃子)
・暇を持て余した神々の遊び!(なかやまなな)
・いいよ、嘘ついて♪(タケウマ)
・いいですね、色っぽくて好きな句。男女の睦言のイメージ。そういうときに出る言葉は信用してると痛い目に遭いそうです。でもいいのです、こういう時は好き放題いいましょう。(小笠原玉虫)



25.500円玉自販機に入れ損ね側溝(37cafe)…1点


○これは痛い! それにしてもなんで自販機の近くには溝とか穴が多いのでしょうか?(十月水名)
・あいたたた!どうして500円玉は即効とか自販機の下とかに転がってっちゃうんでしょう。狙ってるとしか思えませんね!(小笠原玉虫)


30.ジェットコースターの後ろがらがら葉はらはら(なかやまなな)…1点


○もううらぶれた感がいっぱいで、後半のフレーズもよく効いています。(圓哉)
・うらぶれた遊園地を思い浮かべました。ジェットコースターにも錆が浮いているような。秋、午後四時くらいの遊園地ってけだるいですよね。そんな時刻、そんな場所でずっとぼんやりしていたい。(小笠原玉虫)



32.また撫でてデブ呼ばわりの割には愛しているじゃあないか(mekeke)…1点


○猫ならほんとに言いそうなセリフです♪(雪うさぎ)
・デブだな~ほんとにデブだな~!って、可愛くてたまらないから言っちゃうんですよね。だって、デブ猫はほんとに可愛い♪猫になって詠んでるところが面白いです。(小笠原玉虫)



37. 秋高しデブ猫専の神の鈴(浮儚)…1点


○神の鈴に聞こえる、見える猫に会ってみたい。(圓哉)
・デブ猫が歩み寄ってくる、首の鈴が鳴る、ああ好きなデブ猫がやってきたとても嬉しい!みたいな意味かな~と思いました。鈴の音っていいですよね。そういえば最近鈴をつけてる猫もあまり見なくなりました。(小笠原玉虫)



04.金が金が尽きてアメリカの正義も終わった(小笠原玉虫)…0点


・「金が」を二回いう必要があったのかな。(なかやまなな)
・う~ん、アメリカに正義はもとからなかったんじゃないかな~(タケウマ)
・ハイ、オレです、オレの句です(笑)。ぜんっぜん人気なかった、なんでー(笑)。アメリカがですね、ついにお金なくなってしまったんですよ! もう戦争することが出来なくなっちゃったんですよ。混迷の時代の幕開けです。これはドえらいことやでぇ…と思ひて世相を鋭く詠み込んだつもりだったのですが、伝わらなかったようです。次頑張ります。(小笠原玉虫)



05.絞ったレモン目にジャストミート(37cafe)…0点


・い、痛い。(なかやまなな)
・うう、目がしょぼしょぼしてきました。(タケウマ)
・あるある! 常にハラへらしーのあわてんぼうのおっちょこちょいの私はよくやります。「レモン」「ジャストミート」のカタカナが、レモンの酸っぱい感じ、目に染みる感じがよく出てると思うけどいかがでしょうか。(小笠原玉虫)



13.鋼鉄の右手もて自販機の小銭を探る(タケウマ)…0点


・お父さんの熊手同様、「鋼鉄の右手」って辺りにこのかたの本気を感じます。並々ならぬ決意を持って挑んでいらっしゃいますね。そんなとこまで突っ込んだら手が痛いよ! ってところまで突っ込んで、小銭を探す。いっそストイックさまで感じてしまいます。でもそれはしたらあかん。(小笠原玉虫)



16.身の丈に合わぬ金得てただ孤独(詠美)…0点


・こちらも、お金の持つ恐ろしいような力をよく表していると思いました。大きなお金は恐ろしい。近付いてくる人皆お金目当てに見えたり、お金が元で争いが起こったり。よし、パーッと使っちまいましょう。お手伝い致しますよ…(小笠原玉虫)



18.キロ単位の金しか受け付けない白秋(なかやまなな)…0点


・キロ単位の金!! っていったら、どえらいことですよ。でもキロ単位ですか受け付けないと!! 一体何があったのでしょう。でも、秋の豊饒なイメージと金とが重なって、何やらふくふくした豊かな気持ちになってくる句。妙に好きです。これは作者の自解をうかがってみたい。(小笠原玉虫)



19.金などどうでもいいと言ってみる(詠美)…0点


・いってみたい。(なかやまなな)
・イメージしたのは腕のいい頑固な職人さん。納得のいくものを作ると予算を度外視することになってしまう、みたいな。けれどどうしても譲れない。男気を感じます。或いはそのような決意を持って生きたいということか。(小笠原玉虫)



20.爽やかな場所から上澄みを掬いとる(圓哉)…0点


・これは人間関係のことかなと思いました。深入りをして、澱をかきたてるようなことはしたくないんですよ。そして自分もきれいな上澄みしか見せないよという。大人の関わりですね。でもこういうかたの、澱の部分をそっと掬って味見してみたい。そんな気持ちになりますね。(小笠原玉虫)




21.元気と引き換えにまるくなる月だ(北大路京介)……0点


・いいですね。非常に自由律っぽい世界観だと思いました。お月様もひとりぼっち、私もひとりぼっちみたいな。そして自分はどんどん元気でなくなっていくのに、月は満ちていくという。長患いの情景かなとも思いました。入院とかしてて、病は悪くなるばかりという状況で満ちてゆく月を見ている。静かな諦観を感じます。(小笠原玉虫)



28.暗闇や手探りで地の底までも(圓哉)…0点


・いいですね。こういう雰囲気の句は大好き。暗闇を手探りで一生懸命進んで、でも地の底に行っちゃうんですね。そういう時期ってあるものです。闇には闇の居心地の良さもあるよなぁ。そんなことを思いました。定型のリズムも気持ちいいです。(小笠原玉虫)



31.月光や売らるるたびに太る猫(十月水名)…0点


・三毛猫の牡なんだろうか。(なかやまなな)
・ん?何度も売られる??百万回生きた猫みたいにおっそろしく長生きの猫なのかな。月光との取り合わせもあり、不思議な感じの句です。(小笠原玉虫)



34.チビという名でデブ猫になっている(藤井雪兎)…0点


・あの可愛かったチビが…(なかやまなな)
・あるある(笑) そういえば私が子供の頃は、チビって名前の猫とか犬とか多かったけど、最近はあまり聞かないな~。もっと洒落た名前にされちゃってるのかな。でもこういう昭和っぽい名前の方が好き。こちらの句、リズムも良くて大変好みです。(小笠原玉虫)



36. デブ専ネコオタ人なり超人ならず者(圓哉)…0点


・荒ぶってますなぁ。(^皿^) 正直意味はよく分からなかったのですが、勢いがあっていいです。このように果敢にいろんな実験してみて頂きたいのです、とう句会では。(小笠原玉虫)



39. 貴婦人のマダム・タイガー遂に逝き(小笠原玉虫)


・ワタシのです。太ってはいるけど上品で気高かった老猫は近所ではマダム・タイガーというあだ名でした。18歳で逝きました。大したやつでした。(小笠原玉虫)



2013年10月20日日曜日

第三回新宿屑句会 投句全作品発表ぉ!(^〇^)


本日の第三回新宿屑句会にお寄せいただいた投句一覧です♪


01.ジジイの社会の窓から万札

02.身代金が全部二千円札だった


03.二千円札のようにフェイドアウトしていった


04.金が金が尽きてアメリカの正義も終わった


05.絞ったレモン目にジャストミート


06.刈られた田んぼから日暮れている


07.自販機の下熊手差し込む人、よく見たら父


08.パーティは終わったもう金持ちを憎んじゃいない


09.小銭の落ちる音何度も思い出していた


10.気胸のホスト意識遠退いてネオン灯し


11.はじめの一歩で何やら踏んだ


12.百円玉一枚十円玉二枚落とし込んで秋を買う


13.鋼鉄の右手もて自販機の小銭を探る


14.円高ドル高俺安


15.知りながら目で追えばいちじゅうひゃくで残高おしまい


16.身の丈に合わぬ金得てただ孤独


17.旨そうは愛してるって意味だよ鴨


18.キロ単位の金しか受け付けない白秋

19.金などどうでもいいと言ってみる

20.爽やかな場所から上澄みを掬いとる

21.元気と引き換えにまるくなる月だ

22.何となく浮つく新品の鉛筆一本60円

23.毛布にくるまったら「かみさま」なんて嘘つくよ

24.柿たわわ儲け話があるとか

25.500円玉自販機に入れ損ね側溝

26.いさかいの秋刀魚さげられ茶漬けを啜る

27.フーゾク出てきた指で裂きイカつまむのか

28.暗闇や手探りで地の底までも

29.東京の歩き方を忘れる


30.ジェットコースターの後ろがらがら葉はらはら

31.月光や売らるるたびに太る猫

32.また撫でてデブ呼ばわりの割には愛しているじゃあないか

33.デブ猫びっこひいて誰もいない海

34.チビという名でデブ猫になっている

35. でぶ猫となりて見上げるキャットタワー

36. デブ専ネコオタ人なり超人ならず者

37. 秋高しデブ猫専の神の鈴

38. 給食のワゴンに揺られてデブ猫

39. 貴婦人のマダム・タイガー遂に逝き

40. デブ猫の五匹寄り添ふ冬支度

41. でぶ猫の背に永遠の鰯雲

<選句方法>


特選1句、並選3句を選び、選評と一緒に

shinjukuevilrabbits@gmail.com

までお送り下さいませ。

〆切は、10/27(日) 23:59 とさせて頂きます。




<結果発表>


11/2(土)の、何とか夜中にうpさせて頂きます!!

ブログにあがったら、Twitterなどでも告知致しますね。


それでは、皆様の選評、楽しみにお待ち申し上げております!!(^〇^)♪


新宿屑句会 会場屑一同拝


第三回新宿屑句会、席題発表おおお!!(^皿^)



新宿屑句会アダルト担当、藤井雪兎でございます。

僭越ながら、本日の席題、私から出させていただきます。




↓↓↓↓↓「第三回新宿屑句会」 席題↓↓↓↓↓







「デブ猫」









ネット界隈では既にその地位を確立した感のある「デブ猫」というジャンル。

そのふてぶてしい姿に癒されるという方もいらっしゃるのではないでしょうか(´∀`)

というかそれは私なのですが(笑)

「デブ猫」という言葉は、そのまま詠み込んでもオッケー!

もちろん「でぶ猫」でも「デブネコ」でも「でぶねこ」でもオッケー!

デブ猫を思わせる感じでもオッケー!



2013年10月20日(日) 14:00、句会開催時刻までに
shinjukuevilrabbits@gmail.com までお送り下さいませ!!



味わい深い御句、お待ち致しております!!



藤井雪兎 拝

2013年9月29日日曜日

第三回新宿屑句会の告知です♪

会場屑による運営も、ちょっとだけこなれてきました、

改めまして、第二回新宿屑句会(仮)には沢山の方にご参加頂き、

誠に有難うございました♪

結果発表は、楽しんでいただけましたでしょうか。



早速ですが、第三回新宿屑句会のお知らせです♪



出題者として新宿屑句会エロ担当、藤井雪兎がアップを始めました。

やる気満々、怖い顔をして控えております。

皆様奮ってご参加ください♪


尚、今回より、句会の実況は、

専用アカウント @rubbishrabbit 新宿屑句会実況係 にて行います♪

皆様、何卒フォローの方よろしくお願い致します♪

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第三回新宿屑句会


<会場参加情報>

日時:
2013年10月20日(日) 14:00~
※予約などはしないのですが、参加のアナウンスは10月13日(日)までに
    新宿屑句会 shinjukuevilrabbits@gmail.com に頂けると助かります♪

集合場所:
つぼ八 新宿歌舞伎町ピックペックビル8F店
※24時間営業の居酒屋さんになります
※確実に入れそうなので、予約はしないつもりです。
※費用は飲み代のみ。飲み放題~♪


持ち物:
筆記用具(ペン・メモ帳)


<投句のご案内>

形式:
定型・自由律どちらでも可
題詠1句・自由詠1句の計2句をお送り下さいませ(必須)


お題→→→「金」


今回は藤井雪兎からの出題!
「金」の入った句、または連想させる句をお寄せ下さい♪ 生臭くてすみませんね~♪
「ドル」「ペソ」など、外国の通貨でもOK!
金銭じゃなくてゴールドなんかでもOK!
なお、「色彩」ではなく、あくまでも「金銭」という意味合いでお使いください!

また、当日正午に「席題」も発表されます。
お時間に余裕のある方は、是非こちらにもご参加下さい。


※補足説明※
欠席投句には「題詠1句・自由詠1句の計2句」が必須です。
席題もご参加頂く場合は計3句ご投句頂くことになります。

欠席投句に間に合わなかった! 当日、席題だけ送ってもオッケー? ←オッケーオッケー♪
その場合は「席題1句」でのご参加になりますね♪


※席題について※
新宿屑句会における「席題」は、句会開始2時間前発表と、
本来の「席題」とはちがったかたちをとらせて頂いております。
会場に来られないかたにも広くご参加頂くためにネットで投句募集し、
また居酒屋さんの片隅という時間の限られた場所で編集させて頂いている所以であります。
何卒ご容赦下さいませ。


投句先メールアドレス:
新宿屑句会 shinjukuevilrabbits@gmail.com


投句〆切:
2013年10月13日(日) 23:59まで
当日会場参加の皆様も、同期日でお願い致します!(←集計の関係上)
※席題の投句は、2013年10月20日(日) 14:00 までです。
※席題1句のみの参加も大歓迎です♪


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2013年9月10日火曜日

第3回新宿屑句会延期のお知らせ♭

9月22日に予定しておりました第3回新宿屑句会ですが、
会場屑メンバーに急な予定が入ったため
10月に延期させていただくことになりました。

すでにご準備いただいた方、
また告知にご協力いただいた皆さん、
誠に申し訳ありません。

次回の日程につきましては、後日あらためてお知らせいたしますので、
これにこりることなく、ふるってご参加いただきたくお願いいたします。

なお、句会の形式や題詠の「金」も含めて持ち越しとなりますので、
「金」でお作りなられた句は、しばし懐中であっためておいてくださいませ。

また、すでにご投句いただいた句は、
当会運営が責任を持って預からせていただきますが、
次回告知後の再度の投句も可能といたします。

詳細は日程が決まったところでお知らせいたします。
ご迷惑をおかけして恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。



2013年9月4日水曜日

第二回新宿屑句会 結果発表ぉ!(^〇^)

お、遅れて申し訳ありません…!! 第二回新宿屑句会、やっと結果発表です!(^〇^)

今回、3人同時優勝! mekekeさん、なかやまななさん、藤井雪兎さん、おめでとうございます!!
mekekeさんは前回に引き続き2冠!! 素晴らしいですね。

皆様おめでとうございます!(^〇^)

では、以下より、皆様の選評と合わせてじっくり味わってみてくださいね。





8. 呼んでない酒乱がぶちこわしていった
  (7点・mekeke)

    何故来た。あれですね。亭主の浮気を勘ぐって来た。しかし単に友だちと飲んでただけ。
    なので、調子付いて一緒に飲んだ。酒乱。まさか。普通に呼びもしない酒乱が来ただけ
    なんでしょうが。そのぶち壊しが嫌だから呼ばないのに。誰か漏らしたな、情報。(なかやまなな)

    私の事かと思いました‥‥との思いの人も多かったのでは?(私だけ?ではないと信じて
    ます)実際あったら、かなり腹立たしいのかも知れませんが、この句には、そこはかとない
    ユーモアを感じます。(詠美)

    困ったものです。(フロヤマ)

    酒乱という自覚があるかないかが問題ですが、自覚があって普段気をつけていても、
    いざ酒が入ると何でもやってしまうんでしょうねぇ…(藤井雪兎)

    特選でとらせていただきました。ほんとにね! 呼んでもないのに迷惑よね!
    私自身は飲めないため、酔っ払いにブチ壊される方の立場ですので、この句は
    非常によく分りました。気持ちを代弁して頂く気持ち良さ。(小笠原玉虫)

24.男かもしれない人と月を見ている(7点・藤井雪兎)

    BLととったら作者に違うと怒られそう。(圓哉)

    暗くて見えないのか。和田アキ子なのか。ミッツマングローブなのか。(なかやまなな)

    漱石ファンなら「月がきれいですね」と言うべきか言わないべきか迷うところです。(フロヤマ)

    「男かもしれない人」との関係性によって、いろいろな読み方ができますね。
    恋人だった“女”か、“女”友達だったのか。いずれにせよ、月よりも気になります。
    (うぐいす)

    美人に声掛けて二人でベンチに座って美しい月を見てるんだけど、月明かりでよく見て
    みると「もしかして、女装の上手い男??」って疑惑が…!という妄想を楽しみました。
    (37cafe)
    
    特選です。
    特選に選んでおきながらなんなんですが、よくわからない句ですよね♪
    男かもしれない人とはどんな人なのか?
    その人とはどのような関係なのか?
    そして、何故月を見上げているのか?
    すべてが謎ですが、ああこの人男かもねと気づく微妙なシチュエーションにひかれました。
    その微妙さに月が響き合っていると思います。(タケウマ)

    じわじわじわじわキますね。男かもしれない人? で、一緒に月を見る??
    この気持ちの置き所のなさが、妙な不安感・浮遊感を覚えさせ、ファンタジー的です。
    でもなんか好きな情景。面白い。(小笠原玉虫)


26.月がよく映るお猪口に替えてくれ(7点・なかやまなな)

    個人的に、「月」「ふるさと」など、それだけで絵になる言葉はつかわないようにしている。
    (以前はつかいまくっていた!)
    写実句である場合をのぞいて、それらの言葉をつかうことは「置きにいった」あるいは
    「逃げた」と同じだと思っているからである。だから、どんなにいい句だと評判がよくても
    「そりゃそうだよ、月をつかっているもの」とどこか冷めた目で見てしまう癖があるのだが、
    この句は違う。決して、月に頼っていない。逃げていない。置きにいっていない。
    置きにいっていないどころか、挑発的な雰囲気さえある。
    これは、月でなくてはならない句だった。(ロケッ子)

    月を見るつもりではなかったが、目に映る綺麗な月。そして側に女性が居るのが見えて
    きた。その女性に「お猪口に変えてくれ」と頼んでいる。読んでいる私も、ちびちびお酒を
    飲んでいるように、気分が良くなってきた。(桃子)

    風流ですね。月をお猪口に浮かべて(=自分の手の中に収めて)、そして飲み干してしまう。
    なんだか天下を獲ったような気分がしそうです。(うぐいす)

    並選です。
    無い物ねだりですね。月見酒なのでしょう。
    このシチュエーションならば、お猪口に月がはっきり映ってほしい。
    風流ですね♪(タケウマ)

    これはいい。好きです。月とお酒は非常によく合いますね。
    月を捕まえようとして溺れて死んだ、という李白の伝説なんかを思い出しちゃいますね。
    実際は獄中死かなんからしいですけど、美しい酔っ払い伝説、憧れます。(小笠原玉虫)

7. 墓にかけるいいちこも飲んじまった(5点・藤井雪兎)

    そういう人だってこと、墓の下の人もきっとわかっている。(ロケッ子)

    飲み過ぎですね。結局かけなかったのかな。(なかやまなな)

    故人も酒好きだったのだろう。しかし、その酒を飲んでしまった。故人とは、そんなに親しく
    なかったのだろうか。屑だけど、なんだか微笑ましい。(桃子)

    墓にかけようとして持ってきたのをもったいないと思って飲んじゃったんでしょうね。(南天)

    思わず笑ってしまいました。お墓の中のご先祖様も苦笑されてるでしょうね。(37cafe)

    いいちこ好きな故人の子孫は、やっぱりいいちこ好き! 飲んじまったってダメ感が
    漂ってますが、代々続くダメ感という感じで、不思議なあたたかみがあります。(小笠原玉虫)

1. 新宿は鉄の味するハイボール(4点・タケウマ)

    こういう感性を持ち合わせないので、もう素直に感心しちゃいます。
    もうひとつ外来語(カタカナ)の句が上手くできないのでここにも・・・
    しっかり断定してるところ好きだし、全体として僕には季節感も感じられ、いい句です。
    (圓哉)

    夜行バスで東京行くと、新宿で降りるので、朝方の新宿の匂いは、赤ちゃんのゲップの
    ような臭いがするなー、と思ってたんです。なるほど。ハイボールは鉄の味ですか。
    ますます不思議な街だ。(なかやまなな)

    文句なしにかっこいいです。(フロヤマ)

    定型のリズムが気持ちいいですね。ハイボール、っていう言い切りも好き。
    鉄の味するがなんかハードボイルドな感じしてカッコイイです。好き。(小笠原玉虫)

25.食い散らかされた蝉が葉に交じる(4点・mekeke)

    蟻に食べれたのかな。鴉なら丸飲みしそうだし。綺麗に食べてもらえなかった蝉が
    葉に混じる。この葉を揺らすほどの鳴き声をあげていたのに。(なかやまなな)

    「葉と交じる」に蝉だったものが自然にかえっていくところが見える。(南天)

    並選です。
    写生句としていただきました。よく観察されています。
    そうやって土にかえっていくのですね。(タケウマ)

    私は蝉は花みたいだと常々思っているのですが、死んで乾いた蝉は、ほんとに散った
    花のような感じがしますよね。そしてアリさんたちなんかの餌になり。
    葉に交じる、が、ちょっと思い浮かべにくかったかな。(小笠原玉虫)

30.いちばんうるさいやつのジョッキの中身烏龍茶
  (4点・小笠原玉虫)

    そして、飲みの席で冷静なひとが一番怖い。(なかやまなな)

    これ、私の友達だ!ソフトドリンクしか飲まないのに、料理をガンガン注文し、人の話も
    ろくに聞かず、自分の話をベラベラ喋っている。居酒屋以外では、おとなしいんだけど。
    (桃子)

    アルコールではない烏龍茶であるところに飲んで潰れてくれるような希望がない。残念。
    (南天)

    「うるさい」には喋りだけじゃなくて仕草のうるささもありますがこの人はどううるさい人なんだ
    ろう。下戸は下戸なりに気を遣って飲む人間に合わせたテンションでいたらうるさいやつだと
    思われてしまったんだろうか。そうだとしたら、何だか切ない。(mekeke)

    シラフで盛り上がれるのは才能です。(37cafe)

    うはは、オレの句(笑) そしてオレのこと(笑)(笑)(笑)
    飲めないけど盛り上げるからさ~許して! と、下戸は言いたい訳です。(小笠原玉虫)

2. また夏が過ぎようとしてこの海しか知らない(3点・うぐいす)

    夏の去りゆく寂しさが、切なさを伴って心にキュンという思いを呼び起こしてくれたので。
    「この海しか知らない」が、だから幸せ?とも逆にも取れるのがいいなぁと。(詠美)

    とらせていただきました。文句なく好き。自由律的「ぽつん感」が大変好みで抵抗出来ません
    でした。眺めている海は瀬戸内海などの穏やかな海で、詠み手はその土地の生まれ育ち、
    これまでも、そしてこれからもそこに住み続けるのでしょう。
    諦観も感じるけど不思議な安堵感もありますね。こういう安堵感好きです。(小笠原玉虫)

9. ちっちゃくなってビールジョッキにダイブ(3点・37cafe)

    酒の句ばかり選んだようです、3D映画の1シーンを連想ピクサーアニメかな、
    楽しい句です。(圓哉)
    
    浮き輪を浮かべた~日曜日よりの使者!!(なかやまなな)

    かわいい。もう、ちっちゃくなったあなたごと、飲んでしまいたい。(桃子)

    スモールライトで小さくなれたらビールのプールで泳げるみたいな妄想かな。
    暑い夏は冷たいビールに飛び込みたい気持ち、よくわかります。(南天)

    可愛らしい。好きです。好きなものの中に飛び込んで、まみれてみたいですよね。
    わたくしはマッコリの中で泳ぎたい。(小笠原玉虫)

17.屋上行けず地下潜るビールの泡(3点・フロヤマ)

    賑やかビヤガーデンは人気。さて。いつもの地下街に行きますか。(なかやまなな)

    ビアガーデンはだいたい夜の9時頃には閉まってしまうそうです。
    残業お疲れ様です。(藤井雪兎)

    開放的な屋上のビアガーデンも開いてるのに、敢えて地下の安居酒屋へ入るイメージ。
    こういう鬱屈は誠に好みです。いじけたセクシーさがある。(小笠原玉虫)

18.立ち止まって次の一歩が遠い(3点・ロケッ子)

    これもあるある~酩酊・泥酔状態の表現が上手いですし、好きな表し方です。(詠美)

    踏み出そうとする、その決意がなかなか出来ない。立ち止まるのも次の一歩にも勇気が
    いるしエネルギーがいる。次の一歩が「重い」ではなく「遠い」としたのは一歩踏み出す動作
    以前の気持ちの時点で二の足を踏んでいるのかな、そもそも、そんな気力もまだ自分には
    湧かないなという感じなのかなと考えました。
    そんな時間も自分には必要な時間だったのだと、あとから感じられるような人生がこの先
    展開していけたらいいなと思いました。
    立ち止まるまでは歩いていたんだからきっとまた一歩踏み出せるはず、というのはわたしの
    勝手な希望的観測ですがそうなるといいな。(mekeke)

    共感。ちょっと止まって休んだあとって、余計に怖くなってしまったりしますよね。
    また世間はせかしますからね。自分のペースで生きられる世の中がいい。(小笠原玉虫)

32.バイトの子「店長、生中ってなんですか」(3点・桃子)

    バイトではないですが、私も昔、句会後に飲みに連れて行ってもらって、「生中でいい?」
    と聞かれて、「生中ってなんですか」って返したことがありますね。(なかやまなな)

    「生中」当然皆様、続く言葉は出し‥‥を思い浮かべる句が『屑句会』を名乗る上で、
    ならでは!の句と思いまして。(詠美)

    最近まで生中がなんのことだかわからなかった身としてはとても共感してしまう句だなと
    思いました。
    最近の若者はあまり飲まないと聞いたことがありますが、ビールを飲むことも酒場に出向く
    こともなかなかないとなるとわからなくて当然なのかな。
    「生中」が何であるかは何となく、大人なら知っていて当然のことのような気がしていて、
    それを知らなかった自分に対する恥ずかしさみたいなものも思い出しました。(mekeke)

    業務上の相談だけに終わればいいのですが…(藤井雪兎)

    ↑雪兎さん、いい加減にして下さい。それはさておき、最近の若い子って「生中」
     って言わないの!?(小笠原玉虫)

12.飲めない酒飲んで昼の月(2点・うぐいす)

    やけになったというよりは祝いの席での酒のような。(なかやまなな)

    飲めないのに飲みたくなる何かがあったのかな。月は何でもお見通しみたいですね
    (37cafe)

    どうしたのかな、イヤなことでもあったのかな、って、そっと見守りたいような気持になる句。
    けれど、ぼんやりお昼のお月様を酔った瞳で見つめるのも、たまにはいいもんですよね。
    スッキリしたら、明日はいい日。God bless you! (小笠原玉虫)

22.夏のおわりと君のきもちを取りちがえてる(2点・圓哉)

    ハッピーエンドなのかその逆なのかわからないし具体的にどういうことを指しているのかも
    はっきりわからないけどやけに納得させられました。
    取りちがえがち、だって夏のおわりだもの。(ロケッ子)

    別れがたさがこんな気持ちにさせるのでしょうか。勘違いから始まる恋もあるのでしょう。
    (うぐいす)

    夏のおわりのしんみりしたムードを、思わず恋のおわりと取り違えたら、ものすごく不安に
    なることでしょう。切なくなる句。でもこういう繊細さ、失わずにいたい。(小笠原玉虫)

27.中ジョッキに箸挿してまたな~(2点・木曜何某)

    最後の「~」はなくてもよさそうな感じがするけれどもそれがあるからこその軽さが
    よいのかもな~もう当分会わない者同士のような気がします。(ロケッ子)

    中ジョッキに箸を挿すのは飲み会の終わりですね。いい所見てますね。(藤井雪兎)

    楽しい宴が終わって、上機嫌で帰路に付く様子が目に見えるよう。うきうきしますね。
    飲める人が楽しそうにしてるのを見ているのが好きです。こちらの句は、帰る瞬間まで
    上機嫌な様子がスゴく素敵。良句だと思います。(小笠原玉虫)

29.ふたりの名を入れたジョッキに生ぬるいビール注がれている
  (2点・南天)

    このふたりの関係がいろいろに想像できる、面白い句です。(圓哉)

    お前を嫁にもらうまえに…言ったことは何ひとつ守られていない気がします。あ、いえ、
    不満じゃないです。ビール飲ませていただくだけでありがたいです。(なかやまなな)

    並選です。
    京介さんの作品ですよね♪ 思わずクスリでいただきました。
    日頃から京介さんの句材の豊富さにはすごいなあと思っているのですが、
    時間のない席題での瞬発力にあらためて敬意を表します。(タケウマ)

    結婚式か何かに作った夫婦の名前入りのグラスかな。生ぬるいビール、などと文句を
    言いながらも、気心の知れた、仲の良い様子が伺えて、どこかほっとするムードがありますね。
    残念なことも、ほっとすることも共有するのが夫婦ですよね。好きな句です。(小笠原玉虫)

31.中ジョッキ片手で二十個持てるってそれが何になるんだジョニー
  (2点・タケウマ)

    酒場以外のどこで生かせる技なんだいジョニー。見せて欲しいなんてちっとも思わない話を
    ありがとうジョニー。凄いんだかなんなんだかよく分からない、モヤッとしたものを感じて
    そこが引っかかったので選ばせていただきました。(mekeke)

    ジョニー、オクトーバーフェストで活躍する!(なかやまなな)

    アメリカンジョーク風。今度マネしてみたいです。(フロヤマ)

    いや、でも、片手で二十個はスゴいよジョニー!達人の域。ユーモラスな句。(小笠原玉虫)

4. メケメケの古酒メケメケの新酒かな(1点・なかやまなな)

    並選です。
    特選に続き、こちらもよくわからない句です♪語感、リズムだけでも句ってできちゃいますよね。
    「メケメケ」にも「古酒」「新酒」にも多分意味はないのでしょう。
    その意味のなさにひかれたということですね。(タケウマ)

    古酒だろうと新酒だろうと酒は酒、好きだよーんみたいな、楽しい雰囲気を感じました。
    リズムも好き。何か楽しいからいいじゃない!(小笠原玉虫)

5. 夜な夜な酒に渋谷で一人蝉の声(1点・詠美)

    とりました。夜中でも鳴いてる蝉の声が、悩ましい、暑苦しい感じで好きです。
    あと、渋谷で飲まれてるってところになんか共感。新宿にも来てね!(^〇^)(小笠原玉虫)
    

15.新走り風を切るよな宵が来る(1点・圓哉)

    並選です。
    時期的にはもう少し後なのでしょうが、秋は新酒の時期ですね。
    晩酌で新酒をたのしもうというのでしょう。
    その期待感を「風を切るよな宵」と表現したのだと思います。
    さて、風がなにかを切るように吹くことはあるけれど、風を切ることができるのでしょうか。
    え?と思いながらも、新酒を試す宵にはそれぐらいの力があってもいいよな
    気がするのです。(タケウマ)

    新酒が出る! ああ帰って飲みたい! みたいな期待感に打たれました。
    逸る気持ちがよく表れていて、私好みの句であります。(小笠原玉虫)

16.避ける避けられる叫ぶ笑われる酒に呑まれる
  (2点・桃子)

    『さけ』の音を続けた巧みさ。ただ、『笑われる』の所が惜しかった。
    でもこの句意ではこうするしかなかったような気がします。(藤井雪兎)

    とりました。私は「笑われる」必要だと思います。韻よりも意味を重視したいときあります
    よね。ここは笑われるから余計にダメになっちゃうんだと思う。やっぱ「笑われる」重要
    ですよ!(小笠原玉虫)

21.右の手を伸ばすかそけき声は秋(1点・タケウマ)

    声に出して読んだときの音が好きでした。体を患っているのでしょうか。
    右の手が求めるものを差し出してあげたい。(うぐいす)

    手を伸ばす人、かそけき声の人は、何故か病床にいる人の姿で浮かびました。
    病人か、介護されている年老いた親御さんかな。人生の秋って感じがしてさみしい。
    でもしっとりとした良句。好きです。(小笠原玉虫)

23.人脈ばかり気にしたまま夏が終わる(1点・桃子)

    あまり感傷的にならずに夏の終わりを描いていていいですね。(藤井雪兎)

    ここでいう「人脈」って、夏にリア充っぽく一緒に遊んでくれそうな人のこと? それとも
    ほんとに就活とかでいうところの人脈? どちらと捉えるかで読者によって相当ちがった
    印象を受けそう、その広がりが面白いなと思いました。(小笠原玉虫)

33.中ジョッキ隣のとすり替えておく(1点・藤井雪兎)

    「あれ、俺、こんなに飲んだかな」「飲んだわよー。何、もう酔ってんの」(なかやまなな)

    とりました。文句なく好きです。メチャクチャダメな感じが漂っています。
    自分のより多く残ってる隣りのジョッキをすり替える。飲み放題だからおかわりすりゃ
    いいのに(笑) どんだけ屑なんですか(笑) (小笠原玉虫)

3. スピリタスをスピリタスで割って出されている(0点・南天)

    あ、ありゃー(;´Д`) これはバーテンに狙われてますね。動けなくなったら捕獲されるんだ!
    南天さま逃げて!!(小笠原玉虫)
    

6. シャツ売り場追いやられてゆく夏(0点・フロヤマ)

    しんみりとした雰囲気に共感。売り場は季節を先取りしてますものね。じっくり味わわないと、
    すぐに次の季節になってしまう。夏はまた来るけど今年の夏は一度きりなんだよぉ! と
    喪失感を覚えました。文句なく好きな句です。(小笠原玉虫)

10.狂ったテディベア抱いて奈落の底(0点・南天)

    ゴスロリ調の雰囲気でいいですね。マジックで血のような汚れを書き足し、包帯とか眼帯を
    つけられたテディベアなのでしょう。奈落を覗き込むの楽しいですけど、引きずり込まれない
    ようにお気を付け下さい…!!><(小笠原玉虫)

11.飲まずに飲んでごきげんの君を見ている(0点・小笠原玉虫)

    はい、オレの句(笑) オレは下戸だから、連れのごきげんちゃんな様子を見てる訳ですよ、
    いつもいつも。それが楽しかったりするのです。(小笠原玉虫)

13.枯れ花と発泡酒ありて墓地しづか(0点・ロケッ子)

    光景が目に浮かびますね。そして墓の花挿しの水は熱い。(小笠原玉虫)

14.散歩中犬のおならに赤面し(0点・37cafe)

    あるある(笑) 犬のおならはかなり臭いから笑っちゃいますよね(笑) 
    何気に定型句になってるところも可笑しみを増してる気がします。(小笠原玉虫)

19.欲の哀れもまた愛しいと逝く夏(0点・詠美)

    非常になまめかしい印象を受けます。夏に激しく求め合うような関係になったのかな。
    そして夏が終わる。さてどうなる?と、物語性を感じます。好き。(小笠原玉虫)

20.夏の果て朝からしにたいことばかり(0点・小笠原玉虫)

    オレの句(笑) 寝覚くんにごぶたまでさらしものにされてブッ叩かれるという光栄に浴しました。
    ああしにたいしにたい(笑)(笑) (小笠原玉虫)

28.粋がる中ジョッキを横目にウイスキー舐める
  (0点・mekeke)

    「いや~ビールが一番ですよ。ビールしか飲めないですよ」ピッチが早い。
    酔いも早い。トイレも近い。(なかやまなな)

    大学生が大騒ぎしながら飲んでるのを、うるさいなーと思いながら、ひとりでウイスキーを
    飲んでるおじ様が目に浮かびます。週末はしかたがない、月曜日には静かに飲めるでしょう、
    と慰めたいような気持になりますね。(小笠原玉虫)

34.中ジョッキ二杯目の次は席を立ち(0点・37cafe)

    会社の飲み会のイメージ。にこやかにカンパーイ!して、2杯目まではお付き合いするけど、
    2杯目終わったら「主人がうるさいので、この辺で~^^」と、にこやかに去っていくクールな
    おばさまが目に浮かびます。と、いうか、私が会社飲みでそんな感じなので共感を覚えました。
    大人の処世術ですね。定型のリズムが川柳みたいでニヤッとする楽しさ。(小笠原玉虫)


2013年8月25日日曜日

第二回新宿屑句会、投句全作品発表ぉ!(^〇^)

本日の第二回新宿屑句会にお寄せいただいた投句一覧です♪


1.  新宿は鉄の味するハイボール

2.  また夏が過ぎようとしてこの海しか知らない

3.  スピリタスをスピリタスで割って出されている

4.  メケメケの古酒メケメケの新酒かな

5.  夜な夜な酒に渋谷で一人蝉の声

6.  シャツ売り場追いやられてゆく夏

7.  墓にかけるいいちこも飲んじまった

8.  呼んでない酒乱がぶちこわしていった

9.  ちっちゃくなってビールジョッキにダイブ

10.     狂ったテディベア抱いて奈落の底

11.     飲まずに飲んでごきげんの君を見ている

12.     飲めない酒飲んで昼の月

13.     枯れ花と発泡酒ありて墓地しづか

14.     散歩中犬のおならに赤面し

15.     新走り風を切るよな宵が来る

16.     避ける避けられる叫ぶ笑われる酒に呑まれる

17.     屋上行けず地下潜るビールの泡

18.     立ち止まって次の一歩が遠い

19.     欲の哀れもまた愛しいと逝く夏

20.     夏の果て朝からしにたいことばかり

21.     右の手を伸ばすかそけき声は秋

22.     夏のおわりと君のきもちを取りちがえてる

23.     人脈ばかり気にしたまま夏が終わる

24.     男かもしれない人と月を見ている

25.     食い散らかされた蝉が葉に交じる

26.     月がよく映るお猪口に替えてくれ

27.     中ジョッキに箸挿してまたな〜

28.     粋がる中ジョッキを横目にウイスキー舐める

29.     ふたりの名を入れたジョッキに生ぬるいビール注がれている

30.     いちばんうるさいやつのジョッキの中身烏龍茶

31.     中ジョッキ片手で二十個持てるってそれが何になるんだジョニー

32.     バイトの子「店長、生中ってなんですか」

33.     中ジョッキ隣のとすり替えておく

34.     中ジョッキ二杯目の次は席を立ち





<選句方法>

特選1句、並選3句を選び、選評と一緒に

shinjukuevilrabbits@gmail.com

までお送り下さいませ。

〆切は、9/1(日) 23:59 とさせて頂きます。



<結果発表>

9/7(土)の、何とか夜中にうpさせて頂きます!!

ブログにあがったら、Twitterなどでも告知致しますね。


それでは、皆様の選評、楽しみにお待ち申し上げております!!(^〇^)♪





第二回新宿屑句会、席題発表おおお!!(^皿^)



どうも、屑幹事=玉虫でございます。

僭越ながら、本日の席題、わたくしから出させていただきますペコリッ




↓↓↓↓↓「第二回新宿屑句会」 席題↓↓↓↓↓







中ジョッキ 








ハイッ! まずはこれから、って感じですね!!(^〇^)

生中、チューハイ、梅酒ソーダ割り、飲めない貴方は烏龍茶?

さて、何からいかれますか?(*^^*)

「中ジョッキ」という言葉は、そのまま詠み込んでもオッケー!

中ジョッキを思わせるムードだけでもオッケーです。



2013年08月25日(日) 14:00、句会開催時刻までに
shinjukuevilrabbits@gmail.com までお送り下さいませ!!



味わい深い御句、お待ち致しております!!(^〇^)



玉虫 拝






2013年8月9日金曜日

第二回新宿屑句会、やるよ~(^〇^)♪

先日の、第一回新宿屑句会(仮)におきましては

たくさんの方にご参加頂き、誠に有難うございました。

その後、ぐずぐずだらだら過ごしておりましたら、あっという間に8月…

お盆もそろそろ来ようかという頃になって、やっと今月の日時の発表です(汗)

前回と同じく、当日会場参加と欠席投句を大募集致します♪

皆様奮ってご参加下さいませ(^〇^)


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第二回新宿屑句会


<会場参加情報>

日時:
2013年08月25日(日) 14:00~
※予約などはしないのですが、参加のアナウンスは08月18日(日)までに
    新宿屑句会 shinjukuevilrabbits@gmail.com に頂けると助かります(^〇^)

集合場所:
つぼ八 新宿歌舞伎町ピックペックビル7F店
※24時間営業の居酒屋さんになります
※確実に入れそうなので、予約はしない方向でまいろうと思います。
※費用は飲み代のみ。コースじゃない方が安いので、当日行きあたりバッタリで注文します(汗)


持ち物:
筆記用具(ペン・メモ帳)


<投句のご案内>

形式:
定型・自由律どちらでも可
題詠1句・自由詠1句の計2句をお送り下さいませ(必須)

お題→→→「酒」
「酒」の入った句をお寄せ下さい!
「ビール」「焼酎」など、お酒の種類でもOK!( ^m^)♪

なお、当日正午に「席題」も発表されます。
お時間に余裕のある方は、是非こちらにもご参加下さいませ(^〇^)

※補足説明※
欠席投句には「題詠1句・自由詠1句の計2句」が必須です。
席題もご参加頂く場合は計3句ご投句頂くことになります。

※席題について※
新宿屑句会における「席題」は、句会開始2時間前発表と、
本来の「席題」とはちがったかたちをとらせて頂いております。
会場に来られないかたにも広くご参加頂くためにネットで投句募集し、
また居酒屋さんの片隅という時間の限られた場所で編集させて頂いている所以であります。
何卒ご容赦下さいませ。


投句先メールアドレス:
新宿屑句会 shinjukuevilrabbits@gmail.com


投句〆切:
2013年08月18日(日) 23:59まで
当日会場参加のの皆様も、同期日でお願い致します!(←集計の関係上)


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2013年8月4日日曜日

第一回新宿屑句会(仮) 結果発表ぉ!(^〇^)

皆様お待たせ致しました。

第一回新宿屑句会(仮) 結果発表でございます♪

今回、同点優勝で特選句2句出ました!!

mekekeさん、りんこさん、おめでとうございます!(^〇^)♪


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第一回新宿屑句会(仮) 結果発表


  ※(得点 作者)そして句の下にあるものが選評になります
  ※同点句は通し番号順に掲載させて頂きました。
  ※会場屑…特選1句2点、並選5句1点 / 一般選…特選1句2点で計算しております。
  ※7/21(日)当日のまとめはこちら
       こちらから、当日の会場屑や見学の皆さんの感想もご覧になることが出来ます。

6.寝違えてちょっと変わった世間が見える(5点 mekeke)

  首が少し傾いて、動かなくなった状態だろうか。痛みのないようにゆっくり歩くと、
  景色がいつもと違ってみえる。前のめりの急ぎ足で他人を蹴散らして歩くことの
  莫迦らしさに気づいたり、弱い者に対するちょっとした気遣いや優しさが見えた、
  ということであってほしい。世間などというものは、首 を少し傾けただけで変わって
  みえるのだ、ともいえる。可笑しさのなかに真理がある。(松田畦道)
  
  実際こういった不測の事態が起こらないと、物事を見る角度はなかなか変わらない
  のかもしれない。(藤井雪兎)

28.屑男にブレーンバスターかけた日も豆腐の味噌汁
  (5点 りんこ)

  屑男をぶん投げたほど(実際は投げてはいない)頭に血が上ったけれど、それでも
  今日もその屑男に夕飯をつくっている「私」。ごめんと思っていても『ごめん』と言えない
  どうしようもない男。なんだかんだでいつも豆腐のみそ汁を差し出し『許してあげる』と
  「私」は伝える。同棲して4年目、これから先どうすんのよ、私と一体どうなりたいのよ、
  あんたは。
  ……という妄想が広がり、大変楽しませていただきました。ありがとうございました。
  (なかの真実)

11.夜道ふらふらよそんちの蚊取りがやさしい
  (4点 小笠原玉虫)
 
  夜道をふらふらしているのは誰か。作者はもちろん、その家の前から出て来た腹の
  でかい蚊もふらふら(あるいははあはあ)しているんだろう。この作者の家の蚊取りは
  ずいぶん強力なのか。そんなことまで伺える句。この蚊取りは線香のような気がする。
  蚊にもやさしいが、これを嗅ぐ作者にも、むかしのことが思い出されてやさしいきもち
  になるのではないか。(なかやまなな)

  行く当てが無いのか、家路か分からないけれど、力無く歩く夜道にふっと漂ってきた
  蚊取り線香のにおい。その匂いを感じた。(天坂寝覚)

34.土下座の頭に蚊の止まる(4点 藤井雪兎)

  土下座と聞くと、ネガティブなイメージが強いのですが、この句からは土下座された人も
  思わず吹き出してしまい、簡単に許してしまうようなポジティブな感じが強く出ていました。
  特選句を選ぶにあたり、どの作品にしようか、かなり悩んだのですが、最初(7/21時点)と
  同じく、この句が一番良いと思いました。これだけなのに、漫画に書いたような、白いワイ
  シャツで、ランニングが透けている、ハゲ頭を連想。蚊がブンブン飛んでいるような汚い
  場所で、女王様に土下座しているのだろうなあ…と(笑)。屑って言ったら怒られそうですが、
  この屑っぷり、大好きです。(桃子)

  読んだ瞬間のインパクトがすごかった。おかしいのに、物悲しい。私なら叩けない。そして
  なぜかこれはハゲ頭であると決めつけて読んでしまった。(うぐいす)

35.ガソリンの匂い遠くで祭笛(4点 タケウマ)

  ガソリンの匂い遠くで祭笛 を特選に選びました。 焼身自殺を思わせるガソリンの匂いと
  ピーヒャラリと明るそうな祭笛の対比。 死と生。 漫画『悪の華』の祭りのシーンもちょっと
  思い出しました(ネタバレになるので詳しくは書きません)。 また、嗅覚と聴覚のうまい取り
  合わせかとも。(南天)

12.幸せなドブネズミの尻尾ちぎれている(3点 南天)

10.夜店までいるわいるわのこどもたち(2点 圓哉)

  「いるわいるわの」という言葉の響きが好きです。時間まで全力で楽しむ子供たちの様子が
  目に浮かびました。夏の夜の外の魅力ってありますよね。(りんこ)

13.再利用できない屑になる(2点 南天)

  世の中には、一度役目を果たして屑となったものを再処理して、使えるものを抽出し今一度
  使う事例があるようだ。うまくいっている事例もあまりうまくいっていない事例もあるようだが、
  せっかく屑となったものを もう一度使えるようにするという生産性至上主義的な行為がボク
  にはどうにも鼻持ちならない。屑は屑としてそっとしといてあげればいいのにと思ってしまうの
  だ。長い前振りだが、この句の屑は自ら再利用できない屑となると意志表示をしている。
  その姿勢をもって特選としたい。何故屑となったかもしくはなろうとしているのかは不明だが、
  屑となる以上無用のものとなることこそ屑の歩む正しい道であろう。あらためて屑道を示した
  揚句に最大限の敬意を払う所存である。(タケウマ)

19.鉄屑の山に蝶二匹(2点 矢野錆助)

  ありがちな取り合わせな気もしますが、やはりこういうのが好きなんです。特に「蝶二匹」から
  は新たな生命の誕生を感じました。(フロヤマ)

27.玉虫や羽根に星屑付けて来し(2点 タケウマ)

  この句会の(あるとすれば)趣旨とは違う路線ではありますが、お題も入ってるしやはり何より
  この季節にぴったり、素敵な一句です。(圓哉)

39.手紙みな屑にした短夜(2点 うぐいす)

  言葉の流れにその行為のあっけなさを感じた。でも何か引きずる感覚がある。
  屑にしてしまえばあっけないものかもしれないけれど、
  そうなるまでにどれほどの時間が過ぎたんだろう。
  どうでもいい手紙なら「屑にした」と感じること無く屑になると思うので、
  この手紙はやっぱりそれなりに引っかかりのある手紙なんだろうと思う。
  善くも悪くも「屑にした」と意識できる手紙があることを少し羨ましく感じたりもした。
  (mekeke)

3.おしっこがやたら臭くて香ってた(1点 中筋祖啓)

8.こぼれ落ちた米つぶがつまめない(1点 圓哉)

16.夜がごみ屑のこしていった(1点 天坂寝覚)

17.言われたこと無くてクズかも知れない(1点 mekeke)

18.C言語で会話するぼくらはクズ(1点 桃子)

20.屑篭の静かに倒れ台風の夜(1点 藤井雪兎)

21.チップスの屑食べてゐる土用波(1点 なかやまなな)

30.燃え屑にもなれず夏の底に沈んでいる(1点 なかの真実)

33.アスファルト白に焼き上がりわたしの影だけ
  (1点 なかの真実)

36.マシュマロを炒めて妖精のにおい(1点 桃子)

37.朝方自慢して遅刻してくる屑(1点 小笠原玉虫)

1.通学路に顔出したどぶねずみはシマリスの顔(無点 りんこ)

2.夏シャツの笑う健康法不気味(無点 なかやまなな

4.嘘つき爺さんの孫で俺も嘘つく(無点 りんこ)

5.どぶねずみ何か用ならさん付けで呼べ(無点 mekeke)

7.また人を斬ってしまった夏の月(無点 松田畦道)

9.嘱託は夏越の祓えも効かずして(無点 圓哉)

14.ピアス穴数えて眠るバナナかな(無点 タケウマ)

15.イエスノーヒヨドリネットワーク回線(無点 中筋祖啓)

22.夏雲の中心にどぶねずみの歯(無点 なかやまなな)

23.星屑紙屑境に鉛筆(無点 Akira YASUTOMI OHKITA)

24.コンビニ半月ブルーハーツの夜
  (無点 Akira YASUTOMI OHKITA)

25.ツッコミがグー(無点 南天)

26.屑籠のティッシュの山も熱帯夜(無点 松田畦道)

29.酔っ払いのポケットに溝鼠もぐり(無点 藤井雪兎)

31.いつかどぶねずみは白いお馬になるらしい(無点 桃子)

32.晩夏光バケツの底にどぶねずみ(無点 タケウマ)

38.泥を見て星を見ている溝鼠(無点 前田獺太郎)

40.青芝にゆふべの雨の匂ひたり(無点 うぐいす)

2013年7月23日火曜日

第一回新宿屑句会(仮) 全句発表ぉ!(^〇^)

第一回新宿屑句会(仮)投句作品を発表致します!!(^〇^)

屑幹事=玉虫、正直「会場屑の作品しか出ないんじゃないの~?

皆様投句して下さるだろうか……こんなユルユル句会に……」などと

思っていたのですが、何となんと!

予想を遥かに超えて、40句もの力作をお送りいただきました。感謝感激!


しかし、当日の集計は思ったよりもバタバタしてしまい……><

まさかとは思うのですが、もし「オレの句がない!!」などという、

とんでもなく失礼なことがありましたら、即ご連絡下さいませ><


次回は投句の〆切は、当日の一週間前にしよう、などと、

会場屑一同大反省した次第であります。



それでは、皆様による選句方法を発表致します。

特選一句を選び、通し番号、句、ご感想、選者の名前を明記の上

shinjukuevilrabbits@gmail.com

までお送り下さい。

〆切は7/31(水) 23:59です。


結果発表は8/3(土)の夜とさせて頂きます!

一般選・会場屑選の二種類を発表させて頂こうと存じます。

それではよろしくお願い申し上げます。m(__)m


屑幹事★小笠原玉虫 拝


↓↓↓ 投句作品 ↓↓↓

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1.通学路に顔出したどぶねずみはシマリスの顔

2夏シャツの笑う健康法不気味

3.おしっこがやたら臭くて香ってた

4.嘘つき爺さんの孫で俺も嘘つく


5.どぶねずみ何か用ならさん付けで呼べ


6.寝違えてちょっと変わった世間が見える


7.また人を斬ってしまった夏の月


8.こぼれ落ちた米つぶがつまめない


9.嘱託は夏越の祓えも効かずして


10.夜店までいるわいるわのこどもたち


11.夜道ふらふらよそんちの蚊取りがやさしい

12.幸せなドブネズミの尻尾ちぎれている

13.再利用できない屑になる

14.ピアス穴数えて眠るバナナかな


15.イエスノーヒヨドリネットワーク回線


16.夜がごみ屑のこしていった


17.言われたこと無くてクズかも知れない


18.C言語で会話するぼくらはクズ


19.鉄屑の山に蝶二匹


20.屑篭の静かに倒れ台風の夜


21.チップスの屑食べてゐる土用波

22.夏雲の中心にどぶねずみの歯

23.星屑紙屑境に鉛筆

24.コンビニ半月ブルーハーツの夜


25.ツッコミがグー


26.屑籠のティッシュの山も熱帯夜


27.玉虫や羽根に星屑付けて来し


28.屑男にブレーンバスターかけた日も豆腐の味噌汁


29.酔っ払いのポケットに溝鼠もぐり


30.燃え屑にもなれず夏の底に沈んでいる


31.いつかどぶねずみは白いお馬になるらしい

32晩夏光バケツの底にどぶねずみ

33.アスファルト白に焼き上がりわたしの影だけ

34.土下座の頭に蚊の止まる


35.ガソリンの匂い遠くで祭笛


36.マシュマロを炒めて妖精のにおい


37.朝方自慢して遅刻してくる屑


38.泥を見て星を見ている溝鼠


39.手紙みな屑にした短夜


40.青芝にゆふべの雨の匂ひたり

2013年7月21日日曜日

第一回新宿屑句会(仮)、席題発表おおお!!(^皿^)



どうも、屑幹事=玉虫でございます。

僭越ながら、本日の席題、わたくしから出させていただきますペコリッ




↓↓↓↓↓「第一回新宿屑句会(仮)」 席題↓↓↓↓↓





どぶねずみ





ハイッ! ねずみちゃんです!!(^〇^)

表記は、ひらがな・カタカナ・漢字どれでもOK!!

いっそRATとか英語でもオッケー!!

どぶねずみ的雰囲気を詠むだけでもオッケー!!!



新宿で逞しく生きる彼らにスポットライトを当ててあげて下さい!!

動物マニアの玉虫からのお願いでございます♪



Coolな御句、お待ち致しております!!(^〇^)



玉虫 拝







第一回新宿屑句会(仮)、新宿でやるよ~(^〇^)♪

何となーく集まって、日曜の昼間っから俳句を語りつつ飲みまくってた

わたくしたちの昼宴会。。。



いっそ句会にしたらどう? と思い立ち、今月から

実験的に開催してみやうと思うのです( ^ω^)♪



会の名前問題などでバタバタしましたが、とりあえず

「新宿屑句会(仮)」で見切り発車です。



で、第一回句会。

7月21日(日)14:00~、新宿エリアで開催!

多分、カラオケ屋さんの広めのお部屋で。

飲んだり食べたり、飽きたら歌ったり(?)の、ユルユルな感じで参ります。


当日会場参加ご希望のかたは、7月15日(月・祝) 23:59 まで

下記メールアドレスまでお知らせ下さいませ。


何しろバタバタしましたんで、いきなりですけど明日までです。

ほんと申し訳ない。よろしくお願い致します。

件名を 「7/21参加希望」 とかにしていただけると分かり易いです♪

人数が確定しましたら、お店予約しまして、場所お知らせ致します~(^〇^)



また、同じメールアドレスにて欠席投句も受け付けております!

〆切は 7月21日(日) 14:00 でございます。

以下の3句、もしくは2句でお待ち致しております!

※件名を 「7/21欠席投句」 とかにしていただけると分かり易いです♪


↓↓↓第一回新宿屑句会(仮) 投句 募集要項↓↓↓

★題詠 『屑』

はい、いきなりクズですw 新宿屑句会(仮)ですし。

屑・くず・クズの入っている句、又はそういう雰囲気が色濃く漂っている句を

お願いいたします(^〇^)



★席題

わたくしおがさわらから、句会当日の正午にお題を出させていただきます!

発表場所は、こちらのブログとTwitter。

何が出るかな~何が出るかな~ンフフフフ♪

正午~14:00までに、バッと詠んでお送り下さいませ(^〇^)



★自由詠

ご自由に1句以上、どうぞ!!


↑上記3句! もしくは題詠&自由詠の2句をお送り下さいませ♪



※補足説明

 席題は必須ではありませんのでご安心を。

 当日時間が合わずに見られなくても安心安心♪

 また、形式は、定型・自由律問いません。ご自由にどうぞ!



選句・選評の形式は、追ってお知らせ致します。もう少々お待ち下さいませ。


どうぞ皆様、当日会場・欠席投句、共に奮ってご参加下さいませー(^〇^)


玉虫 拝