第三回新宿屑句会、結果発表をさせていただきます…!!
ごめんなさい、速報に誤りがありました><
今回、最高得点は同点2名、
と、いうことで、三代目屑王2名選出させていただきました。
三代目屑王は…
十月水名さま、北大路京介さまです!
おめでとうございます!!(^〇^)♪♪♪
ちなみに京さまは、雪兎賞も獲得しております。重ねておめでとうございます!!
十月さまは、第十八回鉄塊鍛錬句会及びダイヤモンド句会「ハロウィーン」でも
最高得点を獲得していらっしゃいます。実力者!!
本当におめでとうございます!!!(^〇^)♪♪♪(←めでたいか…?w)
集計バタバタしてしまい、大変ご迷惑をおかけいたしました。
心よりお詫び致します。
運営方法を整理してまいりたいと思います。
さて、以下が投句全作品の点数と選評でございます。
どうぞ皆様、お楽しみくださいませ…!!!
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◎=特選、○=並選、・=選外コメントのみ
掲載順は点数高→低、通し番号順です
02.身代金が全部二千円札だった(十月水名)…6点
○二千円札の句は二つありどちらか悩みましたが意外性という点でこの句かなあと選びました。(圓哉)
○犯人側から見ても、要求された側から見ても「面倒くさいな~」と思ってしまう二千円札の存在感。「金」なのに何となく有り難さより面倒くささが立ってしまう二千円札の存在感。(mekeke)
○あの使いにくい二千円札はどこに行ったのかと思うこともなく、その存在すら忘れていましたが、こんな意地悪な使い方をされていたのですね。犯人や人質の心中を察するばかりです。(タケウマ)
○私は犯人のではなく人質の視点で読みました。絶望的な気分になりますね。あ、これ終わったわ、みたいな。(藤井雪兎)
○驚いたのは犯人ですよね。使いづらいものを受け取って困惑したのか。共感は出来ない。句会をなめてんの! でも面白い(笑)。(可児)
・犯人も人質も、ズコー!!とコケているのが目に浮かぶようです。何でこんな緊急事態にそんなことをしたのでしょう。二千円札で全部揃える方が難しいって! これは絶対助ける気ありませんね。人質とその身内、そして犯人。人間関係が非常に気になるところです。(小笠原玉虫)
33.デブ猫びっこひいて誰もいない海(北大路京介)…6点
◎デブ猫のプライド。みんなのいるところでなんか泣けないよ。(うぐいす)
○今はもう秋。誰もいない海。(なかやまなな)
○デブ猫の句の中で最も際立っていました。デブ猫の何が難しいって具体的過ぎるんです。びっこひいてるってどういうことかっていうと、喧嘩で負けたばっかりなんです。これから野良としてどうやって生きてけばいいのか。絶望を感じます。あと猫を突き放した視線がいい。擬人化とかの甘ったるさがないね。そこが好き。(可児)
・これは見た瞬間ズキッとしました。太ってはいるけど野良猫かな。これからどんどん寒くなっていく季節の海って感じがしますね。デブ猫句はユーモラスな感じのが多かった中、特別光っていました。素晴らしいです。(小笠原玉虫)
06.刈られた田んぼから日暮れている(うぐいす)…5点
○句から浮かんだ情景になんだかお腹が空いてきました。刈られる前の田んぼには風が似合って、刈られたあとの田んぼには日暮れが似合うなあと感じました。(mekeke)
○僕の身近には田んぼないので、僕にとっては非日常の光景です。さみしいけれど美しい風景です。(可児)
○何もないからこそ、暗がりがよく分かるのだろう。(なかやまなな)
・佳句だと思います♪ 稲刈りの仕事を終え家路につく人の姿も見えてきます。(タケウマ)
・写生句ですね。関東平野の田舎出身の私には懐かしい光景です。畑よりも田圃が身近な環境で育ちました。稲刈りのあとの、広大な空き地のような田圃は、淋しいようなほっとするような場所ですよね。そんな田圃に日が暮れる。帰郷したくなりました。(小笠原玉虫)
11.はじめの一歩で何やら踏んだ(藤井雪兎)…5点
◎意気揚々と玄関を飛び出して、また玄関に戻ることになった絵が思い浮かびました。踏んではいけないものを踏んだ感じしかしない。犬のうんち踏んじゃうぐらいが良い。地雷ならアウト。(北大路京介)
○踏んだのはやっぱりアレかなあ。これも「当たり」と思いましょう。(うぐいす)
・先が思いやられます。14秒殺句。作者の自己評価が随分低いことが伺われます。(浮儚)
・いや、なんだか言わなくていいから!(タケウマ)
・折角勇気出して踏み出したのに、ぐしゃっ(笑)。踏んだものはきっとアレだろう、と、句会当日も非常に話題になった句。短くバシッときまってますね。前半と後半の落差が面白い。でも負けるな! と、エールを送りたくなります。(小笠原玉虫)
14.円高ドル高俺安(北大路京介)…5点 ※雪兎賞
◎特選にとらせていただきました。今回いろんなカネ句があって非常に楽しかったんですが、この句の可笑し味は群を抜いていました。見た瞬間フハッと不可抗力で笑いが出ました。俺だけが安い。この自嘲は、しかし、冬の晴れ間のような奇妙な明るさに満ち満ちています。安い俺、と謙遜しながら、優しい人なのだろうなと思ってしまいました。短くスパっとまとまっているのもいい。文句ナシ、今回の一番です!!(小笠原玉虫)
○言い得て妙。素直に上手いって思いました。(詠美)
15.知りながら目で追えばいちじゅうひゃくで残高おしまい(mekeke)…5点
◎お金についてまわる虚無感、脱力感が伝わってきました。「知りながら」に哀愁があります。(十月水名)
○かなしい…。「いちじゅうひゃく」の平仮名がいいなあと思いながらも、そんな技巧よりも、とにかくかなしい……(タケウマ)
・あるあるある(涙)。やっぱりない、四ケタは、ない…給料日まであと十日もあるのに…最近のATMは千円からじゃないと下せないところも多数。死活問題です。(小笠原玉虫)
26.いさかいの秋刀魚さげられ茶漬けを啜る(フロヤマ)…5点
○ちょっとした一言が癇に障るんです。だまって食べなさい。(うぐいす)
○これは明らかに夫婦の句ですね。ケチつけたらさげられちゃったんですね。(可児)
○とりました。夫婦の情景ですね。ちょっとぶつぶつ言ったら「それなら食べなくていいわよ!」とか言われて秋刀魚さげられちゃったんですね。それで大人しくお茶漬けを食べている大人しい旦那さんがいい。ケンカしちゃってますが、きっとこのご夫婦は仲がいいだろう、と思います。(小笠原玉虫)
01.ジジイの社会の窓から万札(桃子)…4点
○手を使わずに取れということですね。さすがジジイ。ジジイの性欲はこのように陰湿でなければならない。(藤井雪兎)
○今回の句会告知しまして、かなり早い段階でご投句頂いた作品なのですが、いきなりですよ。いきなりこの勢いにやられました。普段は素敵な定型句を詠むかたがこんな…!? 一体どういう状況なのでしょう。屑句会当日にも出たように、そういうプレイなのでしょうか。ふてぶてしいジジイです。お金の持ついやらしい力を存分に発揮していますね。素晴らしい。大好きです。(小笠原玉虫)
09.小銭の落ちる音何度も思い出していた(藤井雪兎)…4点
◎公衆電話の思い出と思います。過去形なので甘酸っぱい思い出。作者はおっさんかもしれない。(可児)
○チャリン、チャリン。収入であれば「落ちる」ではない、ので支出。カード社会でお金が出て行く音が聞こえない。無駄遣いしているのかも。使いすぎてしまったのか。音を思い出して反省。(北大路京介)
○音が思い出の鍵となることってありますよね。季語は入っていませんが、秋らしい句です。(フロヤマ)
・いいですね。しんみりします。このかたもっとえげつないお金の句詠むのかと思ったら、しみじみしたいいの出してきたので驚きました。何となく、寒い季節のような気がする。ちゃりんと落ちる小銭の音まで澄んで聞こえるのはやはり冷たい空気あってのことでしょう。どんな思いで小銭の音を思い返しているのか、またそんな音が耳に焼き付くなんてどういう経緯があったのか、非常に気になります。物語性のある句だと思います。(小笠原玉虫)
40. デブ猫の五匹寄り添ふ冬支度(可児)…4点
○二匹じゃなくて五匹がいいですね。五匹寄り添う姿を見てみたい。(タケウマ)
○冬支度しなくてもいいんじゃないかというほど暑苦しくて面白いです。五匹でよかった。これが二匹だったら普通でした。(藤井雪兎)
・最後まで迷いました。定型が好きなので。デブ猫×五匹と云うパンチも効いてます。暑苦しいやら愛らしいやらの冬支度ですね。(浮儚)
○とりました。もっふもふな快感に抵抗出来ず。一緒に寝たら汗をかいちゃいそうですね。こんなに幸せなら冬も悪くないものです。(小笠原玉虫)
17.旨そうは愛してるって意味だよ鴨(雪うさぎ)…3点
○妙に引っ掛かりました。鴨に呼び掛けてるあたりは愛があるな、と。でもその後食べるんですが。人間の性です。(浮儚)
・愛しすぎて「オレの中で生きよ…!!」ってことですね、分かります。取り込みたいと思う。一体になりたいと思う。これは激しい愛ですよ。鴨は美味しいので仕方ありません。(小笠原玉虫)
22.何となく浮つく新品の鉛筆一本60円(mekeke)…3点
○ふでばこにすらっと入った新品はたしかに浮ついていますね。お金の多寡にかかわらず。(十月水名)
○使い古しの鉛筆の中に背の高い新品がやってきました。60円のささやかな幸せ♪(タケウマ)
・巧いですね。誰もが思いを重ねる事が出来るのではないでしょうか。(浮儚)
・いいです。文句ナシに好きな句です。こういうささやかなおニューは嬉しい。新品の消しゴムのきっぱりとした角っちょなんかも大好きです。幸せです。(小笠原玉虫)
24.柿たわわ儲け話があるとか(うぐいす)…3点
○胡散臭さが漂う様が面白いと感じました。ああ~、騙されないで~~!と胸騒ぎがしました。(mekeke)
○うまいですね。俳句を知ってる人が詠んだという感じがする。ここで注目して頂きたいのは、たわわに実る柿、というのは渋柿なんですね。甘柿は鳥があっという間に突いちゃうからたわわな状態にはならない。と、いうことは、この儲け話というのは…(笑)(可児)
○たわわに実った柿と儲け話の配合が暢気でいい。最も、儲け話は儲からないから儲け話なんだけど。(藤井雪兎)
・いいですね。上手な句という感じ。多分詠み手はこの儲け話とやらは全然信じてないです。たわわに実った柿を見ながら上の空で聞いてる感じがいい。(小笠原玉虫)
38. 給食のワゴンに揺られてデブ猫(桃子)…3点
・給食のお盆を入れるあの重たい籠に入ってるデブ猫が目に浮かびました。ただでさえ重たい籠が余計に重くなる。迷惑。でも可愛い…許してしまいますね。(小笠原玉虫)
07.自販機の下熊手差し込む人、よく見たら父(浮儚)…2点
・おとうさんによろしくお伝えください♪(タケウマ)
・熊手というところに父君の本気を感じます。見てはいけない光景を見てしまいました。しかし、憎めない。しかし、恥ずかしい。心が千々に乱れる悩ましい句。大好きです。(小笠原玉虫)
08.パーティは終わったもう金持ちを憎んじゃいない(小笠原玉虫)…2点
・美味い料理を食べさせてもらったんだろうか。(なかやまなな)
○現金なお人です。(フロヤマ)
・うんうん♪(タケウマ)
・ハイッ、オレのです(笑)。今回の個人的テーマは「アメリカっぽく詠む」だったのです。グレート・ギャツビーみたいな感じにしたかったのと、あと、自分が若い頃お金に苦労してた頃はお金持ちに対する忸怩たる思いがあったものだけど、いつの間にかそういうものはなくなっていた。いつの間にか解放されていたのですね。人生って不思議。そういう気持ちを詠んでみたかったのです。(小笠原玉虫)
10.気胸のホスト意識遠退いてネオン灯し(浮儚)…2点
○とりました。実に歌舞伎町っぽくていいなと。気胸を抱えた顔色の悪いホストが、店の外に立っている。そこを因縁つけられ殴られて、意識がぼうっと遠のいていくその目に映る新宿のネオンもかすれて…みたいな、映画の一場面のような光景が浮かびました。薄幸そうなムードもGood ホストに幸せは似合わないぜ!(小笠原玉虫)
12.百円玉一枚十円玉二枚落とし込んで秋を買う(フロヤマ)…2点
○最初何を買ったのかわからなかったんです。自販機のあっかい缶コーヒーですよね。ちょうどこの時期から「冷」と「温」が入れ替わりはじめますね。120円を「百円玉一枚十円玉二枚」と解体する作戦にまんまとはまってしまいました♪(タケウマ)
・自販機にホットが出始めたんですね。こういうところに密やかに秋を感じる。分かります分かります。手に取った缶のぬくみまではっきりと伝わってくる良句。大好きです。最近のコーンスープは飲み口が広くてコーンを全て飲み込むことが出来て嬉しいですよね。一方自販機のココアの不味さは以上。どうにかして頂きたいところですよね!!(小笠原玉虫)
27.フーゾク出てきた指で裂きイカつまむのか(タケウマ)…2点
○フーゾクって何?いかがわしいお店?いかがわしい店でいかがわしい行為をして、その手を洗わずに、むしろ洗わないで食べる裂きイカが美味しいのかもしれない。そういう人もいるだろう。それを驚いた感じで見る人は、あんなことやこんなことはしてくれなさそう。(北大路京介)
・風俗店出るなりお安い飲み屋に直行して飲んでるイメージ。ふースッキリぃ!と爽やかに、ではないですね。ん~、期待して行ったんだけど、こんなもんかなぁ~~~とか思っていそうです。哀愁を感じます。(小笠原玉虫)
29.東京の歩き方を忘れる(桃子)…2点
○自分も東京を離れて、十数年。たぶん、忘れているよな~、って人は多いと思いまして。(十月水名)
・いいですね、短くスパッとまとまっていてこれぞ自由律って感じがします。ちょっとした淋しさが漂っているのもいい。一緒に歩いて、歩き方をもう一度教えてくれる誰かがいるといいですね。(小笠原玉虫)
35. でぶ猫となりて見上げるキャットタワー(雪うさぎ)…2点
○世の無常を感じます。登れる者も遂には太りぬ。(藤井雪兎)
・登れない程太っちゃったのか!!そりゃちょっとダイエットさせた方が…(笑) ユーモラスですが品があるのは、きちんと定型におさまっているからかな。この上品さ、好きです。(小笠原玉虫)
41. でぶ猫の背に永遠の鰯雲(タケウマ)…2点
・コメントにもあったように、これは老いた猫か死んでしまった猫ですかね。鰯雲との対比で哀愁漂う一句だなと思いました。(浮儚)
○とりました。これは泣ける…私はもう死んじゃった猫なのかなと解釈しました。太った猫の背中にはいわし雲のような模様。天国で永遠のいわし雲となって見守って下さい…(´;ω;‘)ウッ…(小笠原玉虫)
03.二千円札のようにフェイドアウトしていった(雪うさぎ)…1点
・身代金と並んで損をしました。フェイドアウトした人がどんな人だったか想像すると、楽しい♪(タケウマ)
・二千円札の句もう一丁! しんみりとした淋しさ、そして何処か可笑しさを感じる良句ですね。ゆっくりと消えて忘れ去られるくらいなら、燃え尽きたい。そう言ったのはカート・コバーンだったでしょうか。ミレニアム!と浮かれた日本に咲いた仇花、二千円札。ずっと覚えていたいと思います(と、言いつつ、句会まで完全に忘れておりました)。(小笠原玉虫)
23.毛布にくるまったら「かみさま」なんて嘘つくよ(十月水名)…1点
・暇を持て余した神々の遊び!(なかやまなな)
・いいよ、嘘ついて♪(タケウマ)
・いいですね、色っぽくて好きな句。男女の睦言のイメージ。そういうときに出る言葉は信用してると痛い目に遭いそうです。でもいいのです、こういう時は好き放題いいましょう。(小笠原玉虫)
25.500円玉自販機に入れ損ね側溝(37cafe)…1点
・あいたたた!どうして500円玉は即効とか自販機の下とかに転がってっちゃうんでしょう。狙ってるとしか思えませんね!(小笠原玉虫)
30.ジェットコースターの後ろがらがら葉はらはら(なかやまなな)…1点
・うらぶれた遊園地を思い浮かべました。ジェットコースターにも錆が浮いているような。秋、午後四時くらいの遊園地ってけだるいですよね。そんな時刻、そんな場所でずっとぼんやりしていたい。(小笠原玉虫)
32.また撫でてデブ呼ばわりの割には愛しているじゃあないか(mekeke)…1点
・デブだな~ほんとにデブだな~!って、可愛くてたまらないから言っちゃうんですよね。だって、デブ猫はほんとに可愛い♪猫になって詠んでるところが面白いです。(小笠原玉虫)
37. 秋高しデブ猫専の神の鈴(浮儚)…1点
・デブ猫が歩み寄ってくる、首の鈴が鳴る、ああ好きなデブ猫がやってきたとても嬉しい!みたいな意味かな~と思いました。鈴の音っていいですよね。そういえば最近鈴をつけてる猫もあまり見なくなりました。(小笠原玉虫)
04.金が金が尽きてアメリカの正義も終わった(小笠原玉虫)…0点
・う~ん、アメリカに正義はもとからなかったんじゃないかな~(タケウマ)
・ハイ、オレです、オレの句です(笑)。ぜんっぜん人気なかった、なんでー(笑)。アメリカがですね、ついにお金なくなってしまったんですよ! もう戦争することが出来なくなっちゃったんですよ。混迷の時代の幕開けです。これはドえらいことやでぇ…と思ひて世相を鋭く詠み込んだつもりだったのですが、伝わらなかったようです。次頑張ります。(小笠原玉虫)
05.絞ったレモン目にジャストミート(37cafe)…0点
・うう、目がしょぼしょぼしてきました。(タケウマ)
・あるある! 常にハラへらしーのあわてんぼうのおっちょこちょいの私はよくやります。「レモン」「ジャストミート」のカタカナが、レモンの酸っぱい感じ、目に染みる感じがよく出てると思うけどいかがでしょうか。(小笠原玉虫)
13.鋼鉄の右手もて自販機の小銭を探る(タケウマ)…0点
16.身の丈に合わぬ金得てただ孤独(詠美)…0点
18.キロ単位の金しか受け付けない白秋(なかやまなな)…0点
19.金などどうでもいいと言ってみる(詠美)…0点
・イメージしたのは腕のいい頑固な職人さん。納得のいくものを作ると予算を度外視することになってしまう、みたいな。けれどどうしても譲れない。男気を感じます。或いはそのような決意を持って生きたいということか。(小笠原玉虫)
20.爽やかな場所から上澄みを掬いとる(圓哉)…0点
21.元気と引き換えにまるくなる月だ(北大路京介)……0点
28.暗闇や手探りで地の底までも(圓哉)…0点
31.月光や売らるるたびに太る猫(十月水名)…0点
・ん?何度も売られる??百万回生きた猫みたいにおっそろしく長生きの猫なのかな。月光との取り合わせもあり、不思議な感じの句です。(小笠原玉虫)
34.チビという名でデブ猫になっている(藤井雪兎)…0点
・あるある(笑) そういえば私が子供の頃は、チビって名前の猫とか犬とか多かったけど、最近はあまり聞かないな~。もっと洒落た名前にされちゃってるのかな。でもこういう昭和っぽい名前の方が好き。こちらの句、リズムも良くて大変好みです。(小笠原玉虫)