2015年1月24日土曜日
第八回新宿屑句会 投句全作品発表ぉ!(^〇^)
今回も多数様のご参加、誠に有難うございます!!
第八回新宿屑句会、全投句作品はこちらでございます(^ω^ )♪♪♪
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<選句・選評のお願い>
特選1句、並選3句の計4句を選び、選評と一緒に
shinjukuevilrabbits@gmail.com
までお送り下さいませ。
〆切は、1/31(土) 23:59 とさせて頂きます。
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※万が一「オレのが載ってない!」なんてことがございましたら、
Twitterの @OGA0531 もしくは @rubbishrabit までリプ、もしくは
shinjukuevilrabbits@gmail.com までご連絡下さいませ。
大至急対応させて頂きます!!
01.淡雪あわ雪ちいさい乳輪がすき
02.初めてできた彼氏の部屋で見つけた熟女AV
03.雷鳴ローズ香る網タイツ
04.足袋よりもなほもましろのたくし裾
05.少年のパンツへ海鼠忍び寄る
06.妖精の粉で私もちょっとだけよ
07.路上にてアナルプラグを刺して冬
08.財布から裾が見えてら夏目かい?
09.スカートふわり八重歯こぼれている
10.満員電車で汗だくのサラリーマンの乳首が透けている
11.あの肌に似ている湯豆腐を喰らう
12.吹雪ゆく新聞配達夫の虚ろ
13.口先を尖らせてキミは前髪を直す
14.雪中梅なめて眺める盃や
15.月氷る溺るる肉を布で拭く
16.風が強いからスカート短めで会いに行く
17.あと二つ穴を掘る
18.太い背骨に蟻が上るわ
19.玉子酒寝巻の裾の乱れをり
20.肉球に萌えて悶える知命の春
21.君の隣は蕎麦の薬味が倍になる
22.クローム仕上げのおまえに俺の間抜け面が
23.もう二度と子を抱かぬ手で撫でる
24.華奢という冬の桜を抱きにゆく
25.冬薔薇ネクロフィリアの兆しあり
26.階段を見上げればアンクレットがだなぁ
27.足のツボだけ異様に詳しい
28.高速で裸コートを開いては閉じ
29.一枚に瘡蓋剥いて宵の春
30.襟巻のほどけて残る襟の陰
31.冬薔薇の密やかに咲く歌舞伎町
32.なんにでも鼻を埋める犬なる
33.襖の隙間から不機嫌そうな尻尾
34.らんちうに届かぬ舌と尾は二復
35.おっぱい星人には永久不滅ポイントです
36.白足袋の白より白き踵かな
37.今日もワルを気取れないで桂花ラーメン
38.耳の裏嗅ぎて頭突き返さるる
2015年1月13日火曜日
第八回新宿屑句会、やるよ~(^〇^)♪
大変ご無沙汰しております、新宿屑句会でございます……!!
第七回新宿屑句会におきましては、たくさんの方にご参加頂き
誠に有難うございました。
ご参加の皆様、いつも誠に有難うございます。
さてさて、お久しぶりではございますが、
いきなり新年会を開催致します!!
2015年、のっけから「新宿に屑が戻りて☆大新年会!」
と銘打ちまして、
「久しぶりに戻ってきたと思ったらソレ!?」
と、呆れ返ってしまわれそうなお題をご用意させていただきました。
お楽しみいただければと存じます。
と、いう訳で、今回の句会情報でございます。
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第七回新宿屑句会
日時:
2015年01月24日(土) 14:00~
<投句のご案内>
形式:
定型・自由律どちらでも可
題詠1句・自由詠1句の計2句をお送り下さいませ(必須)
お題→→→「フェティシズム」
ハイッ!! フェティシズムでございます!!
愛は自由……そう、オレたちはいつだって自由……
と、いうわけで、新年早々性癖曝け出してGOGOGO!!
「フェティシズム」という言葉を、句に盛り込んでもOK!
盛り込まずとも、フェチ的雰囲気でいっぱいの句も、大歓迎!!
特殊性癖におなかいっぱい句をお寄せ下さい!
例句:
美しきフェティシズムかな嗜虐趣味
冬座敷姉のバラ鞭響きける
尻の裏に廻る
この腹、果てしなく締め上げる亀甲縛り
なお、2015年01月23日(金)19:00過ぎより「席題」もされます。
お時間に余裕のある方は、是非こちらにもご参加下さいませ(^〇^)
投句補足説明
・事前投句=題詠&自由詠の2句。イケそうなら席題も。
つまりMAXで3句投句可能。
・事前投句2句のみ可、席題のみ1句投句も可。お好きな方で。
・選句・選評必須。2回以上選句・選評をサボったかたは
今後投句をお断りする可能性があります。
※席題について※
新宿屑句会における「席題」は、句会前々日発表&前日〆切と、
本来の「席題」とはちがったかたちをとらせて頂いております。
会場に来られないかたにも広くご参加頂くためにネットで投句募集し、
また居酒屋さんの片隅という時間の限られた場所で編集させて頂いている所以であります。
何卒ご容赦下さいませ。
投句先メールアドレス:
新宿屑句会 shinjukuevilrabbits@gmail.com
投句〆切:
事前投句、席題投句ともに
2014年01月23日(金) 23:59まで
<句会当日のTwitter実況に関して>
新宿屑句会実況係のアカウント @rubbishrabbit にて行います。
ご覧になりたい方は、こちらをフォローして下さいませ。
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味わい深い御句、お待ち申し上げております!!
新宿屑句会 小笠原玉虫拝
2014年7月6日日曜日
第七回新宿屑句会 結果発表ぉ!(^〇^) …その1
大変お待たせいたしました、
第七回新宿屑句会、結果発表をさせていただきます…!!
七代目屑王は…
藤井雪兎さんです!
おめでとうございます!!(^〇^)♪♪♪
雪兎さんは二度目の屑王、これで正真正銘の屑と確定いたしましたね、
本当におめでとうございます!!!(^〇^)♪♪♪
さて、以下が投句全作品の点数と選評でございます。
今回も投句数が多かったため、「その1」では2点句までを、、
1点~無点句は「その2」に掲載させていただきました。
どうぞ皆様、お楽しみくださいませ…!!!
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21.俺だけが笑っていた家族写真(藤井雪兎)…13点
◎へらへら笑ってる子が実は泣いていたりします。(jirotyo)
◎この「俺」は何をしでかしたのでしょうか・・・ありとあらゆるろくでなしな行為を想像してしまいました。ほかの家族が一体どんな顔で写っているのかも気になりました。(紫蝶)
◎成功者であっても、つまはじき者であっても一人だけ笑っている家族写真の放つ強烈な断裂感と寂寥感が胸に刺さる。いい。(前田獺太郎)
○何も分からずにただただ楽しんでいた少年なんですかね。でも子供はそうであっていいのだとも思います。(木曜何某)
○いい。すごく良いですね。こういうの好きです。自分だけが家族の不幸な部分、笑えない部分に気づいてなかったのか、家族で一番年下で幼くて分からなかったのか。幼いから知らされてなかったのか。父・母・自分の3人家族で、離婚が決まっていたとか。いろんな想像が広がります。この写真を撮った後には寂しいことが待っていたようです。(北大路京介)
○残りの家族が笑っていない理由は定かではないが、一人だけ笑っている作中主体に原因があるように感じられる。ろくでなし(と思われる人物)の反応と、かかわりを持った相手の反応が、一句の中にうまく表わせている。(梶原由紀)
○何かね、その写真を想像するとものすごく切ないんですよ。痛みのある余韻が残る、とても惹かれた句です。(雪うさぎ)
○なんとも言えない脱力感がいいですね。写真を見た周囲の反応を想像するとまたじわじわ来ますね。(影形)
○この家族に何があったのでしょうね?(タケウマ)
△意味が分かると怖い話(なかやまなな)
△薄っすらと怖いですね。パパとママが離婚しそうで、兄はそのことに気付いていて、無邪気な弟だけがそのことを知らず……みたいなシチュエーションかなと思いました。大人になってから見返しているのだと思うのですが、どんな気持ちで写真を手に取ったのか。また笑っているのが自分だけと気付いたとき、どんな気持ちになったのか。心配になるような句です。(玉虫)
20.轢いたネコは死にたがってたことにする(木曜何某)…12点
◎特選です。2回轢いたイメージ。自動車で1回轢いて、瀕死の猫をバックでとどめを刺したような。優しさで楽にするためにとどめを刺したのではなく、医者に連れて行くのが面倒で瞬時にバックにギアを入れたと思いました。(北大路京介)
◎これは体験に基づく句でしょう。車を運転中、ふいに路上に飛び込んでくる猫。本当は避けたいけれど、避けると自分が事故を起こしてしまう危険があったり、道幅が狭かったりして救うことができない命。生きることが尊いからこそ、救いようがない命の理由を求めてしまう。「ことにする」と結ぶことで猫の真意とは離れた作者のやるせない気持ちが滲んでいて、余韻が広がっていると思います。(飴屋潤)
○すごーく嫌な気分になりますね。「ろくでなし」のお題でなければ取らないと思います。でも、この世の闇の部分を表現するとこんな感じなのかなとも思います。(うぐいす)
○ちょっとやりきれない気がするけど、そう思わなければたまらないと思う気持ちならわからないこともない。(雪うさぎ)
○自分が運転する車の前に猫が飛び出してきたら、どうしようもないんですよね。「死にたがっていた」、そう思わなければ、どうしても、自分ばかり責めてしまってやっていけないんでしょう。(桃宙)
○化けて出られた日にゃ、耐えられません。怖い系俳句ですね。(圓哉)
○賛否のあった句でした。でもね、その結論の正否を問うのはどうなんだろう? 作者の結論はともかくとして、ろくでなしの一つの有り様として極北を示しているような気がして、いただきました。(タケウマ)
○「いいですね。この身勝手さ!ネコは死にたくなかったにちがいありません。自分の罪悪感を緩和するためだけに生命をこんな扱い。まごうことなきろくでなしです。今回の題の意味を正しく理解した投句といえましょう」(玉虫)
△次点句!!轢いた己が死にたがってたかも、なんて推測してしまう。不思議な句。(なかやまなな)
12.罵りの耐性できて昼酒(mekeke)…9点
◎文句なく真性ろくでなし(雪うさぎ)
◎開き直ったろくでなしは強いですよね。昼酒はうまいものです。(十月水名)
○これはこれから「ろくでなし」へと変貌を遂げるのだろう。その第一段階を切り取っているのだが「耐性」と言う言葉がややこなれてない印象。(前田獺太郎)
○飲んだくれのろくでなしは、こうでなくちゃね!(詠美)
○朝酒で散々言われたけど、もう昼酒のころにはなんでもないよ!(なかやまなな)
○昼から酒を飲むのが毎日ならそれはろくでなしでしょう(笑)。罵られても平気で飲み続けられる、それもまたろくでなし。(紫蝶)
○とりました。いいですね。この構成とリズム、まさに自由律って感じがします。そしてまさにろくでなしですね。ついに人目や罵声すらどこ吹く風で明るいうちから飲むようになってしまった。あとは病院までまっしぐら。(玉虫)
35.また人懐っこい目をゆるしてしまう(前田獺太郎)…8点
◎こういうろくでもない男に女って弱いもんなんですよね。そしてまた泣かされる…。あぁ…。(文月さな女)
◎特選で頂きました。いいですね。今回いかに自分がろくでなしであるかを詠む句が多い中、ろくでなしに愛の視線を注ぐ句はこちら一句のみ。そして自分でも大いに覚えのある光景だったため、非常にぐっときました。ろくでなしに限って可愛らしい笑顔だったりしますからね。あの笑顔に騙されて、早や幾年。これもまた人生ですよね。(玉虫)
○あーもう… まさに身につまされるとはこの事でして……ろくでなし同士の相互依存とでも言いますか。(詠美)
○こういう目には弱いです。(鎌ちゃん)
○どちらも悪気があってやっているわけではないのですが、なんだか後味の悪い想いを詠者だけがしてしまう。心地いい後味の悪さが残る良い句だと思います。(影形)
△ボクは許さないよ♪(タケウマ)
38.振り返らずに美人のままでさようなら(木曜何某)…6点
◎これは背景の物語が見えてくる句ですね。気合を入れて綺麗に別れたこの女性は、きっといい女になることでしょう。(雪兎)
○どちらの目線で見るかで読みが変わりますが、私は「美人」を見つけた人側で読みました。真実は知らない方がいいこともある、ということですね。(うぐいす)
○お互いに振り返らずにいることで救われる思いがあります。うちの近所に後ろ姿の美しい人がいますが、長い黒髪のおじさんでした。なんともいえぬ複雑な気持ちが忘れられません。本当に綺麗な黒髪で後ろ姿が美しいとその顔もさぞ美しかろうと勝手に期待してしまいますが、顔を見て見事に打ち砕かれました。ちょびひげ。どんなシャンプーを使ってどんなケアをすればああなるのか、今はそれが気になって仕方ありません。(mekeke)
○振り返らずに美人のままでさようなら
[選評] 通りがかりにチラ見した美人。もう一度見て美人ではなかったらガッカリなのでそのまま通り過ぎ、その第一印象だけを心に留めて満足しているちょっと情けない男の人…。かわいくもありますねぇ。(文月さな女)
○後ろ姿に見惚れて、顔も見たいと思うのは男の性ですが、ガッカリしたくないからむしろ後ろ姿だけに留めておきましょうという詠者の保険のかけかたのろくでなさは、なかなか群を抜いたものがありますね。(影形)
△振り返らないのは男の方なのか、それとも女の方なのか。ミステリアスではあるが視点がぼやけてしまった感も。(前田獺太郎)
△こちら、当日会場で非常に人気のあった句。いいですね。これは長く付き合ってきた恋人同士が別れる際、女の矜持で泣き顔を見せずに去ったものだ、とする説、いやこれは後姿が美しい女性が、ただ街で人をはっとさせたまま堂々と歩み去っていく景だとする説とで意見が分かれました。わたしは後者かなと思ったのですが、どちらなのでしょう。詠み人の自解を聞いてみたいです。(玉虫)
39.夏海や双子の姉の方が好き(影形)…6点
○双子って、同じようで違う、違うようで同じ、不思議なものです。姉を選んだ決定的なポイントって何だったんだろうなあ。蛇足ですが、私は双子の兄の方と付き合っていたことがあります。(うぐいす)
○これはあれですか?夏湖、夏海姉妹のあれですか?てことは夏湖ちゃんのほうが好きということですか?カンケイなかったらゴメン。(雪うさぎ)
○会場で双子論議を生んだ句♪ ボクは妹のほうが好きだなあ♪(タケウマ)
○顔は一緒の姉妹、それでも姉の方が好きというのは何が決め手だったのでしょうか。性格か、それともフィーリングかな?(雪兎)
◎妹ではなく姉を選ぶ趣味が何だか好きです。年上のお姉さんに思いを寄せている青年を思いながら読みました。そんなに親しくはないんだろうなあ。この双子は一卵性なのか二卵性なのか、私は一卵性の双子の姉妹を思い浮かべましたがどちらで考えてもぐっと胸を掴まれる思いがします。(mekeke)
△好きになると結構区別がつくようになるんですよ。私もFLIP-FLAPのゆうこちゃん(姉)のファンでした。(前田獺太郎)
△いいですね。これもう一句とれるとしたらとりました。昭和育ちの人間なので、どうしても昭和のラブコメを想起してしまいます。きまぐれオレンジ☆ロードとか。ふたりおにゃのこがいて、ほんとはこっちのが好き……って、実際にやったらクズですが、お話的には非常にぐっとくるシチュエーションですね。(玉虫)
49.面食いの和尚の右手なめくぢり(タケウマ)…6点
◎右手がナメクジみたいだということでしょうか。いいですね、和尚をナメクジに見立てたのがすばらしい。いい句。(木曜何某)
○なめくぢりにどうにも淫靡な雰囲気を感じてしまいます。和尚の手癖の悪さは既に皆が知っていることなのかもしれない。和尚の好みが気になります。好みの檀家からは布施はそんなにとらないんだろうな。むしろいろいろあげちゃうくらいの。ううん…煩悩渦巻く寺…潜入してみたい。(mekeke)
○これはイヤだ。なめくじり、っていう動詞、どっちかなと思うんですけど、ええとつまりこれは、面食いの和尚の右手をぞろーっと舐めてやったってことなのか、それとも、面食いの和尚の右手がなめくじのようにいやらしい手つきで這い回った、という意味なのか。どちらのせよ非常に湿った情景でイヤになりますね。強烈すぎて思わずとってしまいました。(玉虫)
16.青嵐や男児まっすぐ放尿す(梶原由紀)…5点
◎何たってこの清々しさ。子供の頃、立ちションに憧れて何度も練習しました。ああ、こんなふうにまっすぐ飛ばしてみたかった。いたって健全健康な男児。このまま成長してほしいものです。(うぐいす)
◎文句なしの特選です♪ 青嵐に挑むかのように放尿する青年男子。ああ、若さっていいなあ♪ 「青嵐や」と切れ字で切っているので、どんどこ放出される尿を青嵐に見立てたという読みも可能ですが、ボクはやはり、強風に負けない勢いある姿を見てみたいですね。類想があるのではとの意見もあったけど、この突き抜けた勢いは唯一無二なんじゃないかなあ♪ ちなみに、二次会で風牙さんもご指摘されていたけど、俳句の季語としては「青嵐(せいらん)」はあまり使わないんですね。「青嵐(あおあらし)」でよかったんじゃないかな。(タケウマ)
○確かに類句・類想句がありそうですが、仲夏の強めの風にも負けない放尿に無邪気さと健康さを感じます。清涼感を感じる句です。(飴屋潤)
△句会当日非常に話題になった句。皆とてもよいと。同時に「青嵐(せいらん)」という季語が気になるという意見が多数でした。あおあらしと読ませた方がいいのではないかと。わたくしは個人的に「青嵐(せいらん)」という季語が好きなので、このままでよいと思う。このように一語を徹底的に吟味するのは俳句の面白味と思います。考える機会をくれた句ということで、非常に印象に残っている良句です。(玉虫)
10.薔薇園に閉じ込められたのはどちら(うぐいす)…5点
○薔薇園は、恋かなと思いました。(jirotyo)
○ふたりとも閉じ込められているのに、それでも「どちら」と問答してしまう面白さ!(なかやまなな)
○怖い系俳句が今回は気になりました。(圓哉)
○謎めいていて面白い句です。どことなく不吉な物語の始まりを感じさせますが、ある種の美しさに彩られたものであることは間違いないでしょう。(雪兎)
△いろいろ想像するのが楽しい句ですよね♪ 薔薇園に閉じ込められるとどうなっちゃうのでしょう? でも、どちら?と聞いているのですから、ぱっと見ではわからないのですよね… なにが起こったのか…(タケウマ)
△いいですね。一瞬自由律かと思ったのですが、よく見ると有季定型でもある。おとぎ話の恋物語みたいな雰囲気が好き。薔薇の垣根がずっと続く迷宮を想起しました。(玉虫)
24.返ってくる気で投げて待ってた(mekeke)…5点
◎悲しい…でも、分かり過ぎる位分かります。一人芝居あるある。(詠美)
△十代の頃のシンプルな世界観を信じていた自分を思い出させるような。甘酸っぱいです。(前田獺太郎)
○あまりにも簡素過ぎる??と最後まで悩みました。でもやはりとりたくて選ばせていただきました。自分ごとで言えば"返さないと思っているだろう球を全力で打ち返して"しまうタイプなので凄く寂しい状況に呼ばれました。(琳譜)
△これは愛の言葉かな、と思って読みました。恋する相手への告白にせよ、身近な家族への呼びかけにせよ、返してもらえなかったか……うん、でも、愛は伝えた方がいい。めげずに伝え続けましょう。わたくしもそうします。(玉虫)
31.客引きの背の大汗と行く奈落(タケウマ)…5点
◎単なる風俗店探訪じゃない、怖さを感じてしまいます。どこに連れていかれるのか、不安が増大していきます。怖い俳句ですね。(圓哉)
○客引きに声かけられて、酔った勢いで付いていく。目の前の男の背中に付いていくと、気付けば人通りのない路地に誘わてしまう。どこに連れて行かれるか、なんだか恐ろしい気持ちになってきます。ま、「奈落」でしょうね。(飴屋潤)
○奈落とわかっているのに客引きの男の背中にふらふらと付いて行ってしまう男。なにやってるんだと小突いてやりたくなるろくでなしですね´д` ;(文月さな女)
△貴重な新宿感。汗して働く客引きと騙されるリスクを百も承知でついていく客。「勤勉なクリミナル」という歌の文句を思いだした。(前田獺太郎)
△これはアレかな、風俗とかの呼び込みについていっちゃう的な光景ですね。B1とかの店っぽいですね、地下の店舗。熱いので呼び込みの背中が汗でぐっしょり濡れていて。でも風俗遊び程度じゃ奈落って程でもないか。これは何の客引きなのか。実に気になるところです。(玉虫)
43.面食いと笑ってやった男の妻はわたくし(うぐいす)…5点
○屑句会らしからぬ微笑ましい句ですが、無い物ねだり故惹かれました。(詠美)
○「わたくし」としたところが面白いですね。得意げで満面の笑みが目に浮かぶ楽しい句です。時がたてば顔よりもそれ以外の部分(性格とか、他のフェチとか)に魅力を感じていくものだと思いますが、やはり面食いだから「わたくし」を選んだんでしょとしたい女性の素直な気持ちが表れているようです。(飴屋潤)
○この妻は本当に美人なのか、それともそんなに綺麗ではないのか・・・おそらく後者だと思います。妻の過剰なまでの自信に可笑しみがあって良いです。(紫蝶)
△面食い野郎の妻は! わたくし! と、いうことは、わたしは美しい!! ってことですね。いいですね。このような自画自賛が嫌いな人もいらっしゃいますが、わたくしは好きです。きっと仲のよいご夫婦なのでしょう。「わたくし」なのもいいですね。ちょっとしょってる感じ。(玉虫)
05.溶けた歯を吸い合う夜の螢かな(タケウマ)…4点
○それぞれにいろいろあった二人、傷をなめ合うが如き刹那的な愛の形が見える。(前田獺太郎)
○意味をあまりうまく取れなかったのですが、とても気になる句だったのでとらせていただきました。溶けた歯。(木曜何某)
○高齢なのか。相手の顔、はっきり見えてなくて、相手は美男美女だと互い思い込んでてほしい。(なかやまなな)
△これは薄幸そうですね。蛍は本物の蛍ではなく、屋外で吸う煙草だったり、はたまたすぐ死ぬものの例えであるような気がします。新宿の汚い路地裏のジャンキーカップルのイメージ。「歯を吸い合う」が非常に気持ち悪くて印象に残ります。(玉虫)
08.空が青いろくでなし(琳譜)…4点
◎やることもやらずただひたすら散歩をして、ふと空を見上げ、自分を振り返るような。
自分がろくでなしであることを認識したものの、それをどうこう言い訳しない潔さが良いですね。(影形)
○ややダークな印象があるろくでなしですが、青空の下にも生息しています。四六時中ろくでなしなのでしょうか。(十月水名)
○とりました。ちょっと投げっぱなしで説明不足にも感じますが、世界観が好きだな。これは空が青い/ろくでなしと切れるのかなと思いました。ものすごくいいお天気のある日、青い空を見ながらイラァッと思い出し怒りする。そして独り言で思わずろくでなし、と呟く。そういうことかなと思いました。こちらも詠み人の自解を聞いてみたい。(玉虫)
△越路吹雪!!(なかやまなな)
△どこで切るかを考えると楽しいです♪ ボクは「空が」「青いろくでなし」と読みました。「青いろくでなし」って、なんかいいよね♪(タケウマ)
09.ジャングルジムと十回言わせる大人(十月水名)…4点
○どこかエロさを感じるのは僕だけでしょうか。意味の分かっていない子供に卑猥な言葉を言わせていると感じたのは僕だけでしょうか。(木曜何某)
○これはね、ジャングルジムと10回言ってみるとさらに面白くなります♪ もうそれだけで面白いので、最後の「大人」はなくてもよかったかもしれませんね。(タケウマ)
○取ったんですがやな大人だなぁと。ジャングルジムで遊ぶ子供の邪魔をしてるんでしょうね。(雪兎)
△見た瞬間ふっと笑ってしまった句。面白い。こういうことを子供にさせて、一体何がしたいのか。真剣な眼差しでジャングルジムと唱え続ける少年が目に浮かんで、気の毒に思いました。(玉虫)
13.気になる子もムカつく奴も左利き(木曜何某)…4点
○麻丘めぐみの『わたしの彼は左きき』を思い出しました。ムカつく奴も気にはなってるのかもしれませんね。(北大路京介)
○気になる子とムカつく子の関係が、気になるのでしょうか。その二人が左利きで、共通点があるところが羨ましいという気持ち。左利きの人なんてなかなか居ませんから。(桃宙)
○本人はむかついても、周りは笑っちゃうほんわかさせる佳句です。(圓哉)
○左利き用の特殊な道具を、好きな子と嫌いな奴が貸し借りしているのを気になってそうです。(雪兎)
△ボクも左利きです♪(タケウマ)
△いいですね。ほのかな嫉妬が感じられる。左利きって少数の選ばれたひとって感じがしますよね。アーティストタイプとかよく言われているし。で、好きな子と嫌いな奴が同じ特性を持っている、と。だからってどうということもないのですが、ほのかに気に入らない。こういう微妙な感情を的確に捉えた句で非常に面白いです。(玉虫)
46.面食いの部屋に首のない地蔵(北大路京介)…4点
○お地蔵さんの面まで食べてしまった?(鎌ちゃん)
○不気味な句ですね。ナルシストの部屋にあるのなら、まだ分かるのですが…(十月水名)
○そこに据える美しい首を探しているのかも。そう考えるとこれからの季節にぴったりな一句でもあるように思えます。美しい首を探して彷徨う男、もしくは女。同じ題で違う角度からの句も見てみたいと思いました。(mekeke)
○とりました。呪術的な雰囲気に惹かれました。面食いの、部屋に! 顔のない地蔵ですよ?? いったい何がしたいんだこの面食いは。このように考えると、面食いというのはもはや呪いなのだということがよく分かります。何と業深い。共に面食い道を邁進してまいりましょう!!(玉虫)
△おもしろい♪(タケウマ)
01.朝起きてすぐ細川ふみえを検索(藤井雪兎)…3点
○作中主体にとって、朝のスタートは元グラビアアイドルを検索することである。
夢に出てきたかは定かではないが、朝から煩悩に支配されている姿が面白い。また、検索対象が10代20代の売出し中のアイドルとは違い、テレビであまり見かけなくなった「細川ふみえ」である点も秀逸である。(梶原由紀)
○懐かしくて、微妙にエロくて、不幸オーラが出ていて、句にするのには最適な人物だと思います。(桃宙)
○いいですね。何しろ細川ふみえがいいです。薄幸そうでインパクトがあります。ここは壇蜜じゃダメです。(玉虫)
△採りはぐりました♭ というか、人気句になるだろうから、ボクが採らなくてもいいよねと思ったりしていました。「細川ふみえ」が絶妙なんだけど、なんかね、面白過ぎる気もしたのね♪(タケウマ)
04.アル中もシャブ中もハッピー夏祭(詠美)…3点
◎倫理観や法的なことはさておき、とても楽しそうな情景だ。ハッピーの響きの能天気さが、句の情景によく合っている。「アル中」「シャブ中」のポップな響きも、カラッとしてよい。彼らは年中いると思われるが、夏祭の暑くてテンションの高い状況下において最もろくでなし感を発揮するのではなかろうか。(梶原由紀)
○とりました。いいですね。みんなハッピーならそれはよかった。きっとボロボロの歯を剥き出して甲高い声で笑って楽しんでいるのでしょう。毎日お祭りだといいのに。ほのぼのとした世界です。(玉虫)
34.家族よりもビジネスが大切で星きれい(鈴木桃宙)…3点
◎企業戦士の悲哀がにじみ出ていますね。(鎌ちゃん)
○これも成功者系ろくでなしですね。普通のサラリーマンの様な仕事と家庭の両天秤でなく、ビジネスのためなら身内も売り飛ばす位の勢いの。「星きれい」のすこしとってつけた感が残念。(前田獺太郎)
△これはさみしい。一日の仕事を終えての帰り道かな。きっとこの句の中の人物も、最初は家族を幸せにするために仕事に精を出していたにちがいありません。それが、いつの間にか、家族を顧みない者という烙印を押されてしまい……いつか分かり合えますように、と、手に汗を握るしか術のないわたくしでございます。(玉虫)
03.きっぱりといい嫁キャンペーン終了しました(小笠原玉虫)…2点
○"きっぱりと"が良いですね。旦那か義理の親かに腹を立てて堪忍袋の緒が切れた感じがします。きっと姑でしょうね。いい嫁を演じるのも限界がありますよね。キャンペーン終了までおつかれさまでした。(北大路京介)
○いいですね♪ 自分に正直なお嫁さんですね♪ これから本当の姿で展開される嫁の言動に目が離せません♪(タケウマ)
△延長なしです!きっぱり(なかやまなな)
△わたくしの句です。ええ、やめました。何と言われようとも二度と戻る気はありません。(玉虫)
11.人の住めない土地に季節流れている(北大路京介)…2点
◎読んでそのままですよね。すっと伝わる簡素に纏まった言葉に風の音がしました。(琳譜)
△原発句かなと思いました。数年前に立ち入り禁止区域の里山の風景が、写真に撮られて非常に話題になったことがありましたよね。いつものような穏やかな秋に見えるのに、人が立ち入れないくらいに放射能で汚染されている、という。わたくしも高濃度汚染区といわれる土地に住んでいるため、看過出来ない問題であります。わたくしも反原発の声、上げ続けていこうと決意を新たにしました。(玉虫)
19.特にしゃべることもなく猫とふたりきり(前田獺太郎)…2点
○猫ってお話したら喜びますよね。でも何か適当な言葉を発する事より撫ぜることで時間を過ごしたい時もある。だけど一人じゃない時間。そして「きり」な時間。説明の上手く出来ない時間がここに詠まれていました。 (琳譜)
○今Twitterでよくラーメンズの片桐仁さんが裸で犬抱いてる写真がアップされていて。なんかそれを思い出して、シュールだなーと。(なかやまなな)
△いいですね。しあわせの瞬間と思います。一緒にいるだけで満たされる時間。末永く続きますように。(玉虫)
26.このあと会いたいと隣の彼に送信(梶原由紀)…2点
○合コンとかの風景かなあ。軽い恋だとは思う。(jirotyo)
○さて、隣の彼はどのように答えるのでしょうか。同じようにメールか、それとも皆が見てる前でいきなり抱き寄せるのか…(雪兎)
△あ~、ろくでなしですね~♪ 成功を祈ります♪(タケウマ)
△いいですね。これはろくでなしなんかじゃありません。次の行動に出ることの出来た勇気ある女性ということが出来ましょう。わたくしは「抜け駆けしたー!」と泣く女性よりも、こういう女性の方が好きです。二次会は是非ふたりだけで!!(玉虫)
50.黴の宿面食いたちの逃避行(紫蝶)…2点
○面食いたちをカップルと読んでもいいんだけど、ボクは面食いの団体さんがツアーを組んで逃避行をしていると読みました。なにから逃げているのか、なんで集団で逃げるのか全然わからないんだけど、逃げ落ちた先が黴の匂いのしょぼい宿ってところがなんともツボにないってしまいました。みんな、ちんまりしながら面食いである悲しみを見つめているんじゃないかな~♪(タケウマ)
○とりました。いいですね。自称美男美女の不倫逃避行のイメージ。黴くさぁい宿に泊まって何て美しいわたしたちってやってるんでしょう。本人たちは幸せそうですが、じわりと恐怖を覚えます。地縛霊のいる恐ろしい部屋に泊まっていそう。読み手の想像を掻き立てる面白い句であります。(玉虫)
51.目出し帽ならもっと好き(十月水名)…2点
◎そういえば、元カレが、バイクに乗るとき目出し帽を被っていたなあ(笑)。確かに、あれで見つめられたらドキドキ…というかギョッとするかも。そのままでも、素敵な人なのでしょうけど、「目出し帽」ってところが、ものすごくマニアックだと思います。(桃宙)
△屑句会名物、変態句ですね。変態感を追求するなら「レッドドラゴン」のパケ写のような口元だけ出したタイツ的な方が好きです。(前田獺太郎)
△なんで、とらなかったのかな~♪ いまになってジワジワ来てます♪(タケウマ)
△Slipknotのヴォーカル、コリー(=なかなかイケメン)が大好きなわたくしですが、ストーンサワー時の彼はそう好きでもない。つまり、わたくしはコリーの素顔よりもお面を愛しているわけです。なので、この句が言わんとしていること、分かる気がするのです。目出し帽は防寒具であり仮面ではありませんが、仮面のパラドックスとは何ぞや、と問われた気が致しました。深い句です。(玉虫)
第七回新宿屑句会、結果発表をさせていただきます…!!
七代目屑王は…
藤井雪兎さんです!
おめでとうございます!!(^〇^)♪♪♪
雪兎さんは二度目の屑王、これで正真正銘の屑と確定いたしましたね、
本当におめでとうございます!!!(^〇^)♪♪♪
さて、以下が投句全作品の点数と選評でございます。
今回も投句数が多かったため、「その1」では2点句までを、、
1点~無点句は「その2」に掲載させていただきました。
どうぞ皆様、お楽しみくださいませ…!!!
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21.俺だけが笑っていた家族写真(藤井雪兎)…13点
◎へらへら笑ってる子が実は泣いていたりします。(jirotyo)
◎この「俺」は何をしでかしたのでしょうか・・・ありとあらゆるろくでなしな行為を想像してしまいました。ほかの家族が一体どんな顔で写っているのかも気になりました。(紫蝶)
◎成功者であっても、つまはじき者であっても一人だけ笑っている家族写真の放つ強烈な断裂感と寂寥感が胸に刺さる。いい。(前田獺太郎)
○何も分からずにただただ楽しんでいた少年なんですかね。でも子供はそうであっていいのだとも思います。(木曜何某)
○いい。すごく良いですね。こういうの好きです。自分だけが家族の不幸な部分、笑えない部分に気づいてなかったのか、家族で一番年下で幼くて分からなかったのか。幼いから知らされてなかったのか。父・母・自分の3人家族で、離婚が決まっていたとか。いろんな想像が広がります。この写真を撮った後には寂しいことが待っていたようです。(北大路京介)
○残りの家族が笑っていない理由は定かではないが、一人だけ笑っている作中主体に原因があるように感じられる。ろくでなし(と思われる人物)の反応と、かかわりを持った相手の反応が、一句の中にうまく表わせている。(梶原由紀)
○何かね、その写真を想像するとものすごく切ないんですよ。痛みのある余韻が残る、とても惹かれた句です。(雪うさぎ)
○なんとも言えない脱力感がいいですね。写真を見た周囲の反応を想像するとまたじわじわ来ますね。(影形)
○この家族に何があったのでしょうね?(タケウマ)
△意味が分かると怖い話(なかやまなな)
△薄っすらと怖いですね。パパとママが離婚しそうで、兄はそのことに気付いていて、無邪気な弟だけがそのことを知らず……みたいなシチュエーションかなと思いました。大人になってから見返しているのだと思うのですが、どんな気持ちで写真を手に取ったのか。また笑っているのが自分だけと気付いたとき、どんな気持ちになったのか。心配になるような句です。(玉虫)
20.轢いたネコは死にたがってたことにする(木曜何某)…12点
◎特選です。2回轢いたイメージ。自動車で1回轢いて、瀕死の猫をバックでとどめを刺したような。優しさで楽にするためにとどめを刺したのではなく、医者に連れて行くのが面倒で瞬時にバックにギアを入れたと思いました。(北大路京介)
◎これは体験に基づく句でしょう。車を運転中、ふいに路上に飛び込んでくる猫。本当は避けたいけれど、避けると自分が事故を起こしてしまう危険があったり、道幅が狭かったりして救うことができない命。生きることが尊いからこそ、救いようがない命の理由を求めてしまう。「ことにする」と結ぶことで猫の真意とは離れた作者のやるせない気持ちが滲んでいて、余韻が広がっていると思います。(飴屋潤)
○すごーく嫌な気分になりますね。「ろくでなし」のお題でなければ取らないと思います。でも、この世の闇の部分を表現するとこんな感じなのかなとも思います。(うぐいす)
○ちょっとやりきれない気がするけど、そう思わなければたまらないと思う気持ちならわからないこともない。(雪うさぎ)
○自分が運転する車の前に猫が飛び出してきたら、どうしようもないんですよね。「死にたがっていた」、そう思わなければ、どうしても、自分ばかり責めてしまってやっていけないんでしょう。(桃宙)
○化けて出られた日にゃ、耐えられません。怖い系俳句ですね。(圓哉)
○賛否のあった句でした。でもね、その結論の正否を問うのはどうなんだろう? 作者の結論はともかくとして、ろくでなしの一つの有り様として極北を示しているような気がして、いただきました。(タケウマ)
○「いいですね。この身勝手さ!ネコは死にたくなかったにちがいありません。自分の罪悪感を緩和するためだけに生命をこんな扱い。まごうことなきろくでなしです。今回の題の意味を正しく理解した投句といえましょう」(玉虫)
△次点句!!轢いた己が死にたがってたかも、なんて推測してしまう。不思議な句。(なかやまなな)
12.罵りの耐性できて昼酒(mekeke)…9点
◎文句なく真性ろくでなし(雪うさぎ)
◎開き直ったろくでなしは強いですよね。昼酒はうまいものです。(十月水名)
○これはこれから「ろくでなし」へと変貌を遂げるのだろう。その第一段階を切り取っているのだが「耐性」と言う言葉がややこなれてない印象。(前田獺太郎)
○飲んだくれのろくでなしは、こうでなくちゃね!(詠美)
○朝酒で散々言われたけど、もう昼酒のころにはなんでもないよ!(なかやまなな)
○昼から酒を飲むのが毎日ならそれはろくでなしでしょう(笑)。罵られても平気で飲み続けられる、それもまたろくでなし。(紫蝶)
○とりました。いいですね。この構成とリズム、まさに自由律って感じがします。そしてまさにろくでなしですね。ついに人目や罵声すらどこ吹く風で明るいうちから飲むようになってしまった。あとは病院までまっしぐら。(玉虫)
35.また人懐っこい目をゆるしてしまう(前田獺太郎)…8点
◎こういうろくでもない男に女って弱いもんなんですよね。そしてまた泣かされる…。あぁ…。(文月さな女)
◎特選で頂きました。いいですね。今回いかに自分がろくでなしであるかを詠む句が多い中、ろくでなしに愛の視線を注ぐ句はこちら一句のみ。そして自分でも大いに覚えのある光景だったため、非常にぐっときました。ろくでなしに限って可愛らしい笑顔だったりしますからね。あの笑顔に騙されて、早や幾年。これもまた人生ですよね。(玉虫)
○あーもう… まさに身につまされるとはこの事でして……ろくでなし同士の相互依存とでも言いますか。(詠美)
○こういう目には弱いです。(鎌ちゃん)
○どちらも悪気があってやっているわけではないのですが、なんだか後味の悪い想いを詠者だけがしてしまう。心地いい後味の悪さが残る良い句だと思います。(影形)
△ボクは許さないよ♪(タケウマ)
38.振り返らずに美人のままでさようなら(木曜何某)…6点
◎これは背景の物語が見えてくる句ですね。気合を入れて綺麗に別れたこの女性は、きっといい女になることでしょう。(雪兎)
○どちらの目線で見るかで読みが変わりますが、私は「美人」を見つけた人側で読みました。真実は知らない方がいいこともある、ということですね。(うぐいす)
○お互いに振り返らずにいることで救われる思いがあります。うちの近所に後ろ姿の美しい人がいますが、長い黒髪のおじさんでした。なんともいえぬ複雑な気持ちが忘れられません。本当に綺麗な黒髪で後ろ姿が美しいとその顔もさぞ美しかろうと勝手に期待してしまいますが、顔を見て見事に打ち砕かれました。ちょびひげ。どんなシャンプーを使ってどんなケアをすればああなるのか、今はそれが気になって仕方ありません。(mekeke)
○振り返らずに美人のままでさようなら
[選評] 通りがかりにチラ見した美人。もう一度見て美人ではなかったらガッカリなのでそのまま通り過ぎ、その第一印象だけを心に留めて満足しているちょっと情けない男の人…。かわいくもありますねぇ。(文月さな女)
○後ろ姿に見惚れて、顔も見たいと思うのは男の性ですが、ガッカリしたくないからむしろ後ろ姿だけに留めておきましょうという詠者の保険のかけかたのろくでなさは、なかなか群を抜いたものがありますね。(影形)
△振り返らないのは男の方なのか、それとも女の方なのか。ミステリアスではあるが視点がぼやけてしまった感も。(前田獺太郎)
△こちら、当日会場で非常に人気のあった句。いいですね。これは長く付き合ってきた恋人同士が別れる際、女の矜持で泣き顔を見せずに去ったものだ、とする説、いやこれは後姿が美しい女性が、ただ街で人をはっとさせたまま堂々と歩み去っていく景だとする説とで意見が分かれました。わたしは後者かなと思ったのですが、どちらなのでしょう。詠み人の自解を聞いてみたいです。(玉虫)
39.夏海や双子の姉の方が好き(影形)…6点
○双子って、同じようで違う、違うようで同じ、不思議なものです。姉を選んだ決定的なポイントって何だったんだろうなあ。蛇足ですが、私は双子の兄の方と付き合っていたことがあります。(うぐいす)
○これはあれですか?夏湖、夏海姉妹のあれですか?てことは夏湖ちゃんのほうが好きということですか?カンケイなかったらゴメン。(雪うさぎ)
○会場で双子論議を生んだ句♪ ボクは妹のほうが好きだなあ♪(タケウマ)
○顔は一緒の姉妹、それでも姉の方が好きというのは何が決め手だったのでしょうか。性格か、それともフィーリングかな?(雪兎)
◎妹ではなく姉を選ぶ趣味が何だか好きです。年上のお姉さんに思いを寄せている青年を思いながら読みました。そんなに親しくはないんだろうなあ。この双子は一卵性なのか二卵性なのか、私は一卵性の双子の姉妹を思い浮かべましたがどちらで考えてもぐっと胸を掴まれる思いがします。(mekeke)
△好きになると結構区別がつくようになるんですよ。私もFLIP-FLAPのゆうこちゃん(姉)のファンでした。(前田獺太郎)
△いいですね。これもう一句とれるとしたらとりました。昭和育ちの人間なので、どうしても昭和のラブコメを想起してしまいます。きまぐれオレンジ☆ロードとか。ふたりおにゃのこがいて、ほんとはこっちのが好き……って、実際にやったらクズですが、お話的には非常にぐっとくるシチュエーションですね。(玉虫)
49.面食いの和尚の右手なめくぢり(タケウマ)…6点
◎右手がナメクジみたいだということでしょうか。いいですね、和尚をナメクジに見立てたのがすばらしい。いい句。(木曜何某)
○なめくぢりにどうにも淫靡な雰囲気を感じてしまいます。和尚の手癖の悪さは既に皆が知っていることなのかもしれない。和尚の好みが気になります。好みの檀家からは布施はそんなにとらないんだろうな。むしろいろいろあげちゃうくらいの。ううん…煩悩渦巻く寺…潜入してみたい。(mekeke)
○これはイヤだ。なめくじり、っていう動詞、どっちかなと思うんですけど、ええとつまりこれは、面食いの和尚の右手をぞろーっと舐めてやったってことなのか、それとも、面食いの和尚の右手がなめくじのようにいやらしい手つきで這い回った、という意味なのか。どちらのせよ非常に湿った情景でイヤになりますね。強烈すぎて思わずとってしまいました。(玉虫)
16.青嵐や男児まっすぐ放尿す(梶原由紀)…5点
◎何たってこの清々しさ。子供の頃、立ちションに憧れて何度も練習しました。ああ、こんなふうにまっすぐ飛ばしてみたかった。いたって健全健康な男児。このまま成長してほしいものです。(うぐいす)
◎文句なしの特選です♪ 青嵐に挑むかのように放尿する青年男子。ああ、若さっていいなあ♪ 「青嵐や」と切れ字で切っているので、どんどこ放出される尿を青嵐に見立てたという読みも可能ですが、ボクはやはり、強風に負けない勢いある姿を見てみたいですね。類想があるのではとの意見もあったけど、この突き抜けた勢いは唯一無二なんじゃないかなあ♪ ちなみに、二次会で風牙さんもご指摘されていたけど、俳句の季語としては「青嵐(せいらん)」はあまり使わないんですね。「青嵐(あおあらし)」でよかったんじゃないかな。(タケウマ)
○確かに類句・類想句がありそうですが、仲夏の強めの風にも負けない放尿に無邪気さと健康さを感じます。清涼感を感じる句です。(飴屋潤)
△句会当日非常に話題になった句。皆とてもよいと。同時に「青嵐(せいらん)」という季語が気になるという意見が多数でした。あおあらしと読ませた方がいいのではないかと。わたくしは個人的に「青嵐(せいらん)」という季語が好きなので、このままでよいと思う。このように一語を徹底的に吟味するのは俳句の面白味と思います。考える機会をくれた句ということで、非常に印象に残っている良句です。(玉虫)
10.薔薇園に閉じ込められたのはどちら(うぐいす)…5点
○薔薇園は、恋かなと思いました。(jirotyo)
○ふたりとも閉じ込められているのに、それでも「どちら」と問答してしまう面白さ!(なかやまなな)
○怖い系俳句が今回は気になりました。(圓哉)
○謎めいていて面白い句です。どことなく不吉な物語の始まりを感じさせますが、ある種の美しさに彩られたものであることは間違いないでしょう。(雪兎)
△いろいろ想像するのが楽しい句ですよね♪ 薔薇園に閉じ込められるとどうなっちゃうのでしょう? でも、どちら?と聞いているのですから、ぱっと見ではわからないのですよね… なにが起こったのか…(タケウマ)
△いいですね。一瞬自由律かと思ったのですが、よく見ると有季定型でもある。おとぎ話の恋物語みたいな雰囲気が好き。薔薇の垣根がずっと続く迷宮を想起しました。(玉虫)
24.返ってくる気で投げて待ってた(mekeke)…5点
◎悲しい…でも、分かり過ぎる位分かります。一人芝居あるある。(詠美)
△十代の頃のシンプルな世界観を信じていた自分を思い出させるような。甘酸っぱいです。(前田獺太郎)
○あまりにも簡素過ぎる??と最後まで悩みました。でもやはりとりたくて選ばせていただきました。自分ごとで言えば"返さないと思っているだろう球を全力で打ち返して"しまうタイプなので凄く寂しい状況に呼ばれました。(琳譜)
△これは愛の言葉かな、と思って読みました。恋する相手への告白にせよ、身近な家族への呼びかけにせよ、返してもらえなかったか……うん、でも、愛は伝えた方がいい。めげずに伝え続けましょう。わたくしもそうします。(玉虫)
31.客引きの背の大汗と行く奈落(タケウマ)…5点
◎単なる風俗店探訪じゃない、怖さを感じてしまいます。どこに連れていかれるのか、不安が増大していきます。怖い俳句ですね。(圓哉)
○客引きに声かけられて、酔った勢いで付いていく。目の前の男の背中に付いていくと、気付けば人通りのない路地に誘わてしまう。どこに連れて行かれるか、なんだか恐ろしい気持ちになってきます。ま、「奈落」でしょうね。(飴屋潤)
○奈落とわかっているのに客引きの男の背中にふらふらと付いて行ってしまう男。なにやってるんだと小突いてやりたくなるろくでなしですね´д` ;(文月さな女)
△貴重な新宿感。汗して働く客引きと騙されるリスクを百も承知でついていく客。「勤勉なクリミナル」という歌の文句を思いだした。(前田獺太郎)
△これはアレかな、風俗とかの呼び込みについていっちゃう的な光景ですね。B1とかの店っぽいですね、地下の店舗。熱いので呼び込みの背中が汗でぐっしょり濡れていて。でも風俗遊び程度じゃ奈落って程でもないか。これは何の客引きなのか。実に気になるところです。(玉虫)
43.面食いと笑ってやった男の妻はわたくし(うぐいす)…5点
○屑句会らしからぬ微笑ましい句ですが、無い物ねだり故惹かれました。(詠美)
○「わたくし」としたところが面白いですね。得意げで満面の笑みが目に浮かぶ楽しい句です。時がたてば顔よりもそれ以外の部分(性格とか、他のフェチとか)に魅力を感じていくものだと思いますが、やはり面食いだから「わたくし」を選んだんでしょとしたい女性の素直な気持ちが表れているようです。(飴屋潤)
○この妻は本当に美人なのか、それともそんなに綺麗ではないのか・・・おそらく後者だと思います。妻の過剰なまでの自信に可笑しみがあって良いです。(紫蝶)
△面食い野郎の妻は! わたくし! と、いうことは、わたしは美しい!! ってことですね。いいですね。このような自画自賛が嫌いな人もいらっしゃいますが、わたくしは好きです。きっと仲のよいご夫婦なのでしょう。「わたくし」なのもいいですね。ちょっとしょってる感じ。(玉虫)
05.溶けた歯を吸い合う夜の螢かな(タケウマ)…4点
○それぞれにいろいろあった二人、傷をなめ合うが如き刹那的な愛の形が見える。(前田獺太郎)
○意味をあまりうまく取れなかったのですが、とても気になる句だったのでとらせていただきました。溶けた歯。(木曜何某)
○高齢なのか。相手の顔、はっきり見えてなくて、相手は美男美女だと互い思い込んでてほしい。(なかやまなな)
△これは薄幸そうですね。蛍は本物の蛍ではなく、屋外で吸う煙草だったり、はたまたすぐ死ぬものの例えであるような気がします。新宿の汚い路地裏のジャンキーカップルのイメージ。「歯を吸い合う」が非常に気持ち悪くて印象に残ります。(玉虫)
08.空が青いろくでなし(琳譜)…4点
◎やることもやらずただひたすら散歩をして、ふと空を見上げ、自分を振り返るような。
自分がろくでなしであることを認識したものの、それをどうこう言い訳しない潔さが良いですね。(影形)
○ややダークな印象があるろくでなしですが、青空の下にも生息しています。四六時中ろくでなしなのでしょうか。(十月水名)
○とりました。ちょっと投げっぱなしで説明不足にも感じますが、世界観が好きだな。これは空が青い/ろくでなしと切れるのかなと思いました。ものすごくいいお天気のある日、青い空を見ながらイラァッと思い出し怒りする。そして独り言で思わずろくでなし、と呟く。そういうことかなと思いました。こちらも詠み人の自解を聞いてみたい。(玉虫)
△越路吹雪!!(なかやまなな)
△どこで切るかを考えると楽しいです♪ ボクは「空が」「青いろくでなし」と読みました。「青いろくでなし」って、なんかいいよね♪(タケウマ)
09.ジャングルジムと十回言わせる大人(十月水名)…4点
○どこかエロさを感じるのは僕だけでしょうか。意味の分かっていない子供に卑猥な言葉を言わせていると感じたのは僕だけでしょうか。(木曜何某)
○これはね、ジャングルジムと10回言ってみるとさらに面白くなります♪ もうそれだけで面白いので、最後の「大人」はなくてもよかったかもしれませんね。(タケウマ)
○取ったんですがやな大人だなぁと。ジャングルジムで遊ぶ子供の邪魔をしてるんでしょうね。(雪兎)
△見た瞬間ふっと笑ってしまった句。面白い。こういうことを子供にさせて、一体何がしたいのか。真剣な眼差しでジャングルジムと唱え続ける少年が目に浮かんで、気の毒に思いました。(玉虫)
13.気になる子もムカつく奴も左利き(木曜何某)…4点
○麻丘めぐみの『わたしの彼は左きき』を思い出しました。ムカつく奴も気にはなってるのかもしれませんね。(北大路京介)
○気になる子とムカつく子の関係が、気になるのでしょうか。その二人が左利きで、共通点があるところが羨ましいという気持ち。左利きの人なんてなかなか居ませんから。(桃宙)
○本人はむかついても、周りは笑っちゃうほんわかさせる佳句です。(圓哉)
○左利き用の特殊な道具を、好きな子と嫌いな奴が貸し借りしているのを気になってそうです。(雪兎)
△ボクも左利きです♪(タケウマ)
△いいですね。ほのかな嫉妬が感じられる。左利きって少数の選ばれたひとって感じがしますよね。アーティストタイプとかよく言われているし。で、好きな子と嫌いな奴が同じ特性を持っている、と。だからってどうということもないのですが、ほのかに気に入らない。こういう微妙な感情を的確に捉えた句で非常に面白いです。(玉虫)
46.面食いの部屋に首のない地蔵(北大路京介)…4点
○お地蔵さんの面まで食べてしまった?(鎌ちゃん)
○不気味な句ですね。ナルシストの部屋にあるのなら、まだ分かるのですが…(十月水名)
○そこに据える美しい首を探しているのかも。そう考えるとこれからの季節にぴったりな一句でもあるように思えます。美しい首を探して彷徨う男、もしくは女。同じ題で違う角度からの句も見てみたいと思いました。(mekeke)
○とりました。呪術的な雰囲気に惹かれました。面食いの、部屋に! 顔のない地蔵ですよ?? いったい何がしたいんだこの面食いは。このように考えると、面食いというのはもはや呪いなのだということがよく分かります。何と業深い。共に面食い道を邁進してまいりましょう!!(玉虫)
△おもしろい♪(タケウマ)
01.朝起きてすぐ細川ふみえを検索(藤井雪兎)…3点
○作中主体にとって、朝のスタートは元グラビアアイドルを検索することである。
夢に出てきたかは定かではないが、朝から煩悩に支配されている姿が面白い。また、検索対象が10代20代の売出し中のアイドルとは違い、テレビであまり見かけなくなった「細川ふみえ」である点も秀逸である。(梶原由紀)
○懐かしくて、微妙にエロくて、不幸オーラが出ていて、句にするのには最適な人物だと思います。(桃宙)
○いいですね。何しろ細川ふみえがいいです。薄幸そうでインパクトがあります。ここは壇蜜じゃダメです。(玉虫)
△採りはぐりました♭ というか、人気句になるだろうから、ボクが採らなくてもいいよねと思ったりしていました。「細川ふみえ」が絶妙なんだけど、なんかね、面白過ぎる気もしたのね♪(タケウマ)
04.アル中もシャブ中もハッピー夏祭(詠美)…3点
◎倫理観や法的なことはさておき、とても楽しそうな情景だ。ハッピーの響きの能天気さが、句の情景によく合っている。「アル中」「シャブ中」のポップな響きも、カラッとしてよい。彼らは年中いると思われるが、夏祭の暑くてテンションの高い状況下において最もろくでなし感を発揮するのではなかろうか。(梶原由紀)
○とりました。いいですね。みんなハッピーならそれはよかった。きっとボロボロの歯を剥き出して甲高い声で笑って楽しんでいるのでしょう。毎日お祭りだといいのに。ほのぼのとした世界です。(玉虫)
34.家族よりもビジネスが大切で星きれい(鈴木桃宙)…3点
◎企業戦士の悲哀がにじみ出ていますね。(鎌ちゃん)
○これも成功者系ろくでなしですね。普通のサラリーマンの様な仕事と家庭の両天秤でなく、ビジネスのためなら身内も売り飛ばす位の勢いの。「星きれい」のすこしとってつけた感が残念。(前田獺太郎)
△これはさみしい。一日の仕事を終えての帰り道かな。きっとこの句の中の人物も、最初は家族を幸せにするために仕事に精を出していたにちがいありません。それが、いつの間にか、家族を顧みない者という烙印を押されてしまい……いつか分かり合えますように、と、手に汗を握るしか術のないわたくしでございます。(玉虫)
03.きっぱりといい嫁キャンペーン終了しました(小笠原玉虫)…2点
○"きっぱりと"が良いですね。旦那か義理の親かに腹を立てて堪忍袋の緒が切れた感じがします。きっと姑でしょうね。いい嫁を演じるのも限界がありますよね。キャンペーン終了までおつかれさまでした。(北大路京介)
○いいですね♪ 自分に正直なお嫁さんですね♪ これから本当の姿で展開される嫁の言動に目が離せません♪(タケウマ)
△延長なしです!きっぱり(なかやまなな)
△わたくしの句です。ええ、やめました。何と言われようとも二度と戻る気はありません。(玉虫)
11.人の住めない土地に季節流れている(北大路京介)…2点
◎読んでそのままですよね。すっと伝わる簡素に纏まった言葉に風の音がしました。(琳譜)
△原発句かなと思いました。数年前に立ち入り禁止区域の里山の風景が、写真に撮られて非常に話題になったことがありましたよね。いつものような穏やかな秋に見えるのに、人が立ち入れないくらいに放射能で汚染されている、という。わたくしも高濃度汚染区といわれる土地に住んでいるため、看過出来ない問題であります。わたくしも反原発の声、上げ続けていこうと決意を新たにしました。(玉虫)
19.特にしゃべることもなく猫とふたりきり(前田獺太郎)…2点
○猫ってお話したら喜びますよね。でも何か適当な言葉を発する事より撫ぜることで時間を過ごしたい時もある。だけど一人じゃない時間。そして「きり」な時間。説明の上手く出来ない時間がここに詠まれていました。 (琳譜)
○今Twitterでよくラーメンズの片桐仁さんが裸で犬抱いてる写真がアップされていて。なんかそれを思い出して、シュールだなーと。(なかやまなな)
△いいですね。しあわせの瞬間と思います。一緒にいるだけで満たされる時間。末永く続きますように。(玉虫)
26.このあと会いたいと隣の彼に送信(梶原由紀)…2点
○合コンとかの風景かなあ。軽い恋だとは思う。(jirotyo)
○さて、隣の彼はどのように答えるのでしょうか。同じようにメールか、それとも皆が見てる前でいきなり抱き寄せるのか…(雪兎)
△あ~、ろくでなしですね~♪ 成功を祈ります♪(タケウマ)
△いいですね。これはろくでなしなんかじゃありません。次の行動に出ることの出来た勇気ある女性ということが出来ましょう。わたくしは「抜け駆けしたー!」と泣く女性よりも、こういう女性の方が好きです。二次会は是非ふたりだけで!!(玉虫)
50.黴の宿面食いたちの逃避行(紫蝶)…2点
○面食いたちをカップルと読んでもいいんだけど、ボクは面食いの団体さんがツアーを組んで逃避行をしていると読みました。なにから逃げているのか、なんで集団で逃げるのか全然わからないんだけど、逃げ落ちた先が黴の匂いのしょぼい宿ってところがなんともツボにないってしまいました。みんな、ちんまりしながら面食いである悲しみを見つめているんじゃないかな~♪(タケウマ)
○とりました。いいですね。自称美男美女の不倫逃避行のイメージ。黴くさぁい宿に泊まって何て美しいわたしたちってやってるんでしょう。本人たちは幸せそうですが、じわりと恐怖を覚えます。地縛霊のいる恐ろしい部屋に泊まっていそう。読み手の想像を掻き立てる面白い句であります。(玉虫)
51.目出し帽ならもっと好き(十月水名)…2点
◎そういえば、元カレが、バイクに乗るとき目出し帽を被っていたなあ(笑)。確かに、あれで見つめられたらドキドキ…というかギョッとするかも。そのままでも、素敵な人なのでしょうけど、「目出し帽」ってところが、ものすごくマニアックだと思います。(桃宙)
△屑句会名物、変態句ですね。変態感を追求するなら「レッドドラゴン」のパケ写のような口元だけ出したタイツ的な方が好きです。(前田獺太郎)
△なんで、とらなかったのかな~♪ いまになってジワジワ来てます♪(タケウマ)
△Slipknotのヴォーカル、コリー(=なかなかイケメン)が大好きなわたくしですが、ストーンサワー時の彼はそう好きでもない。つまり、わたくしはコリーの素顔よりもお面を愛しているわけです。なので、この句が言わんとしていること、分かる気がするのです。目出し帽は防寒具であり仮面ではありませんが、仮面のパラドックスとは何ぞや、と問われた気が致しました。深い句です。(玉虫)
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